落ちぶれた後に伸びる生徒 | マリオボーイの冒険日記

マリオボーイの冒険日記

2026年中学受験までの息子の学習記録です。日常の出来事を綴っていきたいと思います。

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

冬期講習も終わり、4年生の最後のタームになりました。

意気込み新たに頑張っていきたいところではありますが、やはり今年も酷語との戦いに明け暮れそうな1年になりそうです。

 

さて、今年最初に見た動画はきよみず先生の『落ちぶれた後に伸びる生徒』になります。

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私の言う『落ちぶれる』というのは『前は成績が良かったのに落ちてしまった』ことを指しています。

 

指導していると、この時期に落ちやすいなというのがあります。

それがどういう時期かというと

・4年生の中盤

・5年生のカリキュラムに突入した後

・5年生の後半

・6年生直前期

この時期が特に『ブレ』が激しいなと思います。

理由はいろいろありますが、どの時期の落ちた子がガッ~と伸びてくる可能性があるのかというところについて今回お話していきたいと思います。

 

★5年生のカリキュラムに突入した後

この段階になると多くの塾はカリキュラム的にかなり難易度が増します。そうすると何が起こるかというと

1.処理速度が追い付かなくなる

難易度のあがった問題がかなりのスピードで進んで行きます。

これらをしっかり習得するには時間がかかります。

やはり処理に時間がかかっている子については、そもそもの演習回数が確保できないので、習得に至らない。

 

ここで大事になってくるのは出来る問題、出来ない問題の区別をしっかりとできるように練習をしていきましょう。

もうちょっとでできそうな問題にたっぷりと時間を割いて、少しづつできる問題を増やしていきましょう。

 

これができていないと、基礎が出来ていないのに次の段階の問題に取り組んでしまって、結局基礎がボロボロとなり、後から巻き返しができない状況に陥ってしまうことになります。

 

2.  周囲が本気を出して相対的に厳しい

周りがエンジンをかけ始めて相対的にしんどくなってしまいます。もともと能力の高い子が5年生になり、一気に本気になってきたら、相対的に下がって仕方ないことかと思います。

 

しかし、ここまで成績が良かったということは、基礎の積み上げだったり、学習習慣の積み上げがしっかりある訳です。

これは皆さんにとって非常に大きな武器なので、ここから大きく盛り返すというイメージよりも、基礎的な部分を順々におさえていって、6年生から復習のフェーズになってきますので、ここでしっかりと盛り返していけるようなイメージをもって取り組んでいくとよいでしょう。

 

3.諦めるボーダーが分からない

4年生の間はやればだいたいはできる、考えればできるという問題が多いのですが、5年生になってからはどうやっていいか分からないという問題が増えてきます。

 

これはどれだけ時間をかけても、分からない時は分からない訳ですね。

これはその子のキャパシティの問題もありますし、そういった問題に時間を取られて他の内容もずるずるいってしまっては、仕方ないというかじり貧な訳です。

 

だから、ここで分からないとパッと捨てる。

こういった決断ができるかということが大切になってきますので、親御さんのサポートも必要になってくるかと思います。

 

★5年生後期

この時期に成績を落とす子は非常に多いのですが、ただこの時期に成績を落とす子は後で巻き返しことも結構多いです。

1.比が混じってしんどくなる

『比』が混じってくるため、抽象度が上がってしんどくなってしまいます。

純粋に『比』の理解ができていなかったり、基礎の理解に時間をかけられなかった生徒が陥りやすいエラーですね。

 

ここが曖昧なまま抽象度が高い問題を取り扱うと、意味が分からないことになってしまいます。

逆に『比』の理解がスッと理解できる時間が取れれば、実は算数の理解がスッと楽になります。

なので、この時期は焦らないことが大切です。

 

2.算数にリソースを奪われて他教科爆死

算数に時間を取られて他の教科が死んでいくと。。。

算数はかなりきつくなります。

算数に気力も時間も吸い込まれてしまっている生徒が多発します。

そうすると必然的に他の教科の成績も下がってしまって、自信を落とし、やる気も失っていくという負のサイクルに入る訳です。

 

なので、ここは皆さん踏ん張りどころなのですが、算数に引っ張られ過ぎずに、他の教科を踏ん張る意識をもってこの時期を乗り切って欲しいなと思います。

 

逆にここを踏ん張れれば、6年生になって『比』がしっかりぐっと入ってくる瞬間にしっかり巻き返すチャンスがありますので、ここをしっかり耐えていって欲しいなと思います。

