勉強の効率を最大化する超重要な法則とは? | マリオボーイの冒険日記

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2026年中学受験までの息子の学習記録です。日常の出来事を綴っていきたいと思います。

お疲れ様です。

 

前回に引き続き、テスティーの繁田先生が『勉強の効率を最大化する超重要な法則』について動画をUPされております。

今回もとても参考になる内容となっておりましたので、ご紹介したいと思います。

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なんと今回は1選です。

それくらい重要な法則です。

今回話す内容を実践することで、日々の勉強の効率がアップすることは間違いありません。

 

結論から言いますと

インプットの時間よりアウトプットの時間を増やして下さい

ということです。

 

インプットというのは『知識を仕入れる時間』です

授業で講師の話を聞いたり、テキストを読んだりする時間がインプットの時間になります。

 

一方、アウトプットは授業中に問題演習をしたり、家に帰って宿題を解いたりと『自分で解いてみる・やってみる時間』がアウトプットになります。

 

インプットよりもアウトプットを増やす

これは勉強で成果を出すための基本です。

そして時間の比率でいうと

インプット:1  アウトプット:2

この時間の配分を意識して下さい。

 

この話の根拠となるこんな実験がありました。

コロンビア大学の心理学者アーサーゲイツ博士の実験です。

小3~中2までの100名以上の子どもたちに紳士録という人名名鑑に書かれた人物プロフィールを覚えて、暗唱するように指示しました。

 

そして、いくつかのグループに分け、覚える時間すなわち『インプットの時間』と確認・練習する時間すなわち『アウトプットの時間』はそれぞれ異なる指示が出されました。

 

その結果、最も高い成果を出したグループは約40%の時間を覚える時間、インプットに当てたグループでした。

そして、年齢が高くなると覚える時間がより少なくて済むような傾向があり、約30%の時間を覚える時間に当てた子たちが年長の生徒たちの中では高得点群となったようです。

 

つまりその子の年齢とか、勉強の得意・不得意にもよりますが、概ね30~40%をインプットの時間に当て、残りの60~70%をアウトプットの時間に当てることが最適なバランスということになります。

 

これが私がインプット1に対してアウトプット2が理想だといったのを裏付ける実験になります。

この話を踏まえて、お子さんの日々の勉強時間の割合を振り返ってみて下さい。

 

小学4年生や5年生だと集団塾では塾の授業の際にはインプットの時間が比較的多いです。

ざっくり言うと、算数だったらインプットの時間とアウトプットの時間って塾の授業の中だと、だいたい1:1くらいではないでしょうか。

 

授業の中で問題演習をする時間もありますが、授業で新しいことを学ぶ時間との割合はほぼ半々、もしくはちょっと新しいことを学ぶ時間、インプットの時間の方が多いくらいだと思います。

 

理科とか社会だとインプットもっと多いですよね。

恐らくインプットとアウトプット、授業内で2:1とか3:1とかインプットの時間が大半になるのではないでしょうか。

 

そうすると、例えば塾の中で1:1の割合でインプットとアウトプットをしているとしたら、理想の比率インプット1アウトプット2にするためにはどうしたらいいかというと、1:1でインプットとアウトプットしたところに、さらにあと1だけアウトプットを足せばいいということになりますよね。

 

だから塾の授業時間の半分がインプット、半分がアウトプットなので、塾の時間の半分くらいは家で勉強をしましょうねということです。

 

ただ実際には、塾の授業時間の半分で済むことはあまりないでしょう。

なぜなら、塾の中で理解不十分だった部分を家で宿題をやるときに、新たにインプットする時間もあるからなんです。

そうすると塾で受けてきた授業時間と同じくらいの時間は家庭でのアウトプットの時間に充てるようにして下さい。

 

これは小学6年生になるとどういうことになるかというと、授業内での演習の時間、アウトプットの時間が増えてくると思います。

塾の授業の中でインプット1アウトプット2くらいのバランス

で、すでにやってくると思います。

 

そうすると塾の中で理想の比率、インプット1アウトプット2が出来上がっているじゃないですか。

だから家で宿題をやる必要はありません!

