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文筆家hideの徒然ブログ

文筆家、そして経営学の大学教員として活動するhideが、日々の雑感を徒然なるままに綴る。
日々の取材のこと、出会った人々、世相・ライフスタイル、音楽、美術、読書、歴史、旅、そしてグルメなど。

先週末の29日(土曜)は、誕生日だったので、

「ハッピーバースデー・トゥー・ミー」

ということで(笑)、

珍しく松坂牛を買ってきて、すき焼きを作り、

ワインを、フルボトル1本飲み切ってしまった照れ!!赤ワイン赤ワイン赤ワインクラッカークラッカー

 

今年に入り1~4月は、大学の教育業務が中心で、

あとは、某大手企業の社史編纂業務に従事するなど、

取材活動はあまりしていなかった。

 

しかし、明日から、また本格的に取材活動に復帰する。

今週は1本、

来週は2本、

再来週は1本・・・など、

これからは当分、毎週続く合格

 

私にとっては、取材執筆と教育活動は、飛行機の両翼のようなものであって、

取材執筆がほとんどない1~4月は、「片肺飛行」みたいな感じで、

調子がでないこと夥しいものがあったゲッソリダウンダウン

でも、これで、ようやく調子が出てきたチョキ

きょうも、明日の取材の準備に追われ、取材先に関するリサーチや質問項目つくりに没頭していた。

やはり、各分野のトップランナーの方々にお逢いして、直接、お話を伺うというのは、

実に楽しいものだドキドキ

 

 

ところで、今季のカツオは、「例年の比ではないくらい美味しい」ともっぱらの評判だ。

ところが、深刻な不漁のため、値が高く、売れ行きは芳しくないらしいガーン

実にもったいない話だと思う。

私は、そんな世間の状況など知らず、

「うまい、うまい」と、憑りつかれたように、

カツオの刺身を食べまくっていたのだが(笑)・・・

高いと言っても、「タイムサービス」時に買ったり、

「広告の品」になっている日に買うなど、

一定の工夫をすれば、リーズナブルに買うことは可能だ。

明日の取材の帰りに、またクイーンズ伊勢丹に寄って

「カツオの刺身」を探してみようかな口笛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィギュアスケートの浅田真央選手(26)がついに引退した。

 

足かけ13年ほど応援してきた身として、

とうとう来るべき時が来たと、

万感胸に迫るものがある。

 

思えば、彼女は、「こだわりの名職人」のような人だった。

”勝利”にコミットすること以上に、”自分のこだわり”を大切にする人だったと思う。

その”こだわり”の最たるものが、「トリプルアクセル」。

2010年から彼女を指導してきた佐藤信夫コーチも、

「彼女が、トリプルアクセルにこだわらなければ、もっと多くの金メダルが獲れた」

と、本日、テレビ取材に応えて語っていたが、それは多くの人が認めるところだ。

 

2005年12月に15歳で「グランプリ・ファイナル」に優勝して世界のトップスケーターになってから、

2017年4月現在に至るまでの、彼女の戦績を見ても、それは明らかだ。

五輪優勝なし、(毎年開催される)世界選手権優勝3回・・・

彼女の並外れた実力と名声に比し、少ないことは否めない。

 

五輪優勝が唯一期待された2010年バンクーバー五輪の直前、

私は、下記のブログ記事を書き、成功率の低いトリプルアクセル依存のプログラムのままでは

五輪は赤信号であると明言し、結果はその通りになってしまった。

              ↓

http://ameblo.jp/0429hide/entry-10444536230.html

 

その後、彼女のコーチに就任した佐藤信夫さんは、

そうした彼女の”頑固さ”を直そうと努力し、

「リスキー過ぎるトリプルアクセルを飛ぶのはやめて、勝てる試合で確実に勝つよう」、

再三再四説得したようだが、結局、それは無理だった。

 

彼女にとって、”トリプルアクセルあってこその浅田真央”

という強烈な自負があり、

アイデンティティそのものになっていたのだろう。

 

目先の成果(結果)よりも、自分のこだわり・信念を、より大切にする姿勢は、

言うなれば、”頑固な名職人”だ。

 

