風呂場の鏡で、鎖骨と鎖骨の間に、皮膚の隆起を見つけて、早ひと月以上が経ちました。
その間も休む事なく、パートには行き、カツ丼とか作っていました。
ようやく大学病院の形成外科の予約日となりました。待合室を見回すと…
何故か、新生児だらけ。赤ちゃんと御夫婦が、待ってました。見たことない数の新生児と夫婦連れ。
赤ちゃんの先天的なアザとかホクロとかコブとかの名医が、いるみたいです。←ホームページ調べ
場違い感半端ないですが、時間と共に、ボッチ大人の患者さんも増えて来ました。形成外科の初診の先生って、どんな感じなんだろう…
問診票を出して、予約時間の1時間過ぎてやっと呼ばれました。
え?めっちゃ若い、うちの娘と変わらないくらいの、女医さんでした。患部を触りながら
女医「ご持参した、超音波の画像見ました。それだけでは、診断がつかないので、MRIの予約取りますから、後日受けてください。その1週間後、診察します。」
あっけなく、初診は、終わりました。1週間後の連休中のMRIの予約でした。
連休中なのに、検査室は、やっていました。
MRI室の前で、検査着に着替えて、順番を待っていました。もう直ぐだなと、ドキドキしてました。そしたらにわかに、検査室がザワザワし始めました。
「急患が来ましたので、そちらを優先します。お待ちの方、予約時間通りに出来ませんので、ご了承下さい!」
担架に乗って、患者さんが運ばれて来ました。ピクリとも動かない中年の男の人でした。
かなりの時間が過ぎて、やっと呼ばれて、MRI室に入りました。難病の時も脳ドックでも、何回も受けてますからね。慣れたもんです。
ガンガンドンドンの音を聞きながら首を固定されてて、めっちゃ不快でした。そろそろ終わるかなと、思っていた瞬間に検査室の扉が勢いよく開きました。若い男の技師さんが、興奮してました。
技師「首を検査するんだから、つば飲み込んじゃダメでしょ!!!画像がブレるのよ!」
ツバ飲むななんて、一切言われてないのに、怒られてしまいました。
また、一からやり直しになりました。
30分近くツバを飲み込まないって、結構、至難の業なんですね。リタイアしそうになりました。
結局、1時間近く、MRI室に、滞在してて、フラフラになりました。
旦那に迎えに来て貰い、帰宅しました。夕飯は準備してましたので、私は、横になりました。
疲労と動かない男の人の姿が目に焼きついて、気持ちは、どん底でした。
後編に続きます。