皆さん、こんにちは。今日も私のブログを読みに来てくれて、ありがとうございます🙏
今から20年程前に父の会社が倒産し保証人だった私は、当時、住んでいた家も僅かばかりの預貯金も失いました😭
何より堪えたのは当時、小学生だった息子と娘と離ればなれになってしまったことでした。
前回はディスコへ初めて行ったときまでの話しを書きました。
今回は前回のつづきになります
Nは洒落たジャケットを着ていた。彼はその内ポケットからタバコを取り出し、くわえたタバコに慣れた手つきで火をつけた。深く吸い込んでから煙を吐き出した。そして私にもタバコを勧めた。私は、一本をくわえた。Nがテーブルに置いてあった紙マッチを擦って私のくわえたタバコの先に火をつけた。
私には初めてのタバコだった。煙を少しだけ吸い込んでみた。口の中に煙の味が広がった。正直、美味いとは感じなかった。Nが「金魚だな」と言って笑った。金魚が口をパクパクさせる様に少し吸って直ぐに吐き出す、喫煙にまだ慣れていない者を揶揄する表現だった。
暗い客席を見渡すと7、8組の先客がいた。ダンスフロアでは数人が踊っていた。Nに連れられてバイキングコーナーに行き数皿の料理とウィスキーの水割りグラスを持って自分達のテーブルに運んだ。私の父は以前書いた様に自身の酒の席での失敗からか私達息子三人には親戚などの集まりで酒を飲むことには何も言わなかった。むしろ「男は付き合いができる程度に酒な飲めないといけない」と勧める程だったのでウィスキーを飲むのは初めてではなかった。
腹も満たされウィスキーの酔いも手伝ってNが「踊りに行こう」と私を誘った。私はまだ踊る勇気がもてずに「もう少し後からにするよ」と返した。一人でダンスフロアに向かうNを私は見ていた。そして彼は慣れた様に曲に合わせて器用にステップを踏み始めた。私は踊っているNを遠目に見ながら彼が置いていったタバコを一本、拝借して紙マッチを擦った。
三曲ほど踊ってからNが席に戻ってきた。「ダンス、上手いなあ」私が正直に言うと「そうか」と、そっけなくNが返した。私は「タバコ、一本もらったぞ」と言った。「ああ」とだけ言ってNはウィスキーの水割りのお代わりを取りに行った。暫くしてからNが「踊ってこよう」と又、私を誘った。私は意を決して頷いた。ダンスフロアに近づくにつれて心臓の鼓動が早くなるのが分かった。ダンスフロアに着くと目が痛くなる程の照明が私の目に刺さった。
つづく
このブログを書くようになったのは、私の住まいの小さなベランダで育てているレモンの木に先日の朝、トンボがとまっているの見つけたのがきっかけでした。その時、私はある事で悩んでいました。何故かそのトンボの訪問が私の悩んでいる事に関係がある様に感じ、氣たなったので調べてみると下記の様な面白い記述を見つけたのです。そして、その事をnoteに書いたのがきっかけとなり自分の事を少し書いてみようと思ったのです。
宜しければ次回も読んでみて下さいね🙇
↑私のnoteです。良ければこちらも読んで下さいね😁
【トンボの訪問】
実際は休憩場所や餌となる虫を探して私の住まいの小さなベランダで育ているレモンの木にとまったのでしょうが調べてみると以下の様なおもしろい事が分かりました😁
1.トンボは前にしか飛ばない事から「成功、前進、勝利の象徴」とされ戦国時代の武士の間では「勝ち虫」と呼ばれ戦の縁起物とされていた
2.トンボは秋の季語でもあり「実り、豊かさ、成長」のシンボルとも言われている
3.特にレモンの木の様に実をつける植物にとまったというのは「実りや幸運が近づいている」「これまでの努力が実を結ぶ」という前向きな意味に結びつけて解釈される事もある
などの前向きに捉えることができる事が書かれていました👍️
そうなる事を祈ります😁
皆さんにも幸運が訪れます様に!