 

★直前期

1.過去問演習中心になったから

6年生の受験直前期にガッと成績を落とす子もいます。

理由は過去問中心の演習に切り替えたため、抜けが増えるということが一番大きな理由かと思います。

 

こういう生徒はやり直しの期間を設ければ、だいたいの子は戻ってきます。

ただ、残り僅かな期間になりますので、なんでもかんでも詰め込み過ぎないようにして、今までの復習、過去問演習に絞ってしっかりやっていけば、眼前の偏差値うんぬんとうのは置いておいて、合格点には必ず近づいていきますので、それを信じてしっかりやり込んでいって下さい。

 

2.過去問傾向と模試の違い

過去問と全然傾向が違う模試に対応ができなくなるというところですね。

これについては本当にどうでもいいので、今眼前にある過去問の点数に拘ってやっていって下さい。

直前期に関しては模試よりも過去問でどれだけ取れるか、個々だけです。

 

最後にこの時期です。

★4年生の中盤~終盤

この時期に成績が落ちる子は大きく巻き返していくことが難しことが多いです。

※大幅な伸びが難しいというだけで、成績自体は全然伸ばせます。

そもそも4年生時点で成長が追い付いていなくて、その後発達して伸びていくという子も一定数います。

ですので、必ずしも4年生で成績が落ちたから終わり、という訳ではないということもご注意下さい。

 

その上でどういった原因でそうなってしまうかというと

1.先取りの限界点

先取り教育で作っていた貯金が崩れていくということですね。

これはよくみる光景ですが、先取り教育でブンブン勉強してきて、学校では常に成績トップ、自信満々で入塾するのですが、徐々についていけなくなってしまうというパターンです。

 

これはキャパシティ的にハイレベルが難しいので、いつまでも過去の栄光に縋りつかずに、今のお子さんのレベルに合わせた演習を進めていかないと、基礎が積みあがっていかずに精神的にもかなりしんどくなってくるというところで気を付けて頂きたいところですね。

 

2.計算・読解処理能力の不足

このパターンも結構多いのですが、3年生までは計算が正しく操作ができていて、ゆっくりでも意味が理解できていればいいというものだったのですが、4年生からはこれがガラッと変わってきます。

 

授業についていくためには一定の計算スピードが必要ですし、問題文を正しく自力で読み取ることが必要になってきます。

 

3年生までの段階で計算だったり、しっかり文章を読み取るということがある程度準備できていない子については、落ちるというよりも元々キツイものがあるかなというところですね。

 

4年生の段階でスタートちょっとミスっちゃったよという子については、基礎系のトレーニングを注視してやっていくようにして下さい。

成績がいい周りの子と同じことをやっていても、積みあがるものも積みあがってきませんので、今眼前のお子さんの状態というところをしっかりみてやって下さい。

 

もともと成績が良かったのであれば、学習習慣は必ずついていますし、基礎力もそこそこあるはずです。

なので、どこでエラーが起きているのか?

ということと、その原因ひとつひとつ分析して、必要な取り組みをしっかり考えていくようにしましょう。

 

周りがこれをやっているからとか、そういった理由でひとつひとつの学習内容や方法を決めていくにはやめておいた方がいいかと思います。

 

あくまで眼前のお子さんが、どういう状態なのか、どういう勉強が必要なのかということにフォーカスして取り組んで言って頂ければいいのではないかと思います。

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いかがでしたでしょうか。

 

俗にいう『鉄板』と呼ばれる究極の最上位層を除いて、ほとんどのお子さんは成績の『落ち込み』を一度や二度は経験するのではないでしょうか。

 

今回のきよみず先生の話を参考にすれば、いくつかのドボン時期があり、それぞれ落ち込む原因があるとのことでした。

我が家としてはなんとか4年序盤~中盤は超えましたので、今後の関門は

・5年生のカリキュラムに突入した後

・5年生の後半

・6年生直前期

となります。

 

愚息もいよいよ5年生になるので、5年算数についてSAPIXを基盤に考えてみると

東大軍師先生も5年生がメインディッシュと言っています。

きよみず先生の成績の落ち込む時期との共通点を考慮すると

・5年生のカリキュラムに突入した後

・5年生の後半

となります。

 

まずは二人の中学受験エキスパート講師が同様のことを言っておりましたが、5年算数を乗り越えるための必要十分条件は

『計算力と読解力』だそうです。

 

