梟フクロウ | マットガファリによろしく

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諸説ありますが、ゴールデンウィークは、映画会社が宣伝に使った『黄金週間』が始まりと言われています。


韓国映画『フクロウ』を観て来ました。

朝鮮宮廷時代の史実を題材にしたサスペンス作品だそうです。

宮廷に仕える盲目の鍼師が、王子殺害の謎に迫ります。


↑このショッキングなポスターに、興味をそそられました。

多分、韓国では有名な史実なのでしょう。

そこに、盲目の鍼師と言う主人公を当てたのだと思います。

前半は、主人公の人となりが語られ、ある意味コミカルな感じすらしました。

主人公が、盲目と言う事で、そこに暗さや重さを感じさせない為かと思います。

健常者である我々観る側が、勝手に感じる事であり、主人公にとっては、あくまでも日常と言う事でしょう。

メキメキと頭角を表し、鍼師としての主人公の成長物語でもあります。

後の王様であろう王子が、宮廷に戻り、殺害されてからは、物語が一変します。

一瞬も目が離せず、ハラハラドキドキの展開が続きます。

古典と言うか?やっている事は単純なのに、凄い緊迫感を持って魅せる事に長けています。

例えば、主人公が逃げる際に脚にケガをする。

目撃者に寄れば「容疑者は脚にケガをしている」

王様「脚にケガをしている者を探せ!」

主人公の運命や、如何に!?


とても、見応えのある作品でした。

結末は、万人が納得する終わり方ではありませんが、韓国映画特有のダークな世界観が表現されていたかと思います。