そうした自分の信念を曲げて、たとえ、それで勝利したとしても、彼女には”悔い”が残ったのだろうし、逆に、そうした信念を曲げずに今までやってきたからこそ、思うような勝利が得られなかったとしても、清々しい達成感をもって、現役を退くことができるのだろう。

 

人の生き方として、

たいへん意味深いものがある。

先日、世界選手権連覇を達成したメドベジェワをはじめとするロシアの若手選手たちはもとより、現在の世界のトップ選手たちの多くが、浅田真央さんに憧れてフィギュア選手を志し、常に彼女を目標に努力を重ねてきた。まさに、人生の目標であり、リスペクトの対象であった。

浅田真央さんが、ただ強いだけで、勝つためには手段を選ばないような選手だったら、いくら五輪やその他の大会で大記録を樹立したとしても、決して、今のような”リスペクトの対象”にはならなかったろう。

彼女の”生き方”、アスリートとしての”在り方”が世界の人びとの心を打ったのだと私は思う。

 

彼女の”第二の人生”に幸多からんことを!!!

 

 

 

最近は、「氷下魚」を読めない人が多いそうだガーンあせる

 

タラの一種で、冬の北海道では定番の酒の肴であり、「こまい」と読む。

 

氷を割って、漁獲するため、この字が充てられている照れ

 

一夜干しにしたものを炙って食べると、実に美味しい!!

 

独特の甘味があって、お酒はもとより、ご飯も進む。

 

という訳で、カルシウム不足で(はてなマーク)、最近、イライラすることも多かったので、

ジャーン!! ↓

マヨネーズ&七味唐辛子をつけるのが特に美味しい。

 

↓ついでに、九州の地鶏で竜田揚げも作ったドキドキ

 

氷下魚を読めない人が多くなったと言ったが、

実は、それはまだ良い方で、

近年の大学生には、分数の足し算・引き算ができない子が少なくないようだポーンDASH!

 

今まさに、入学式シーズンだが、

入学直前の2~3か月間は、多くの大学において「入学前準備教育」が実施されている。

私も、今季、いくつかの大学の新入学生の指導に当たったが、

理数系担当の教職員の話では、

全国的に名の通っている大学であっても、

分数の足し算・引き算から教えなければならないのが実情だという。

 

私の大学受験当時、NHKの番組でニューヨークの大学の授業風景が出てきて、

分数の足し算・引き算を教えているのを見て、

「アメリカの教育レベルって、こんな程度はてなマーク」と、

愕然としたものだが、今や、それが日本でも常態化してしまっている。

「学力の低下」も、とうとう、ここまで来てしまったかという感じゲッソリダウン

 

バブル期以降、産業界からの要請により、

「偏差値秀才など、世の中に出たら何の役にも立たない」ということで、

部活動や社会活動で顕著な実績を残した子たちを積極的に入学させるようになったのは、

非常に良い傾向ではあった。

実際、90年代に、私自身、ある大学で、

そうした学生ばかりを集めたゼミの指導に当たったことがあるが、

彼ら・彼女らは、卒業後、目覚ましい活躍を見せている。

交流のあった学生が、今や中間管理職として抜群の仕事ぶりを見せ、

全国紙や経済誌に取材記事が出ているのを見たりするのは、本当にうれしい音譜

 

ただ、どんな物事も、良いことばかりではないようで、

上記のような状況は、

他方において「勉強なんて、する必要がない」

という意識を、

日本の多くの小中高生に抱かせてしまったようだ。

少子化(=受験生の激減)で、各大学への入学がどんどん容易になっていることも、

それに拍車をかけている。

 

その結果が、今、「分数の足し算・引き算すらできない大学生」を

多数生み出している。

やがて、九九やひらがなを教えないといけない時代も来るのだろうか!?

こんなことで、これからの日本は、大丈夫なのか、心配であるヽ(;´Д`)ノ

 

 

 

早いDASH!DASH!

