お疲れ様です。
コベツバはもはや我が家にとって欠かせない算数学習の強力なツールとなっております。
そんなコベツバから『算数で偏差値60以上を継続的に取れる子と取れない子の違い』という興味深い動画がありましたので、ご紹介したいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日は算数で偏差値60以上を
・継続的に取れる子と取れない子の違い
・取れない子に共通している2つの原因
・継続的に取れるようになる5つのステップ
についてお話します。
この動画を最後まで見ると、
偏差値50から抜け出すためにはどうすればよいか?
とこに力を入れれば確実に偏差値を上げられるか?
が分かるようになっています。
<算数で偏差値60以上を継続的に取れる子と取れない子の決定的な違い>
・どうして我が子は偏差値60の大台を突破できないのか?
・勉強量が足りていない訳ではないのに何がいけないのか?
と悩んでいるご家庭は多いかと思います。
一般的に偏差値50前後のお子さんたちの成績は団子状態で、最も層が厚く、偏差値60を突破して頭一つ抜け出したいと考えて努力をしているご家庭が多いと思います。
しかし、なかなか超えることができず、うちの子の頭じゃダメな子かなと諦めているのではないでしょうか。
実は偏差値60をコンスタントに超えられるかどうかは、頭のよさとは関係ないところにあって、これを自覚していないがためにクリアできないお子さんが非常に多いと思います。
本日お話するポイントを押さえて、偏差値60以上を安定して出せるようになれば、頭一つ抜き出ることができるし、ここを押さえられていないと入試本番で致命傷になり得ます。
決定的な違いは
ケアレスミスの多さにあります。
これを軽視している人はかなり多いですが、ケアレスミスでの失点はこ偏差値を5以上変えてしまうともあります。
動画をご覧になっている方の中には、ケアレスミスが多いのは分かっていて気を付けるように言っても治らない。
具体的にどうすればなくしていけるのか分からない。
という方も多くいるのではないでしょうか。
そこで偏差値60が突破できないお子さんに共通している『ケアレスミスが直らない2つの原因』ぬついて解説していきます。
まず1つ目の原因は『ケアレスミスに対して適切な解決策を取れていない』ことです。
一口にケアレスミスといっても実は7つのパターンに分類できます。
そして、この7つのパターンにはそれぞれに対して異なる解決策があるんです。
適切な解決策を打てていなければ、ミスが直らないのは当然です。
2つ目の原因は『解決策を実行できる状態に持ち込めていない』ことです。
どうすればよいかという解決策がわかることとそれを実際に実行できるかどうかは全く異なることです。
分かっただけで実行できれば苦労しません。
この実行できる状態に持ち込むためには『ケアレスミスを制圧するための5つのステップ』を着実に踏んでいく必要があります。
ケアレスミスには7つのパターンと解決策があり、解決策を実行できるようになるために、5つのステップを踏む必要があるということは、今動画をご覧になっている方の99%が知らなかったのではないかと思います。
でもここまで理解できればもう大丈夫です。
どう対応していいか分からなかったケアレスミスも、自分の子どもがどのパターンに当てはまるのかを確認し、それぞれに合わせて解決策を施した上で、今日ご紹介する『ケアレスミスを制圧するための5つのステップ』を行うだけで確実にミスを減らせます。
10年以上中学受験を教えてきて、適切なケアレスミス対策に出会うことなく苦しんでいるご家庭をたくさん見てきました。
多くのお子さんはケアレスミスで失点しても惜しかった、本当は理解できていたし大丈夫で終わらしてしまいます。
また親御さんはケアレスミスを直すよう促すけれど、親御さん自身も直し方が分かっていないケースがほとんどです。
ケアレスミスを減らさなくてはいけないと分かっていても、改善策が見つけられず、そのうちうちの子はミスを直せないから仕方ないと諦めてしまうことがあります。
しかし、志望校に合格するためには仕方ないで諦めてはいけません。
ケアレスミスが多発するということは、『惜しかった』のではなく、志望校から『この子は1問を解き切る実力がない』とみなされることになります。
偏差値60以上を常にキープできるようになるためには難しい問題を解ける必要があると誤解している人も多いのですが、決してそんなことはありません。
『1問1問を丁寧に解く』
『1点ずつ確実に積み重ねていく』
だけで達成できる子が沢山います。
偏差値60以上を安定して取るためにケアレスをなくすことが重要であることが分かったところで、『ケアレスミス制圧のための5つのステップ』についてお話していきます。
実はミスパターンを分析してその解決策を施すだけではケアレスミスを減らすことができません。
ケアレスミスを解消するということは身についてしまった行動習慣を変えることが求めらているからです。
身についた行動習慣を変えるには必ず5つのステップを踏む必要があります。
ケアレスミスが減らない子はこのどこかのステップが抜けてしまっている可能性が高いです。
まず一つ目のステップは『ミスの制圧意欲を上げる』ことです。
『たかがミスでしょ』
『本気になればミスなんてなくせるよ!』
『分かっているし、問題ないよ!』
