子どもが麻布に合格した父親がわかった「親にとって中学受験で一番大切なこと」 | マリオボーイの冒険日記

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2026年中学受験までの息子の学習記録です。日常の出来事を綴っていきたいと思います。

お疲れ様です。

 

GWいかがお過ごしでしょうか?

今年は私の開業準備もあり、我が家のお出かけはできませんでした。

本日もみっちり勉学に励んでもらっています。

 

さて、現代ビジネスで『中学受験のバトン』の中で2024年組の麻布中学の合格を勝ち取ったお子さんの保護者であるSさんのお話を取り上げている記事がありました。

参考になりましたのでご紹介したいと思います。

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我が子をどれだけ見ているか

Sさんは今年、下のお子さんの中学受験を経験した2024年組である。

下の子は楽器をやっていて、中学受験をするつもりはなかったんです。

でも友達が受験を始めているのを見てやってみたくなった。

6年生の10月からそれまで塾に行ったことがなく短期集中でやるしかない。

私もコロナ明けで忙しくなっていたので、家庭教師に依頼しました。

 

2人の中学受験を振り返って、繰り返しになりますけれど、中学受験は親が我が子のことをどれだけ見ているかに尽きますね。

 

下の子は2科目受験で合不合判定模試をいきなり受けたんです。

国語は150点中110点も取った。

算数は13点だったんですが。

ゴールを見て何をすればそこにたどり着けるのか

親が子の状況とか能力とか得意不得意を見てやるべきことを取捨選択していくことが一番大事なんだって改めて思ったんです。

 

算数でほとんどの受験は勝負がつく

麻布中に息子さんが通うSさんは、父親として中学受験の勉強に伴走した。

6年生の夏は家庭教師に算数に特化して依頼していた。

割合で言うと、6年生の間は

・6割がサピックス

・4割が家庭教師

だった。

夏は夏期講習と家庭教師とハイパー重課金でした。

サピックス模試の算数って1問5〜6点なんです。

1問落とすだけで偏差値は変わる。

家で解き直しすると正解して150点中110点とか120点とかになるんです。

本番でこの結果だったら、アルファ3に入れる。

サピ上位層の人たちって特別なことができるんじゃなくて、解ける問題を落としていないんだとある時気がついたんですね。

 

算数に関して、そういうレベルまで持っていくのは何十時間も勉強した先に見えるものじゃない。

逆に言うと、算数でほとんどの受験は勝負がつく。

そのときに、受験で大事なのは親が自分の子どものことをどれだけわかっているかなんだっていうのに気がついたんです。

 

その後、算数の基礎体力がめっちゃ上がったんですよ。

サピックス偏差値はそんなに上がらなくて、50台前半も多かった。

それでも過去問や本番向けの演習で手が動くようになりました。

 

パパが教えた国語の「読み方」

でも、中学受験で算数の基本問題を落とさず、得点するというのは大事なことだ。

国語に関しては、父親のSさんが「大人読み」を教えた。

息子は国語も波があったんです。

できるときは偏差値60以上を取ってくるんですけど、ダメなときは48になったり。。。

 

小6の秋以降は学校別対策に入ります。

特に冠が付いている講座は、日曜日にSS特訓と言って、丸一日かけて志望校対策をやるんですが、各校の問題の傾向に合わせた答案の作り方を勉強する。

 

『麻布』とか『桜蔭』って、お弁当箱って言われる白い解答欄がある。何字書く必要があって、まず書き出し、中身で最後の結びみたいな要素を枠の中に書き切る必要があると学ぶ。

 

麻布は物語文しか出ないので出来事があったら、心情の変化があって、その主人公が何を得たのか書く。

そういうパターンというか作法を徹底的にやるんです。

 

息子は書くのは苦手じゃなかったんで、理科と社会も含め、全然書けなくて終わるってことはなかった。

ですが、書いていることが的外れなときがある。

何でこう書いたの?って聞いたら、こう書いていたからって言う。

私がその物語文を読むと、そうは受け取らない。

この段落はどういう意味があって、この文章があると思う?この段落って何を表現したかった?とか、1個1個聞いてみて息子は全然読み方が違うって気づいたんです。

 

例えば孫に対するおじいちゃんの気持ちを知らない、あるいは親が離婚して新しいお母さんが来た子の心情といっても、周りにそんな友達もいない。

大人だったら人間関係はこうでこういう展開でしょって想像しながら読める。

経験からくる推測が働くので、大人読みができる。

 

