変形性股関節症治療の最新情報のまとめです。
まずは耐用年数の長い人工股関節です
*東京チタニウム社と埼玉大学との連携により
「チタン合金製の人工骨と人工骨の接合部分となるポリエチレン製の受け皿を
それぞれ完全な球状に加工して摩擦を抑え半永久的に使える人工股関節にする」
というもの
すでに国の戦略的基礎技術高度化支援事業 に認定されているが実用化までに
は数年の歳月が必要と思われる
*MPCポリマー
前回述べた通りすでに2011年11月頃から実用化され東大、慶応などの病院で
実施されている。大幅な耐用年数の長期化が期待されるが当然のことながら結果
が出るのは20年30年後となる。そのことを認識し受け入れることができる方には
朗報となる。
次は人工股関節によらない治療法です
*IPS細胞
人工股関節手術がなくなってしまうかも知れないという画期的な研究であるが
ロードマップによると7年後の実用化を目標とする となっており、QOL(生活の質) と相談しながら待つべきか否か を考えることになりますね
一方で既存の人工股関節の耐用年数もアップしており必ずしも実績のない新しい
人工股関節を使う必然性がないという意見もあります。
手術をするかどうかを決めるのは自分、再置換は医師が決める と言われて
います。決めるにあたって上記情報も参考にしていただければと思います
次回も医療情報を予定しています。