2016年も最終週に突入![]()
10月初旬から苦しんできた気管支炎は、完治とは言えないものの、
95%はよくなり、日常生活をふつうに送れるようになった(^^♪
長かった~![]()
そして、先週末は、クリスマスということで、
ひとり黙々と、
(鶏ではなく)七面鳥を食べ、ワインをしたたか飲んだ![]()
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七面鳥は、スモークし、塩味をつけたもので、
肉の美味しさをストレートに感じることができ、
大いに満喫
↓大きいでしょ
(笑)
2016年は、思えば激動の年だった。
英国のEU離脱に始まり、
米国でドナルド・トランプが次期大統領に選出されるなど、
「非連続・現状否定」型の環境変化が、続けざまに発生した。
また、南シナ海問題をめぐり、ハーグの仲裁裁判所の判決に対して、
中国が「従う意思のないこと」を明言し、国際法による秩序を無視する意向を
明確化した。
北朝鮮は、”恒例行事”と化したミサイル発射を繰り返し、
しかも、そのたびに、性能を向上させ、日本どころか、近々、米国本土にまで
核弾頭を飛ばすことが可能になりそうな勢いだ。
そうした中での先般の日露首脳会談は、戦略的には一定の意義のある会談だったと言えるだろう。
外務省の担当局長が、ロシア側に対して、「歯舞・色丹の2島が日本に返還されたら、在日米軍が基地化する可能性がある」旨、事前に明言したことも影響して、4島返還はもとより、2島返還すら、ほとんど半永久的に期待できない状況になってしまったのは事実だ。
しかし、その一方で、尖閣や沖縄に対して侵略的意図を露わにする中国の軍事的脅威に対して、経済協力をテコに、日露間が連携することは、そうした中国を牽制し、抑え込むことに繋がり得る。
その点においては、評価できる会談だったと思う。
国内的には、5年ぶりに出生数が増加に転じたようだ。
国民の4人に1人が高齢者という「超高齢社会」なので、人口の「自然減」(死亡による人口減)は、当分の間、高い数値で推移するのは致し方ない。
問題は、人口の「自然増」(出生による人口増)をどう確保するかだ。
政府や、各地方自治体、あるいは、個々の企業の努力もあって、
とにもかくにも、5年ぶりに出生数が減少から増加へと転じたのは好ましいことだ。
しかし、それを今後、拡大していくには、どうしたって、
日本経済全体が、高い水準での「成長軌道」に乗らないと、いけない。
ところが、それが、全然出来ていない。
次々に打ち出す「成長戦略」が、ことごとく不発に終わっているようにしか見えないのは
私だけだろうか?
これでは、人口の「自然増」は拡大しない。
とはいえ、発展途上国ならいざ知らず、「成熟化」した資本主義国家において、
高い経済成長など、そもそも望むべくもないのだから、致し方のない面はあるのかもしれない。
そうなると、残された手段は、人口の「社会増」(他国などからの移民受け入れによる人口増)を促進することしかない。
「自然増」-「自然減」がプラスになれば、日本全体としては、総人口の増大になるが、
逆に、マイナスになれば、総人口の減少になり、それが今の日本の姿だ。
「自然増」の伸びが微弱で、今後も総人口が減少し続けるのなら、「社会増」を拡大することで、人口減少を止めるしかないということだ。
しかし、フランスやドイツのように、移民を積極的に受け入れることが、果たして日本に可能なのだろうか?
毎年、100万人単位で受け入れない限り、現在の総人口は維持不能とされるが、
しかし、そんなことになれば、パリやベルリンで発生したような大規模テロが、東京などでも、日常的に発生するリスクが急激に高まるだろうし、社会不安は高まることだろう。
日本国民はそれに耐えられるだろうか?
それに、「安い労働力」の大量移入により、日本人失業者が社会にあふれ、
かつ、職のある人たちも平均賃金の低下で、より貧困化する恐れがある。
経済成長は期待薄で、しかし、大量の移民受け入れも国民感情的に無理
ということになれば、総人口の減少と、国内市場の縮小はさらに加速化するに違いない。
2017年は、一体どういう一年になるのだろうか?
あまり明るい材料はないものの、
今年、世界的に始まった「変革」の波が、より大きなうねりとなって、
日本にも押し寄せることは、疑いようもない事実であり、
来年は、それを注意深く観察し、
的確に対応することが求められそうだ。

