全日本プロレス【秋田テルサ】 | マットガファリによろしく

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昨夜は、秋田テルサにて、全日本プロレスの試合を観戦して来ました。
2005年に札幌スピカで観て以来ですので、実に9年ぶりの全日生観戦です。
そして、新生全日本になってからの、初観戦です。

今回は、歴史あるチャンピオン・カーニバルと言う事で、公式戦も2試合組まれています。

試合内容を書いても仕方ないので、観戦して思った事を率直に書いてみたいと思います。

第1試合に出場した新人の野村選手。
まだデビュー1ヶ月ですが、とても頑張っていたと思います。
しかし、基本的な技であるドロップキックが全く出来ていません。
打点が低過ぎます。
相手の腹を蹴っても仕方ありません。
相手にダメージを与えるのもそうですが、プロレスの技は魅せてなんぼです。
実際、試合中に、和田京平レフリーから、かなり気合いを入れられていました。
切磋琢磨する同世代の選手がいなくて大変だとは思いますが、野村選手のこれからに期待します。

プロレスは、強ければいいと言う訳ではありません。
ひとつの興行としての、起承転結があります。
そう言う意味では、前半戦に登場した井上雅央選手と吉江選手には、コミカルに楽しませて貰いました。
雅央選手に至っては、登場するだけで、何故か笑いが起こります(笑)
存在自体が、会場を和ませます。
晩年、馬場さんたちが行っていた「楽しいプロレス」が、ここに継承されています。

休憩前の登場でしたが、やはり秋山、大森、KENSO選手には花があります。
会場の雰囲気が、ガラリと変わりました。
場外戦を交えた会場全体を使った戦いは、ある意味、生観戦の醍醐味です。
大好きな大森選手のアックスボンバーで試合が決まったので大興奮です。
年甲斐もなく、大森とハイタッチをしてしまったよ(笑)

休憩時間中には、様々なプロレスのテーマ・ソングが流れていました。
特に大好きだったファビュラス・フリーバーズのテーマ・ソングであるレーナード・スキナードの名曲『フリーバード』
グッと来るね♪

今回の秋田テルサは、2階席を開放していないので、1階席のみです。
オレは、基本的に2階席で観るのが好きなのだが、今回は仕方なく1階席での観戦となりました。
やはり、雛壇ではないので、前列の人の頭で、かなり観づらかった。
しかし、今の全日の集客力では致し方ないだろう。
1階席のみでも、会場には空席が目立ちました。
オレ的には、ユックリと観戦出来るので悪くはないのだが、団体としたら死活問題だろう。

…とは言う物の、現在のプロレス界は、新日本プロレスの一人勝ち状態なので、こんな物だろう。

それと、常に売店には誰かしら選手がいて、Tシャツ購入者にサインをしていたのは、とても良かったと思う。
チビッコファンなどは、とても喜ぶだろう。
今年47歳になるチビッコファンも、諏訪魔選手のサインを貰いました(笑)

休憩明けは、チャンピオン・カーニバル公式戦です。

ケンドーカシン選手vs宮原選手。
曙選手vs西村選手の2試合。

しかし、2試合とも、差ほど盛り上がらない「ショボい試合」でした。

ケンドーカシンと宮原選手の試合は、まさかの両者リングアウトの引き分け。
30年前のプロレスじゃないんだから(怒)
現代には、有り得ない結末です。

曙選手と西村選手の試合は、曙選手の圧勝です。
西村選手は、全くいいところがありませんでした。
曙に至っては、病み上がりの為か、技を仕掛ける度に苦しそうだった。

かつて「世界一劇場」と称された、チャンピオン・カーニバル。
そこに、かつての面影は、ありませんでした。
馬場さんが歴史を作り、三沢さんが命を削って挑んだ、チャンピオン・カーニバル。

正直「なめるな!」と言いたい。

メインイベントは、諏訪魔、ジョー・ドーリングvs潮崎、鼓太郎。
さすがにメインイベントは、迫力がある。
ジョー・ドーリング選手の規格外の強さが際立った試合でした。
今年のチャンピオンカーニバルを制するのは、ジョー・ドーリングか?

多少の文句はあるが(笑)
全体的に楽しい興行でした。
客が少ないのも、試合時間が短いのも、オレ的には嫌ではありません。
今回の興行は、手作り感があって、良かったと思います。

ただ、最後まで、会場が興奮のるつぼになる事はありませんでした。
やはり、観客が我を忘れて興奮するような試合が観たい。
そして、そう言う試合を大会場だけではなく、地方大会でもやるべきだと思います。
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