と思っているうちは絶対にミスは減らせません。
本人(子ども自身)が
『ミスが致命傷になっている』
『ミスさえなくなればこんなにも成績が伸ばせる』
と自覚を持たない限り、ミスを減らすことは難しいでしょう。
ミスってミスをなくしたいと思っていなければ、なかなか直りません。
口では『気を付けているよ』と言いつつ、直っていない場合というのは行動を変えなくてもなんとかなると楽観的に構えているんですね。
問題を理解して解けていることと、ミスがあるかないかでみてみると、前者の方が大事だと認識しているんですよね。
学び全体の世界では正しいのですが、ペーパーテストにおいてはミスなく合わせるということも非常に大きなものなんです。
そこを軽視してしまっています。
これ以上点数を上げようがあるかという話にいきますね。
だからミスを制圧していく方が楽に伸びるじゃないか。
そっちで叩きにいきます。
6年生の中盤越えてからの方が意識を持ちやすいです。
いつの日か自分が超人になれるかもって思うんですよ。
その気持ちはものすごく分かります。
『全部分かるようになるんじゃないか』と思うんですよ。
でも、謙虚な人ほど4~5年生から早めに直してくれます。
二つ目のステップは『ミスパターンを自覚する』ことです。
ミスを何とかしたいと思っても改善できていない子が非常に多い。のですが、そもそもミスには7つのパターンがあることを知らず、自分がどのパターンでミスしているのかが分かっていない場合がほとんどです。
これは次に繋がってくるのですけど
『僕はケアレスミスをなくすんだ!今日はミスしないぞ』
ってテストを受けても無理なんです。
そうではなくて、解きながら自分がどこかでミスをするかアンテナを張っていないと、そこに対して注意深くなれないですよね。
『とりあえず、全部気をつけるぞ!』
といっても全部気を付けるのは結構キツイですよね。
どこを気をつけるかよくわかっていないから、0か100で100気をつけるのは無理なんです。
三つ目の解決策は『適切な解決策を実行する』ことです。
コベツバの記事を読んだ後では、このステップ2と3は簡単にクリアすることができるはずです。
『自覚している』
『だからこうしよう』
までがセットで持った上でテストに臨まないといけません。
例えば解決策を全部『あなたはミスの王者だから全部解決策をやっていきなさい』というと算数は崩れます。無理です。
自分一人平均台の上にいながら、サッカーしているみたいになるようなものです。
それはそれでキツイし、本来の能力を発揮できなくなってしまいます。
あくまでもこういうミスが多いのでここだけは気をつけようくらいがちょうどよいかなと思います。
四つ目のステップは『時間に余裕があればミスなく問題を解ける状態にする』ことです。
実はこれを抜かしてしまう方が非常に多いです。
模試や入試本番では時間制限があるため、時間内で解けなければ意味がないと考えて、最初から制限時間を設けて練習していませんか?
しかし、これはケアレスミスの解決策が習慣化できていない段階では少々早すぎる練習方法なんです。
そもそもケアレスミスが多いお子さんは、どんなに時間をかけてもミスが発生してしまうという状態にあります。
なのでまずは時間を気にせず、『正確に解ききる力』を最大限に向上させる訓練が必要になります。
絶対に解ける問題を3~5問用意し、制限時間なく見直しは何回でもokで本人が完璧と思えるまで時間をかけましょう。
これを繰り返してまずは解決策を定着させることが大切です。
最初に自分の行動を変える場合、ミスというのは行動の習慣がそのミスを誘っているわけで、つまりミスのパターンがあって、その解決策を実行するということは、自分の行動を変えるということです。
凄く違和感があるんです。
しかも、そんなに上手く早くできないんですよ。
という場合に、時間を犠牲にしてでもまずはその行為をしてみましょう。ぎこちなくてもいいのでまずはやってみて下さい。
難しい問題が入っているとミスなのかどうか分からなくなるのでSAPIXの生徒さんなら基礎力トレーニングとか四谷の生徒さんは計算の問題があったり、自分にとって簡単だなと思う問題があるはずですから、そういった簡単だと思う問題をミスなく解けるようにするところから始めるのがよいでしょう。
行動を変えるときはゆっくりスタートした方がいいですね。
最初に習慣化するときはゆっくり実行する方がいいです。
それをやった上で行動に入り、早送りするという流れの方が身につきやすくなるかと思います。
最後のステップは『制限時間をつけてもミスなく問題を解ける状態にする』ことです。
ステップ④では正確性を向上させる訓練を行って、全問正解が10回程度連続した段階で初めて時間制限を設けていきましょう。
しかし、ここでいきなり模試や入試の制限に設定せず、ステップ4でそれぞれの問題を解ききる時間を計り、最も短く設けた時間を目安にスタートするのがよいでしょう。
それを徐々に時間を短縮し、入試を同じ時間制限で解けるよう練習を積んでいきます。
こうすることで確実にケアレスミスを減らすことができ、新しい技術を身につけなくても偏差値を5以上上げることが可能になります。
最終的には入試でケアレスミス一問までにするには、家や塾で練習で解く時は基本的にゼロに抑えてもらいたいですね。
『焦ってはいけません』という話を最後に伝えたいです。
