(135分)
2024年 日本
監督 成島出
脚本 龍居由佳里
脚本協力 渡辺直樹
原作 町田そのこ
出演 杉咲花、志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨、
桑名桃李、余貴美子、倍賞美津子
解説/あらすじ
2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの
同名ベストセラー小説を、杉咲花主演で映画化した
ヒューマンドラマ。
自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚。
ある痛みを抱えて東京から海辺の街の一軒家へ
引っ越してきた彼女は、
そこで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、
声を発することのできない少年と出会う。
貴瑚は少年との交流を通し、
かつて自分の声なきSOSに気づいて救い出してくれた
アンさんとの日々を思い起こしていく。
杉咲が演じる貴瑚を救おうとするアンさんこと
岡田安吾を志尊淳、貴瑚の初めての恋人となる
上司・新名主税を宮沢氷魚、
貴瑚の親友・牧岡美晴を小野花梨、
「ムシ」と呼ばれる少年を映画初出演の桑名桃李が演じる。
「八日目の蝉」「銀河鉄道の父」
の成島出監督がメガホンをとり、
「四月は君の嘘」「ロストケア」
の龍居由佳里が脚本を担当。
タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、
他のクジラが聞き取れないほど高い周波数で鳴く、
世界で1頭だけの孤独なクジラのこと。
(映画.comより抜粋)
2024年3月1日ユナイテッド・シネマ新潟にて鑑賞。
今週は鑑賞本数が少なかったので
まずはこの新作映画から
仕事後のレイト鑑賞ぉ~
映画の中での現代から物語は始まり
過去を振り返っていく様な展開
なぜこの展開を選んだのかは
分からんけど
それによって
過去の展開が
読みやすくなっていました
それが
良いのか悪いのか・・・
観る人によって
印象は変わるでしょうね
育児放棄や虐待
トランスジェンダー・・・等々
けっこう重く切ない展開
西野七瀬ちゃんは
嫌な女を演じてましたねぇ~
幅広く演技に挑戦しているみたいで
まだまだ今後も楽しみですね
意外とムッチリ太ももに
ドキッとしました(笑)
志尊くんが演じたキャラの秘密
途中で薄々予感はさせるんだけど
衝撃でしたね
過去を振り返る展開だからこそ
重さも切なさも
若干和らいだ様に感じて観れたけど
しんすけとしては
時間軸通り描いて
ズーンと
重くしても良かったとも思いました
一応最後には
救いもありましたからね
まあ救われず
残念な展開もありましたが・・・
届かない叫び
“52ヘルツのクジラたち”
という事だったんでしょうね
この意味は
映画を観れば分かります
「市子」
といい
今作といい
杉咲花ちゃんは
不幸な役を演じさせたら
今若手女優さんで
右に出る者はいないんじゃないかと
思うくらいの熱演でしたね
本当に上手いと思うし
不幸な中での幸福な時の
笑顔がまた素晴らしい
今年度の日本アカデミー賞
最優秀主演女優賞受賞は
杉咲花ちゃんが
大本命なんではないでしょうか