日本が生んだ世界的怪獣『ゴジラ』のハリウッド、リメイク版。
自分は、ローランド･エメリッヒの『ゴジラ』も嫌いじゃないけど、こちらの方が数段上のようです。
とにかく、今回の『ゴジラ』は、でかくて、怖い。
日本の男子ならば、誰しもゴジラに夢中になったと思います。
テレビ放送された『ゴジラvsキングギドラ』に興奮し、小学校の友人を伴い『ゴジラvsメカゴジラ』を劇場で観賞したものです。
ただ、個人的には｢ゴジラは、こうでなければいけない！｣と言うような強い思い入れがある訳ではないので、映画として良く出来ていればいいと思います。
終始、人間目線で描かれるこの作品は、臨場感があって、とても怖いです。
人類は、怪獣と遭遇した時、無力なのです。
怪獣が暴れる事＝災害なのです。
ある程度のご都合主義はあるけれど、丁寧に作られていると思います。
作り手のゴジラ愛を、ヒシヒシと感じます。
そこが、エメリッヒ版と違うところかな(笑)
渡辺謙さんも大活躍です。
重要な鍵を握る芹沢博士を熱演しています。
先日、観賞した『トランスフォーマー:ロストエイジ』では、謙さんではなく、しょこたんを選んだオレです(笑)
お許し下さい。
主人公のフォードもカッコ良かった。
短髪に筋肉ムキムキの軍人さんです。
『スピード』のキアヌ･リーブスやチャニング･テイタムのようなイメージです。
…と思っていたら『キックアス』のアーロン君でした。
全くイメージが違うので、全然気付きませんでした。
終盤、上空9000ｍの飛行機から降下するシーンがあります。
壊滅状態の街を照らす朝陽。
隊員から放たれるスモークも相まって、幻想的なシーンです。
『GODZILLA』ではありますが、やはり主役は人間であるべきです。
神か？
はたまた、破壊者か？
大満足のハリウッド版『ゴジラ』でした。