もう4月だなんてゲッソリあせる

年齢を重ね人生に残された時間が少なくなっているから早く感じるのか、

不完全燃焼感が強く無駄に時間を過ごしているように感じるからなのかガーン

いずれにしても、あまりに早いというのが実感。。。

 

牡蠣のシーズンも終盤ということで、

大粒の広島牡蠣を買ってきて、‟今季最後”のつもりでカキフライを作るニコニコ音譜

 

いつものようにレア気味に揚げているので、

噛んだ瞬間に、熱々の牡蠣汁がジュワッと口いっぱいに広がり、幸福感に包まれるドキドキ

 

小田急百貨店新宿店では、沖縄あぐ~豚のバラしゃぶしゃぶ用を購入したので、

「あぐ~豚のしゃぶしゃぶ香味ソースかけ」を作ってみた。

ポイントは、日本酒をたっぷり入れたお湯で、あご出汁(トビウオの出汁)をとって、

そこに、あぐ~豚をくぐらせたことクラッカークラッカー

そして、仕上げに大葉を散らして、ハイ出来上がり!!

 

当然、美味しいわけだけれども、それ以上に極上だったものがある。

それは、あぐ~豚をくぐらせた旨味たっぷりの「だし汁」で軽く煮た白菜だチョキ

日本酒・あご出汁・あぐ~豚の風味を吸い込んだ白菜はもう絶品で、これぞ主役合格アップアップ

ポン酢と麻辣胡椒でいただいたドキドキ

 

今、ちょうど、フィギュアスケートの世界選手権が開かれているニヤニヤ

来年のピョンチャン五輪の「枠取り」(=出場者数の枠取り)がかかる重要な大会だが、

女子シングルは、ついに3枠から2枠へと転落したことが大きなニュースになっていた。

つまり、2人しか出場できなくなったということだショボーンあせる

三原舞衣さん(17歳)5位、樋口新葉さん(16歳)11位で合計16位ということで、「3枠を得るために必要な‟合計13位以内”」を実現できなかったためだ。

今の日本女子フィギュア陣に、五輪で優勝を狙える選手が3人以上いるのに2人しか出場できないのであれば、もちろん大問題だけれども、

今回連覇を達成したロシアのメドベージェワのように233点を叩き出せるレベルの選手は、日本には1人もいないし、それは来シーズンも変わらないだろう。

往年の浅田真央さんだって、絶頂期に210~220点レベルだった訳で、233点には遠く及ばない。今の世界女子フィギュア界はそこまで進化してしまっている。

そういう意味では、来季、ジュニアからシニアにシフトしてくる本田真凛選手(15歳)ら有望株を含め、若い選手たちがその2枠に入るために、意識を高め、切磋琢磨し力を伸ばす良い機会になるのではないかと私は考えるニコニコ

 

ところで、ふと思い出したのだけれども、

先日、秋田県で、北朝鮮からの弾道ミサイル攻撃に備えた避難訓練が行われたというニュースが、ひっそりと流れていた。

自然災害ではなく他国からの軍事攻撃を想定した避難訓練が行われたのは”戦後初”であり、日本をめぐる安全保障環境が、かつてない厳しい状況になっていることを示す驚きべきニュースである。

それよりも少し前、トランプ政権は、オバマ時代の「戦略的忍耐」を捨て、北朝鮮に対する軍事攻撃の可能性検討に入ったことも、ひっそりと報道された。

ステルス爆撃機などによる先制空襲で弾道ミサイルの発射拠点を潰すとのことだが、北朝鮮の弾道ミサイルは可動式で神出鬼没なので、全部を潰すことは事実上不可能の模様だ。

破壊を免れた弾道ミサイルは、当然、日本国内の在日米軍基地攻撃へと向けられるだろうから、日本国内でもかなりの物的・人的被害が出ると予想される。

秋田県の避難訓練は、それを想定したものだ。

それなのに、日本の国会は、連日、「森友・森友・森友・森友・・・」だ。

なんと呑気な国なのだろうポーンむかっむかっ

国民の生命より大事な問題なのだろうか!?

