お疲れ様です。
本日はSAPIX組み分けテストですね。
(私は地方病院で日当直です)
日頃の努力を存分に解答用紙にぶつけてきて欲しいものですね。
さて、新学年が始まり一か月が経過しましたが、いかがお過ごしでしょうか。
学年が上がるにつれ、進度と深度のギアが一段も二段も上がるので家庭学習の習慣化を定着するのに苦労されているご家庭も多いのではないでしょうか。
我が家ももれなく苦労しています。
3月の計画をどのように立てようか検討していたところ、『中学受験生3月の注意点と成績アップのポイント』について大手塾の裏情報先生が動画配信していましたので拝聴してみました。
小4から小6までのお話でしたが、今回は愚息の小5生について抽出してみました。
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まずは小5サピックスの3月カリキュラムです。
サピックス新小5の3月で注意したいのは何と言っても算数の『整数問題』でしょうね。
具体性が無くて、分からないやり方だけをひたすら覚えることになってしまうような危険性もある単元です。
しかもそのやり方でさえサピックス偏差値53を下回るゾーンの生徒さんにとっては、かなり覚えにくくて定着しにくいという単元なんです。
正直言って、これは小6まで何度も繰り返しやっていって身に着くという部分ですので、過度な心配な無用なんですけれども、最難関校への合格を考えると、やり方を身につける以上にとにかくいろいろと手を動かして書いて調べてみるという動きが、この時点でできているもしくはでき始めているとなるとかなり合格に近づくと思います。
理科・社会については特別差がつきやすいという単元ではありませんが、化学範囲である酸素と二酸化炭素の発生はお子さんによっては忘れてしまったり、どっちがどっちだか分からなくなってしまうこともありますので、1~2か月毎に定期的に復習しておくっているのがお勧めです。
一方の太陽の動きは原理の理解なので、分かっていないという場合は必ず質問に行かせて出来るようにしておいてください。
ここで分からないままになってしまうと、少なくとも3~4か月にわたって太陽の動き関連の問題、テストに出題される度に悪い点数を取ってしまうという成績の不安定化に繋がり易いので、ちょっと頑張りが必要なところでしょう。
社会に関しては『世界の地理全く興味ないよ』というお子さんが一定数います。
アメリカ合衆国ですら世界地図で見つけられないお子さんも結構います。
ましてやヨーロッパなんてまったくもってチンプンカンプンで『ドイツどこ?』というとアフリカの中心を指すお子さんも少なくない時期なんです。
『貿易で○○の製品はどこどこと取引が多い』という感じでやっていくときに、関連して世界地図から選びましょうという問題は入試でもよく出てくるので、頑張って覚えていきましょう。
続いて『予習シリーズ』教材を使っている塾です。
四谷大塚や早稲田アカデミーなどです。
予習シリーズ教材を使用している塾の3月のカリキュラムで注意したいのは、算数はかなりのハイペースで『割合』に突入している点です。
算数が苦手なお子さんはこの時点でまだまだ分数や小数の計算もミスが多い時期なんですよね。
そこに抽象概念である『割合』が入ってきて、なおかつ図にまとめる力が結構要求されてくるんですよね。
なので小5になった序盤、いきなり強烈なトリプルパンチを喰らうポイントです。
ここをうまくかわせるかどうか、受験全体の展望がかかってくるような天王山といえるところですよね。
先ほど挙げました3点
・計算力
・割合の理解
・図にまとめる
この3つをしっかりできるようにしておくことで必要です。
四谷大塚偏差値50に届かないお子さんだと結構血みどろの戦いのスタート地点でもあります。ちょうどここが。。。
『ここから夏にかけて受験無理なのではないか』というような絶望感みたいなものにその成績帯のお子さんって悩まされる時期のスタートでもあるのですが、意外と半数近くのお子さんは同じような状況で同じような悩みを抱えているということも知っておいた方がいいでしょうね。
先の展望を見せておきますと、この辺で無茶苦茶苦労・苦戦している場合でも小6の夏ころには結構できているようになってきます。
『大丈夫、大丈夫繰り返しやっていこう』と心に決めて取り組むという方が大事です。
理科に関して大事なのは星の動きです。
原理を理解していないとなかなか正解することは難しいかと思います。
可能な限りお子さんに原理を説明してもらって、正しいことが言えているのかどうか、きちんと理解できているのかどうか保護者が聞いて確かめてあげて下さい。
一方、気象とか天気は正答率高い単元と言えますね。
なおかつ定着率も高めな単元です。
逆にここが凄く苦手な場合は一人負けする、大きく他のお子さんに点差をつけられてしまう可能性がある単元なので注意が必要です。
社会に関しても差がつきやすい単元ではないんですけれども、その中では『環境問題』ですかね。
入試問題を見ていると、『環境問題』は毎年出題されている学校も結構あるんですよ。
志望校次第というところもあるんですが、定期的にチェックしていくのが必要でしょう。
続いて日能研のカリキュラムを見ていきましょう。
日能研新小5の3月のカリキュラムで気をつけたいのは、算数は安定の計算メニューをきちっと頑張るとして、学校などよりも早いペースで学んでいくことにはなるので、計算が弱いという場合は繰り返しやっていきたいというところですよね。
理科は知識中心なので、正直そんなに苦戦はしないかなというところなんですけれども、それぞれ覚えにくいか覚えやすいかとか別れてしまうところではあります。
比較的正答率高めの単元ですので、苦手な場合は頑張って覚えきりたいところです。
一見単純知識と見せかけて、知識どうしの繋がりがあるというところでもあるので、そこを意識して学習したいところですよね。
例えば脊椎動物の心臓の作りが異なります。
