「よくある質問」を続けます
質問3 私は現在仕事をしていますが「働いていると
障害年金が受給できない」と聞きました
答え
・まずは「いいえ、そんなことはありません」と答えます
・実際に65歳未満の障害年金受給者のうち30%
以上の方が障害年金を受給しながら働いています
・「働いている内容」は
*人工透析患者で障害厚生年金2級の方が職場の
理解を得ながら働いているケース
*休職明けの軽作業
*知的障害者の福祉作業所での就労
*障害者枠での雇用
*健常者と同じ業務(力仕事も含む)
など様々です
・「全く問題なく受給できます」と言えないのは現実に障害
年金受給のバリアーになっていることが否定できない
からです
・これは主に精神障害のように「症状が数値で測りにくい」
ケースであるように思われます
・翻って「股関節症」とりわけ「人工股関節」による障害年
金について考えると私の10年ほどの経験の中で「働いて
いるために却下」された例を知りません
・従って私のアドバイスは
*障害年金受給の際に「働いているから無理」ということ
はありません
*人工股関節で予後好調となっても「人工股関節が
挿入されている事実に変更がなければ」打ち切り
の心配もありません
・障害年金は無税なので給与所得との調整も必要
ないため「勤務先への報告」も不要です
・「高額療養費請求」で勤務先経由での手続きは
あるかも知れませんが・・・・
・障害状態の3級の部分に「労働に支障がある状態」
と書かれていることが気になりますが人工股関節の
場合は「下肢障害の詳細規定」の中に「人工股関節、
人工骨頭」と明記されていますので争う余地があり
ません
・少なくとも自分で決めつけて請求を諦めることだけは
避けましょう
・さらに言えば障害年金は「福祉制度」ではなく「保険制度
」です。受給者の「経済状態」を勘案する必要もありませ
ん
・ということはお若い方ほど「給与等」との併給期間が長く
なるのです。人生設計上も「受給できるのとできない」の
とでは大きな差が生じるのです
・従って受給確率は高めたいですよね
次回は「④国の世話にはなりたくない」です