もう、こうなったら、いつ爆死を遂げても良いように、

今のうちに、好物をたくさん食べておこうかな(笑)

自分にできることは、それくらいだえーん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東日本大震災から今日で6年。。。

 

きょうは、ご招待をいただき、浜離宮朝日ホールで、

ピアニスト浦山純子さんのリサイタルを聴いてきた。

福島県郡山市に生まれ、宮城県仙台市で育った彼女は、

東日本大震災で、ご実家が被災した。

 

そんな彼女にとって、3月11日は特別な日だ。

毎年、この時期に、リサイタルを開いている。

きょうも、プログラム前半が終了したのが、ちょうど午後2時46分。

そう! 震災発生時刻だ。

それに合わせて会場の全員が起立し、黙とうを捧げた。

彼女と私のご縁は、

2009年の2月に、

ITMEDIAビジネスオンラインに下記URLの取材記事を書かせてもらったことが

唯一すべてである。http://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/0902/06/news003.html

 

たった1回の取材だけで、以来、まったく顔を合わせる機会もないのに、

こうして、ご招待くださるというのは、文筆家冥利に尽きるというか、

ほんとうにありがたいことだ。

 

プログラムは、ショパンとラフマニノフ。

彼女は、桐朋学園大学の音楽学部ピアノ科を卒業後、

ポーランドのワルシャワ音楽院に学び、

ショパンをレパートリーの中軸に据えて、長年、ヨーロッパで活躍してきた人だ。

 

彼女は、まさに、ポーランドのショパン演奏の正統的継承者の数少ない一人と称してよいだろう。

特に今回、それを強く感じた。

2009年2月の取材記事執筆時は、

彼女の魂の漂泊を感じさせる、言いようのない寂寥感に強い特徴があったけれども、

今では、より客観的に楽曲を捉え、より大きな視点から、解釈し表現するようになったと私は思う。

練達のテクニックと、粒立ちの良い煌めくような美音は、相変わらずだけれども、

音に漲る気品、

春の陽射しを感じさせる暖かな表現、

そして、構えの大きい堂々たる造形が、

彼女の円熟を実感させる。

 

ショパンの「舟歌嬰へ長調」に続いて奏された2曲目は

「子守歌変ニ長調」。

これが特に、絶品だった。

浦山さんの左手(伴奏)が紡ぎ出す揺蕩(たゆた)うような表情の何という素晴らしさ!!

水面で反射し、キラキラときらめく春の陽光に包まれながら、

昼下がり、海原で小舟が揺れているような、

そんな風情を感じさせる

”独特の呼吸感”ビックリマーク

こんなに良い曲だったのか。

彼女の卓越した演奏で、初めて楽曲の真価に触れる。

 

「3つのマズルカ作品59」を間に挟んで、プログラム前半の最後に演奏されたのは、

かの有名な「幻想ポロネーズ」だ。

 

これも凄かったメラメラ

特に「間(ま)」が。。。

8年前の取材記事(上記URL)にも書いたけれども、間の感覚の絶妙さは、

彼女の飛び抜けた才能のひとつだと私は感じている。

 

音が出ていないのに、音が出ている時と同等以上の緊張感が漲り、

かつ、ある意味、音が出ている時以上に雄弁ですらある。

音が出ていないのに、それが雄弁な表現になる・・・というのは、

なかなかできないことだ。

 

呆気に取られているうちに、前半終了ポーン

 

プログラム後半は、浦山さんの‟音楽仲間”である

ヴァイオリンの川田知子さんと、

チェロの山本裕康さん(浦山さんの桐朋での先輩)が加わり、

ラフマニノフの作品群を披露した。

特に、ピアノ三重奏曲第1番は息の合った見事な演奏で、

終始、浦山さんが音楽をリードし続けたのが印象的照れ

 

アンコールは、ショパンの夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)と、

「華麗なる大円舞曲(ワルツ第1番)」。

プログラム前半と比べ、リラックスしたのか、

浦山さんらしい、肩の力の抜けた、

そして、極めて雄弁な、時に奔放な演奏を展開。

特に、「華麗なる大円舞曲」は圧巻だった!!

 

2011年3月11日の記憶を、

絶対に風化させてはいけない

という強い決意を胸に音楽活動に邁進する浦山さん。

これから先、いったいどんな素晴らしい演奏を聴かせてくれるのだろうか。

楽しみだ音譜