愚息の場合、ソロタッチで鍛えた計算力はすでに私すら超えていますので、計算力は問題ありません。

問題は読解力です。平均レベルにも満たない現状を考慮すると、読解力が身に着くまでは親が咀嚼して説明しなければならないということになります。

 

さて東大軍師先生によると、SAPIX5年生のカリキュラムでは

・旅人算

・点の移動

・割合

・割合と比

・立体図形

これらの新規に学習する単元が大きなハードルになっており、そのひとつひとつがドボンとなる可能性を孕んでいます。

さらに一度履修した単元についても、難易度のギアが一段または二段あがるので、ここもハードルとなっているのではないかと推察します。

 

実際に4年生の我が家の学習状況を振り返ってみますと

駿台・浜学園(最レ算数)→ SAPIX → コベツバ

というサイクルで少なくとも3周は同じ単元を回してきました。

カリキュラム的にはSAPIXより最レの方が一足早いので、

①最レで初めて新単元を学ぶ

②予習シリーズや市販教材など家庭学習で深める

③SAPIXで復習

④コベツバでさらに類題・発展演習を積む

という学習スタイルを確立し現在の算数の礎を作ってきました。

 

実感としては、3年生で初めて学んだ単元は、理解するまでの時間は相応にかかりましたが、4年生の今では応用問題まで鼻歌歌いながら解いています。

 

現状、旅人算や点の移動の理解には時間がかかりましたが、出来得ることなら5年生のSAPIXで学ぶまでには鼻歌交じりに解けるようになっていることを期待したいと思います。

 

また、コベツバでは『』を使う問題と使わない問題と分けていました。これにより『』の必要性を強く感じたので、愚息には早い段階から『』についてレクチャーし、2回目に解く時は『』を用いた解き方でアタックするトレーニングを積んできました。

こちらも『先手必勝』がうまく嵌まってくれることを期待したいと思います。

 

本年は『5年生算数』に勝負を挑んでみたいと思います。

 

<組み分けテスト対策>

かつて糖尿病専門医試験を受験した際、一通り学習した後で自分で予想問題のトリアージをして臨んだ結果、記述4題中1題がヒットして合格したことを思い出しました。

 

個人的な見解にはなりますが、一部の至高の実力をお持ちのお子さんを除いて、凡そ『試験(テスト)』というものには傾向と対策が必要と考えます。

ただ、これを小学4年生ができるはずがありませんので、保護者がしっかりと戦略を練らなければなりません。

 

本日はちょうど『SAPIX1月組分けテスト』です。

今回は聖帝様と共闘して組み分けテスト対策をしてみました。

まずは情報収集からです。

2018年から2022年までに1月の組み分けテストで出題された単元(国語除く)をまとめてみました。

<算数>

<理科>

<社会>

浜学園の公開テストとは異なり、同じ単元が毎年出されることはないようです。

もちろん全範囲を復習できればベストなのですが、流石に範囲が広すぎて限られた時間内にすべての範囲をしっかりと復習することはできません。

そこでこの中からトリアージをした結果、出題され得る単元を予想してみました。

<算数>

<理科>

<社会>

予想単元を中心に算数・理科は私が、社会は我が家の聖帝様がしっかりと(時に超絶スパルタ)指導し、学習を進めて参りました。

 

クラスの昇降というよりは、普段の努力を存分に解答用紙にぶつけてきてくれたらいいなぁと思います。

頑張れ~マリオボーイ!

 

<追記>

今年のお正月は実家に帰省したあと伊豆・熱海旅行に行ってきました。

私と我が家の聖帝様は温泉に浸かり、美味しい食事を食べ、ゆっくりと休むことが目的した。

一方、愚息には二つの目的がありました。

一つ目は海上釣り堀での『海釣り』です。

昨年のお正月は河口湖でワカサギ釣りを楽しみました。

今年は海釣りです。

1時間あまりの釣りでしたが、全14匹見事に釣りあげました!

釣った魚はその場で調理してもらい美味しく頂きました。

 

愚息の二つ目の目的は『射的』です。

お祭りで射的をやって以来、射的の虜になってしまいました。

温泉地には射的場があるイメージがありましたので調べたところ、現在営業しているお店はほとんどなく、熱海に『ゆしま遊技場』という射的とピンボールのあるお店があることが分かりましたので向かってみました。

 

なんと、全24発中16発命中でした。

早速景品と交換し、誇らしげにしていました。

愚息、大大大満足の正月旅行になりました。

それから我が家には満足して頂けたお方がもう一人。

今年も家内安全といきたいものですね!

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

また1週間頑張っていきましょう!