哺乳類と鳥類はに2心房2心室、爬虫類以下の生物は2心房、1心室だったり、1心房1心室であったりしますが、なぜそういう作りが違うのか?理由があるのです。
そこを他の知識とリンクさせて、なぜの視点をもって学習したいものですね。
社会に関しては比較的ゆっくり・しっかりやってくれるので、授業のペースに合わせて確実の覚えていくのがいいと思います。
こうやってみると首都圏カリキュラムは負担が少ないですね。
ちょっとうちの子は難関校を受ける訳ではない場合は、日能研に転塾するのはありかなと思います。
この動画を作りながら今思ったんですけれども、SAPIXとか予習シリーズ系統のカリキュラムは上位生にはいいけれども、やっぱりハイペース過ぎるかもしれません。
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いかがでしたでしょうか。
愚息の小5の3月のカリキュラムにフォーカスをあてておりますが、本編では小4や小6についても述べられておりました。
<中学受験生4年生3月の注意点と成績アップのポイント>
<中学受験生6年生3月の注意点と成績アップのポイント>
このように見てみると各塾のカリキュラムは似て非なるようですね。
SAPIX5年算数では『数の性質』がきますので、市販教材も併せてしっかり勉強していきたいと思います。
また四谷大塚では濃度や損益計算ができてますね。
SAPIXでは割合に関する内容を
『割合の三要素』
↓
『相当算』
↓
『食塩水の濃度』
↓
『損益計算』
の順に扱っていく背景には、『割合の三要素』を理解していることが『相当算』を理解する上での前提となり、『割合の三要素』と『相当算』を理解していることが『食塩水の濃度』と『損益計算』を学習するための前提になります。
新しい単元の理解はあくまでも前提で、次の単元を学ぶまでに使いこなせるようにしておく必要があります。
四谷カリキュラムではすでにこの『割合』に入っているようですので、SAPIX生としても隙間時間に平行して『割合の三要素』から入っていきたいと思います。
さて、理科・社会も地学・地理分野を3月中にもう一度振り返っておく必要がありそうです。
予習シリーズおよび市販の副教材も準備完了です。
SAPIXの5年生でやっておくべきことの指針は次の通りです。
この指針のもと、他塾のカリキュラムと比較しながら各月の学習を進めていこうと思った次第です。
加えて社会は『地理分野』の復習にも励まなければなりません。これから『何回まわしてきいけるか』が合否の分かれ目となるかと思われます。
皆様はこの3月、どのような学習プランをお考えですか?
<追記>
今週学習した内容から私を試しにきました。
愚息:『食塩を燃やすと焦げないの糖を燃やすと焦げるのはなぜだと思う?』
私:『有機物と無機物の差だね』
愚息:『有機物?』
そこで少しだけ掘り下げてみました。
まずは有機物を大雑把に把握してみると
一方、無機物は
Key wardは『炭素』の有無です。
さて、本題です。
砂糖と食塩に見てみると
やはり『炭素(C)』の有無で分かれますね。
もう少し砂糖(ショ糖:スクロース)について見てみると
ショ糖 (スクロース)は二糖であり、2つの糖サブユニットを結合して作られており、単糖であるブドウ糖と果糖が縮合反応で反応すると形成されます。
単糖類…ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)
二糖類…ショ糖、乳糖、麦芽糖など
二糖類は単糖類が結合したものです。
ショ糖は化学名をスクロースといい、単糖のグルコースとフルクトースが結合してできています。
ちなみに乳糖はグルコースとガラクトースから、麦芽糖は2つのグルコースが結合することによって作られています。
ここで愚息にもう少しスクロースについて学んでもらうために、こちらのテキストを用いて学んでもらうことにしてみました(学生時代、私が愛用していたバイブルです)。
さらにスクロースの人体への影響について深堀りしてみたいと思います。
スクロースは小腸壁に存在する消化酵素サッカラーゼによりグルコースとフルクトースに加水分解され、小腸で吸収されて血流に入ります。
この反応は短時間で起こるため、血糖値を急激に上昇させることになります。
そもそも食物に含まれる炭水化物は消化酵素によって、最終的に一つ一つの糖であるブドウ糖(グルコース)にまで分解されます。
この過程として、炭水化物はアミラーゼという酵素によって糖が二つ結合した二糖類へと分解されます。
しかし、この二糖類の状態では腸から吸収できないため、ブドウ糖など一つ単位の糖である単糖類まで分解される必要があります。
この二糖類から単糖類へ分解する酵素をα-グルコシダーゼと言います。
そのため、このα-グルコシダーゼを阻害すれば二糖類から単糖類への分解を阻害することができます。
これによって、食後に起こる急激な高血糖状態を防ぐことができます。
また、二糖類から単糖類への分解を阻害するため、食事をする前にあらかじめこのα-グルコシダーゼを阻害しておく必要があります。
食後にα-グルコシダーゼ阻害薬を服用したとしても、既に食物中の炭水化物がブドウ糖などの単糖類まで分解されてしまった後なので意味がなくなってしまいます。
そのため、α-グルコシダーゼ阻害薬は食直前に服用する必要があるのです。
愚息:『有機物と無機物の違いは分かったけど、なんで糖尿病薬の話になるの?』
私:『それは~まぁ~その~職業病かな💦。』
我が家の聖帝様:『そんなことより今週のSAPIXの理科仕上げたの?』
愚息:『あっ!』
我が家の聖帝様:『5秒で覚えろ!』
我が家の聖帝様:『次はアウトプット。10秒で空欄を埋めろ!』
我が家の聖帝様:『10,9,8・・・3,2,1』
お後がよろしいようで・・・(死ぬなよ、息子)。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
また1週間頑張っていきましょう!