でも小6の時点で見える社会はそうじゃなくてわからない。

私は大人はどう読んでいるかを解説したんです。

『お父さんが読んだらこう読めるんだよ』・『大人はこう読むんだよ』と伝えました。

国語はこうしたSさんの働きかけとサピックスの学校別講座で磨いたという。

 

私は3冊国語の参考書を読み込みました。

国語は結構好きなんで頑張りました。

息子が何につまずいてるのか、算数だと計算が間違えているとか、考えたプロセスが答案によって明らかになりますよね。

国語だけは息子がなぜこの答えを書いたのか可視化されない。

聞いても『そう読めた』としか答えないから、親御さんはそこで諦めちゃうと思うんです。

 

私は当時あり余るテレワークの時間を使って、会話をしながら、問題を一緒にやったんです。

息子は徐々に大人になったらこう読むのかなって考えるようになりました。

 

最終的に息子は麻布の中学入試の国語は、自分の中で満点だったと言っています。

それぐらいまで自信を持てるようになったんです。

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いかがでしたでしょうか?

 

記事はまだ続いておりましたが、私の中ではここまでの記事で十分でした。

 

算数においてはSAPIX、浜学園・最レ、コベツバの問題を極力完遂するようにしておりますが、SAPIXの試験を見ていると、今回Sさんがご指摘しているように、至高の(最上位層)お子さんを除き、上位層と下位層の決定的な違いは特別難解な問題を解けるか否かではなく、『解ける問題を決して落としていない』ということです。

そのためのトレーニングをどれだけ(量)、そしてどのように(質)しているかの『』だと思うのです。

(とはいえ、この『』はすでに小5の4月終了時点でかなり『大きな差』となっている現実を我々はしっかりと受け止めなければなりません。)

 

どの塾にお通いになっていても秀逸な教材は揃っているし、巷にも塾教材に勝るとも劣らない市販教材も溢れ返っています。

要は我が子の状況や能力をしっかりと鑑みて『やるべきことを取捨選択していく』ことが肝要であり、それは『我が子をどれだけ見ているか』とSさんが言っているように我々保護者の仕事だと思います。

 

さらにこの記事では、国語についても所謂『大人読み』ができるようになることが中学受験に勝ち得るための大きな支柱であることを示唆してくれました。

 

我々が国語のテスト問題を見たとき、我が子の解答との大きなギャップを少なからず感じ取ることがあるかと思います。

そのギャップは何故生じているのでしょうか?

『そのギャップを解消すること』が我が子の読解力打開の鍵であるのだと悟らされました。

 

算数とは違い、可視化できない国語の成績を上げるためには先日のブログでお示ししたように論理の法則性を重視して考え、その法則を素直に使いこなせるようになることが必要なのではないでしょうか。

 

中学受験は我が子の戦いであるとともに我々保護者の戦いでもあるということをこの記事が雄弁に語ってくれました。

 

まずは大人読み』に必要なことをひとつひとつ指導していきたいと思います。

<追記>

愚息が替え歌を作って謳ってくれました。

 

愚息:『ちょっと聞いてくれる』

 

私:『何?』

 

愚息:『ださいたま~、そっれ~ダサい玉、それにつけても臭い玉~!』

 

私:『もしかして埼玉のこと?』

 

愚息:『ウン!』

 

私:『では埼玉がどれだけ日本一があるか知ってる?』

 

愚息:『知らなーい』

 

私:『小松菜の生産日本一』

  『ユリの出荷額日本一』

  『節句人形の出荷額日本一』

  『段ボールの出荷額日本一』

  『中華麺の出荷額日本一』

  『医薬品の出荷額日本一』

  『アイスクリームの出荷額日本一』

  『洋菓子の出荷額日本一』

  『快晴日数日本一』

  『河川の面積日本一』

  『自転車保有台数日本一』

  『サイクリングロードの長さ日本一』

  『市の数日本一』

  『全国高校サッカー選手権優勝回数日本一』

  『どうだ~埼玉凄いだろ~!』

愚息:『意外と埼玉日本一多いね』

   『でもダサい玉、臭い玉は変わらないよ!』

私:『誰に吹き込まれた(怒)?』

 

愚息:『・・・。』

 

吹き込んだのは

 

9分9厘、間違いないかと思われます!

この後、『埼玉(私の故郷) vs 秋田(聖帝様の故郷)』の壮絶な合いになったことは言うまでもありません。

なかなか家族都市(埼玉・秋田)のようにはなりませんね💦。

 

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

また1週間頑張っていきましょう!