股関節症・⓭ー2骨切り術(自骨手術)の選択について・メリデメも含めて考察 | 変形性股関節症患者のためのノーサイド主催情報交換広場

変形性股関節症患者のためのノーサイド主催情報交換広場

①病気そのものの情報②社会福祉制度、社会保険制度③障害年金④障害者就職情報⑤民間保険制度⑥政治家の揶揄、社会への提言などについて語ります。とりわけ③については受給に向けてアシストすることを私のライフワークと位置付けて積極的に行います。

骨切り手術について考察します右差し右差し右差し

 

(骨切り術とは?)下差し下差し下差し

 

・人工股関節を用いずに変形した股関節の形を整えて症状を改善

 する手術法

・前股関節症や初期股関節症の場合には一生使える関節を目指す

・進行期や末期の場合は痛みを緩和して関節の機能をできるだけ

 長く持続させることを目指す

・自分の骨を生かす手術のため骨の強度が十分な50歳代までの

 比較的若い世代が対象となる

・大腿骨側(大腿骨頭)と骨盤側(寛骨臼)の手術がある

・前者は「内反骨切り」「外反骨切り」など後者は「臼蓋形成」

 「寛骨臼回転骨切り(RAO)」「キアリー」などがある

・上記は症状に応じた適応がある

・前期、初期までは「寛骨臼回転(RAO)」など、進行期までは

 「外反」「キアリ」などが適応とされますが個人差もあります

 

(骨切り術の目的)気づき気づき気づき

 

・股関節の荷重がかかる面を拡大する

・股関節にかかる荷重を少なくする

・股関節の適合性を改善する

 

(RAOについて)ハッハッハッ

 

*これまでの骨盤骨切り術と異なり関節面をそのまま移動させ

 臼蓋の被覆を改善する方法で理にかなっている

*しかし手術手技が難しく軟骨が変性を始めた進行期以後には

 成績不良例がある

*従って適応について限定されることもある

 

(骨切り術のメリット)OKOKOK

 

*自分の骨を利用して行える

*人工物のような異物を入れないで済む

*感染の発生率は少ない

*脱臼はなく耐用年数も気にしなくて良い

 

(骨切り術のデメリット)えーえーえー

 

・骨がつくまでに時間がかかる。退院まで1か月2か月の時間を

 要する

・痛みが残存することがある

・QOLの改善も人工に比較すると少ないことが多い

・関節症が進行して最終的に人工股関節手術に至ることが多い

・人工股関節の耐用年数が「半永久」の可能性があることを考え

 ると「若い時期での人工股関節手術であれば1回の手術で良か

 った」ということになる

 

(本末転倒ではあるが一応触れておきます)おねがいおねがいおねがい

 

・骨切り手術の場合は「障害状態」が「2級」「1級」でなければ

 障害年金受給の可能性はない

・人工股関節の場合は「初診日要件」(初診日に厚生年金加入)

 を満たせば「障害厚生年金3級」に該当する可能性がある

 (人工股関節は障害状態3級に明記)

・人工股関節の耐用年数が長くなっているので若い時期での人工

 股関節手術が躊躇なく行われる傾向が強くなっている

・若い時期での障害年金受給ができるとすれば65歳までの受給が

 可能となり「大きなメリット」になる

・繰り返しますが手術法は「最適なもの」を選ぶことが必須です

 「障害年金」のための手術はあり得ません

 

・昨日紹介した方によると「40歳以下」でないと「骨切り術」

 の対象ならない病院があるとのこと

・当ブログでは「初耳」の情報でしたが最近の動きがそうなっ

 ているのかも知れませんのでご注意下さい

 

 以上で「骨切り術」についての記事を終了とします

 

 次回は未定です