・・・な訳はありません。

当然、宿題は出されますし、やる必要はあります。

 

ここで落とし穴は、6年生にもなれば内容が高度になってくるので、お子さんの理解度と塾の授業の進め方、今のカリキュラムが合わなくなってきている可能性があります。

つまり、そういう子にとっては塾の授業の中で理解を仕切れなかった部分を自分自身で改めてインプットし直すことが必要になるのです。

 

しかし、それをせずに言われた宿題をただただやっていく、つまりアウトプットの量だけを増やして、インプットの時間とアウトプットの量の割合がアウトプットが多過ぎる状態になっていくと、これまたバランスが悪いことになるのです。

 

やはり家庭学習の中で自分が理解しきれなったと思う部分は、5年生のテキストを引っ張りだしてでもしっかりとインプットをし直してそれに対応するアウトプットをその2倍の時間をかけてやる必要があるということです。

 

結局のところ、6年生になって授業時間内でインプットとアウトプットの割合がアウトプットが多くなったとしても、家庭学習で塾の授業時間かそれ以上の勉強時間を確保しないと成績は伸びないのです。

 

ただし、その家庭学習の時間の中の配分を

インプット:1 アウトプット:2

のバランスを意識してやることがとても大切であるということを強調しておきます。

 

私はよくこういう話をするんですね。

間違った問題については2回復習しなさい。

タイミングとしては人間の記憶のメカニズムに基づいて、1日後と1週間後にやるとよいということを推奨しています。

 

これって間違えたときに『正しい解法は何だい?』ということを開設をみてインプットするじゃないですか。

そのインプットしたやつを1回、2回インプットの2倍とは言わないですけれど、2回やることによって1:2のバランスを保っているとも言える訳です。

 

覚える時間とか習う時間でるインプット、そしてそれを実践するアウトプット、このバランスは非常に重要です。

 

これをご覧になっている保護者に警告しておきたいのが、夏期講習です。受験の天王山とも言われる夏期講習。

気合いを入れて我が子の成績を伸ばそうと思って、大手塾に行きながら個別指導を併用する、そんな活用の仕方をする方は結構いらっしゃるのではないかと思います。

 

それ自体はよいと思いますし、我々もそうした生徒さんを沢山お預かりしています。

夏期講習だと連日授業がありますよね。

例えば、5日授業あって1日休み、また5日。

こんなリズムが夏期講習の典型だと思います。

集団塾と個別指導塾を併用する際に、集団塾があるこの5日間は個別指導塾の授業は1コマまでにするようにして下さい。

その方がバランスが良いです。

そして、間の休みの日に2コマ入れて理解度を上げる。

こういった使い方は良いと思います。

 

講習会がある日は6年生ともなれば、4~5時間授業があるのが常ですから、その後にさらに個別で3~4時間とかインプットの時間を作ってしまったら、明らかにインプット過多になります。

 

4・5年生であれば、講習会といってもせいぜい3時間程度が多いですから、その後に2コマ入れるのもなしではないかもしれないのですが、それは4・5年生の子どもたちは嫌がると思います。

 

塾によっては教室の社員に営業ノルマが課されていて、そのノルマから逆算して『この生徒にはいくら売る!』といったやり方をしている塾もあると聞いています。

同業の塾をそんな風にいうのは本当に嫌なんですが、夏期講習で我が子を何とかしたいというお母さんの熱意を食い物にして、本来効率的ではない勉強法も進めるような塾にはくさぐれもご注意下さい。

 

塾で授業を受けてきたら、その塾の授業の時間すべてがインプットということもないでしょうから、塾の授業と同じだけの時間を家庭学習に当てることは集団も個別も同じですので、この法則を忘れないようにして下さい。

そうすると概ねインプットとアウトプットの時間が1:2になると思います。

 

