疲れた日は、早く眠る。
すると、翌朝は早く目が覚める。朝五時ごろ、まだ静かな時間。
何気なく空を見上げたら、息をのんだ。
ピンクと紫が混ざり合う空。細い月がひっそりと浮かんでいた。
また別の朝は、海面に光が反射して、どこまでも穏やかな夜明けだった。
同じ場所なのに、全く違う顔をしている。
そうか、同じ朝は一度もないのだ。
毎日同じように繰り返しているようで、空はちゃんと毎日違う表情を見せている。
なのに私たちは、「また同じ一日が始まる」と思いがちだ。
見上げれば、そこには昨日とは違う空があるのに。
自然は偉大だな、とつくづく思う。
何も語らないけれど、ちゃんと教えてくれている気がする。
今日も、いい一日にしよう。
そんな気持ちになれる、朝五時の空だ。
りん









