股関節症・⓭ー1骨切り術(自骨手術)の選択について・メリデメも含めて考察 | 変形性股関節症患者のためのノーサイド主催情報交換広場

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①病気そのものの情報②社会福祉制度、社会保険制度③障害年金④障害者就職情報⑤民間保険制度⑥政治家の揶揄、社会への提言などについて語ります。とりわけ③については受給に向けてアシストすることを私のライフワークと位置付けて積極的に行います。

4月に「病院選び」の記事を記した際に「独り言」を寄せていただいた方がおられて紹介をしましたメモメモメモ

 

その後コメント欄にいただいた相談を受けて「骨切り術」についてお返事をするとともに「メリデメ」も含めて考察いたします

 

(Mさん)

 

・40歳台中盤です

・骨切り術について色々知りたい

・病院を探しているが「骨切り術」は「40歳以下が対象」と

 いうことがありそうで不安

・全国の手術実績を見ても人工股関節と比較してとても少なく

 それを見ていると一層不安になり前向きになれない

・術後のリハビリ期間も2か月となっていてその点についても

 ためらいの原因になります

・それでも何件かの病院にあたっていきます

・質問です。「骨切り術」は「術後の合併症」はありますか?

 

(当ブログの見解)

 

コメントありがとうございます。
股関節手術の合併症は「人工股関節」のケースが殆どだと思います。
人工物が体内に入ることにより感染症や脱臼や血栓などに注意することが求められます。骨切り術の合併症は話題になることは少ないと思いますがこの点は重要なことでもあるので主治医に確認されることをお勧めします。
医師により40歳以下が骨切り手術の対象になるとのことですがもしそうであれば条件の合う病院を探す必要がありますね。これまでの情報では年齢だけでなく「症状」も「骨切り手術」の対象となります。少し古い情報ですが「進行期」「末期」のケースでは骨切り手術の対象とならないことが多いと思われます。

一方で骨切り手術は入院期間が長く手術後それで一生過ごせるかと言うと非常に疑問です。結局60歳ぐらいになって人工股関節手術を受けることになる方が多いと思われます。また人工股関節の耐用年数はどんどん長くなってきて「一生もの」になったと言っても間違いがない状況になっています。そうであれば44歳という年齢であっても人工股関節にされるという選択肢を是非頭に入れておいて欲しいと思います。

いずれにしても決断はご自身しかあり得ないので情報収集された後に是非ご決断下さい。

 

次回は「⓭ー2骨切り術のメリデメも含めて纏め」です