ちなみに途中で紹介したアーサーゲイツ博士の実験では、年齢が高い子ほどインプットの時間が少なくて済む傾向にあるようです。

逆にいうと年齢が低い子の方がインプットの時間を多めにした方がよいということです。

年齢が低いというのを勉強が苦手に置き換えても同じことが言えると思います。

勉強が苦手な子というのは、集団塾の中でのインプットが不十分に終わているケースも多くて、改めてインプットし直す必要があると思います。

そういう時には個別指導を活用して、新たにその子に合わせたペースでインプットの時間を取ってあげるとよいかもしれません。

適切な活用の仕方をすれば、勉強が苦手な子に個別指導を組み合わせるというのは、とても効果的だと思います。

 

最後は宣伝ぽくなってしまいすみません。

でも今回の動画が参考になれば幸いです。

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いかがでしたでしょうか。

 

今回は1選だけあって終始インプットアウトプットの重要性についてご指摘頂きました。

インプットに対応するアウトプットをその2倍の時間をかけてやることの必要性についてです。

 

現状小学5年生のSAPIXでは3時間授業ですので、単純計算では授業中の1.5時間がインプットの時間とすると、残り1.5時がアウトプットの時間であり、帰宅後さらに1.5時間をかけてアウトプットする必要があります。

<各教科>

・インプット1.5時間(授業中)

・アウトプット1.5時間(授業中)+1.5時間(家庭学習)

ただし、理科・社会ではもう少しインプットの時間が必要ということになります。

 

我が家でも私が伴走することでインプットのやり直しをはかっております。

インプットの時間が増加することに伴い、必然的にアウトプットの時間も増えています。

 

こうした勉強法に1か月付き合ってみて感じたことは、N=1の主観ではありますが、このインプット and アウトプットトレーニングは愚息のレベルUPに確実に繋がっています。

 

出来なかった問題の復習は2回と繁田先生のご指摘でしたが、我が家では3回の復習させています。

もちろんこの時間差復習法は『エビングハウスの忘却曲線』に起因しているのは容易に察することができました。

我が家でも国語以外では顕著にその効果が見て取れます。

中学への算数の難問でさえ、3回目にはほぼ自分のものにしているのです。

子どもの吸収力、馬鹿にはできませんね!

これからもこのインプット:1アウトプット:2のトレーニングをしっかりと継続する習慣を身につけてもらおうと思います。

 

そして5年生のうちに、履修すべき全範囲のインプット精度を高めていきたいものですね。

 

<追記>

昨日は転居地近くの焼肉屋さんに行ってきました。

転居したばかりで知らない店も多く『吉と出るか凶と出るか』、それもまた一興と思い、愚息の希望を聞き、初めての焼肉店に入ってみました。

 

ドアを開けるとそこは・・・

『狭い・煙い・うるさい』と三拍子そろっていました。

家族連れには少々厳しい焼肉屋さんを選んでしまいました。

HPからはなかなか伺い知ることはできませんでした。

時すでに遅し!私の不徳の致すところです。

味は・・・

愚息には及第点を貰いました・・・・が

申し訳ありませんが、私と聖帝様の口には合いませんでした。

これもまた人生勉強です。

 

焼肉屋さんと言えば、息子がいつかお肉の質が分かった時、連れて行きたいお店があります。

かつて研修医時代に先輩医師に連れて行ってもらったお店です。

ほっぺが落ちまくりました!

 

医学生時代は『すたみな太郎』か『安楽亭』が定番だった私にとって、東京にはこんなにも美味しいお店があるのかと(埼玉県民の皆様大変申し訳ありません)、今でも『シルクロード』と呼ばれたロースの味は忘れません。

 

以来聖帝様も何度かお連れ致しましたが、とてもお悦びになられました。

しかし、まだ愚息は連れて行っていません。

(※密かに中学合格祝いはここで祝杯をあげようかと画策しております。)

 

それにしても、昨日は聖帝様が

やらないか!ハラハラしておりました。

 

帰宅後、この店を選択した私に『奥義』が炸裂したことは言うまでもありません。

今日は満身創痍で当直に行きました。

 

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

また1週間頑張っていきましょう!