職場の奥様から、実山椒ご飯をいただいた。
蓋を開けた瞬間、山椒のあの清々しい香りがふわっと広がって。 思わず「わあ」と声が出てしまった。
「ああ、今年も夏が来るな」と思う。
私にとっては、すっかり季節の風物詩になってしまった。
口に運ぶと、もちっとした食感の中に山椒のぴりっとした風味。 オリーブオイルのまろやかさも重なって。
これが、お家で作ったもの?
料亭で出てきても、おかしくない。そんな味だった。
レシピのメモまで一緒に添えてくださっていた。
材料はシンプル。
でも、きっとこの味にはなれない気がする。
料理って、レシピだけじゃないんだよなあ。
長年の手と、人への気持ちが、味に出るのかもしれない。
「今年もありがとうございます」と受け取りながら、じんわりと温かい気持ちになった。
こういう贈りものって、モノだけじゃなくて、気持ちをいただいているんだなあ、と思う。
ありがたく、今年もいただきます。
りん











