採用面接時に健康状態を聞いても問題ありませんか？

こんにちは。
兵庫県三田市で社会保険労務士をしています
池田洋平です。


採用面接時に健康状態を聞いても問題ありませんか？


安全配慮義務の観点から、事前に健康状態を確認しておくことは重要だと思います。
但し、個人情報保護の観点から以下の点に注意する必要があります。


・健康状態を確認する目的を明らかにすること

・健康状態の確認方法が任意解答の形式で同意を得て行われるものであること

・収集した情報は採用選考以外に利用したり、第三者に情報提供したりしないこと


近年増加しているメンタル面の病歴は直接尋ねにくい傾向があります。

隠されたうつ病、精神疾患を面接で見抜くためには、例えば以下の事項を質問することによって分かる場合もあります。


・前職の退職理由

・職歴が短い場合はその理由

・社内の人間関係のエピソードを求める質問

・ストレス耐性を示す質問

・仕事のストレス解消法について


就業上の配慮を要する場合は、労働者の健康状態を把握するために、採用面接において以下の質問はするべきです。

・妊娠について、担当出来ない業務がある場合

・時間外労働を制限すべきケース

・病気によって異動、転勤といった異動を伴う業務が制限されるケース

・ストレス耐性が弱く、接客やクレーム対応が制限されるケース

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