ケアレスミスをなくすことはこれまでにやってきた行動習慣を変えることなので、本人にとってはサポートしている側(親・家庭教師)から見るよりも、本人にとっては相当なストレスです。
なので、1個ずつ丁寧にやっていく、ただそれをやっている側は結構ストレスになります。
またこうやってやっている時にミスした時に怒ってしまう。
『なんでやったの?言ったでしょさっき!』
でもね、子ども本人も凄くストレスを感じています。
どうしても前の癖が出てしまいます。
そこに対して根気強く向き合っていく必要があります。
本当に辛抱強くやっていく必要があることはお伝えしたいなと思います。
今回は簡単に5つのステップについてお話しました。
第一志望に合格する上で絶対に避けては通れない道です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いかがでしたでしょうか。
<ケアレスミスをなくすための5つのステップ>
①ミスの制圧意欲を上げる
②ミスパターンを自覚する
③適切な解決策を実行する
④時間に余裕があればミスなく問題を解ける状態にする
⑤制限時間をつけてもミスなく問題を解ける状態にする
このケアレスミスの7パターンとケアレスミスをなくすための5つのステップを愚息にあてはめてみました。
私には愚息のミスパターンが大凡見えていますが、愚息自身が本当に自覚できているか少々疑問です。
もちろん理解できていればそもそもミスは起こらない訳で…。
ここは村中先生のご指摘のように根気よく指摘していきたいと思っています。
現状での愚息の最大の問題点は制限時間を設けて問題を解かせると少なからずミスが起こることです。
『焦り』や『プレッシャー』なのか本質的な問題なのか、あるいはその両方かなかなか難しいところです。
いずれにせよ行動習慣を改革することで最終的に入試でケアレスミスを一問までにするために家や塾において制限時間を設けて練習で解く時は基本的にゼロに抑えることを目標にしていかなければなりません。
はっきりわかったことは、いずれのステップを踏むにしても少なからず時間がかかるということです。
マンスリーや組み分けテストで『ミスがなければもっと得点できたのにぃ~!』という気持ちがない訳ではありませんが、2026年2月1日に照準を合わせ『入試以外は所詮は模擬試験!ケアレスミス大いに結構!なぜミスが起きたか!どうすれば防げたか!』都度都度考えることにしました。
そして『最終的に本命の入学試験でミスを1問以内に抑える』ことを愚息と確認し合いました。
さぁ、これから愚息の行動変容の始まりです。
親子で頑張っていきたいと思います!
<今週の学び>
算数に加え、理科も担当することになりました。
さらに睡眠時間がなくなりますが、最近はあるいは息子よりSAPIXの教材を学ぶことが楽しくなってきました。
『虫』については久し振りの勉強となりましたが、たかが『虫』と侮っていました。
皆さまはモンシロチョウの幼虫についてどこまでご存じでしょうか。
【問題】
モンシロチョウの幼虫の足は全部で何本ありますか?
また爪のような足と吸盤のような足はそれぞれ何本ありますか?
お恥ずかしきながら私はお手上げでした。
そこで調べてみました。
面白いことに足の形が部位によって異なることに加え、胸部から3対、腹部から4対、尾部から1対、合計16本の足があることが分かりました。
この足数が多いことで移動が早くなるのに加えて、木の枝や草など掴める箇所が増えることで安定して留まっていることができ、落下防止や外敵から身を守ることも可能です。
またモンシロチョウの足の位置の変化として、幼虫はやがて季節を迎えるとサナギとなり、役目を終えた足は成虫になっても使用する6本を残して退化し、その代わりに美しい模様と空を飛ぶ能力を持つ羽を手にします。
しかし、モンシロチョウのサナギの殻は本来外敵から身を守るためのものですが、カラスなどの野鳥からは逃げずにじっとしているため格好の餌となるほか、一部の寄生虫はサナギの中の栄養分を吸収しながら育つものもあり、成虫になるまでには多くの危険をはらんでいます。
以上今回私が学習したことをSAPIXの教材と照らし合わせながら愚息にも説明してみました。
美しいモンシロチョウの姿を見つけたときには、今回学んだこの機能的な足数の作用についても思い出してくれたらいいですね。
<追記>
最近戦国武将の虜になりつつある愚息に入浴中ある問題を出されました。
息子:『1529年に生まれて1584年に亡くなった「肥前の熊」と呼ばれた九州の武将は?』
私:『大友宗麟!』
愚息:『ぶっぶぅ~答えは…。』
愚息:『龍造寺隆信でした。』
私:『…。』
お恥ずかしきながら龍造寺隆信…存じませんでした。
愚息に完敗です。
そこで愚息からリクエストが!
戦国無双5をクリアーした愚息の次の狙いは『戦国無双4』です。
敗軍の父たる責任を取って購入させられました。
なんと使用できる武将の数と物語は『戦国無双5』より多いのです。
武田の誇る最強の戦士、真田幸村。
愚息のお気に入りの武将です。
そしてもう一人、我が家には最強の猛者がおります。
『従わざる者、死あるのみ!』
戦国最強の武将真田幸村をもってしても、逆らえば一瞬で屠られることでしょう💦。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
また1週間頑張っていきましょう!