お疲れ様です。
慶応の快進撃凄かったですね。
改めて付属校の絆の強さを印象付けられた甲子園でした。
さて、中学受験自体とても大きな試練ではありますが、その先を見据えた時、基本的には中学受験の次の試練は大学受験ではないでしょうか。
しかし、大学付属を選択した場合はその範疇にはありません。
進学校を選択するか、あるいは付属校にするか?
齢12歳(小学6年生)でその岐路に立たされます。
我が家としても2年先の話ではありますが、その時に向けてどのような選択をするのか、考えていかねばなりません。
そこで今回、現代ビジネスに早慶付属か御三家中か、『中学受験』で入るなら?最終学歴『東大・医学部か早慶大か』で選ばない、意外な指標たちという記事がありましたので読んでみました。
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子どもに中学受験をさせるにあたって、頭を悩ませることのうちのひとつに、「進学校にするか、大学附属校にするか」というものがあります。
首都圏受験においては『御三家』といわれる高い進学実績を持つ進学校群と、早稲田大学・慶応義塾大学の附属校群が並んで人気を誇っています。どちらも合格射程圏内という状況になったとき、偏差値や大学合格実績といった数字ばかりに囚われるのではなく、子どもの特性に合わせた学校選びをする必要があるでしょう。
首都圏大手進学塾で28年間教鞭を執り続け、教務部長や執行役員を歴任。2022年に株式会社Universal Education Planningを設立し、著書『算数ってなんで勉強するの?子どもの未来を考える小学生の親のための算数バイブル』を出版するなど、幅広い教育活動を行っている入吉弘幸さんがそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。
大学進学の「納得の度合い」
一番初めに言えることとしては 、18歳の段階で「大学受験」 という将来にかかわる選択をさせるか否か、ということです。
御三家中に進学した場合は18歳のタイミングでどの方面に行くのか、当然何か道が定められているわけではありません。
もちろん学力がともなった上での話ではありますが選択肢は広がっています。
一方で早慶附属に通えば、当然早稲田慶応の中での選択が基本になります。ここはすごく大きな違いです。
ただ、ここで気を付けていただきたいのは、御三家中に進学して最終的に早稲田大学や慶應義塾大学に進学することになったとしても、これは早慶附属からそのまま内部進学することとは意味合いが異なるということです。
結論として18歳のタイミングで自ら「早慶に進学する」と決めたのであって、それは 幅広い選択肢の中で吟味を重ねた上で早稲田・慶応を選んだという主体性がそこには存在することになります。
自らの判断で選んだという事実がもたらす「納得の度合い」というのは、附属校から大学に進学した時とは訳が違うものになるでしょう。
御三家:「不安感」からくるモチベーション
さらに学習面におけるプロセスにも違いがあります。
御三家をはじめとする進学校は、6年後に大学受験があるということが分かっている状態で入学します。
そうなれば「中学校では勉強をするものだ」「大学入試のために学力を積み上げていかねばならない」という前提が強くある状態で中学校生活がスタートするということになるでしょう。
ゴールに関してのある種「不安感」からくるモチベーションというのはやはり御三家中入学者の方が高いはずです。
生徒側にそのモチベーションがあるわけですから、もちろん教える側、学校の先生の学習面におけるサポートも厚くなりますし、受験に向けて基礎的な内容からしっかり授業をしてくることは間違いありません。
早慶附属:特色のあるカリキュラムも……
それに対して早慶附属中は、勉強に関して高いモチベーションをもって入学してくる生徒の割合は進学校に比べると低くなる傾向があります。
当然 、中学入学と同時に大学進学までがほぼ決まっているようなものですから、学校の先生も工夫をして学術的にも深い部分まで教えてくれることがあります。
したがって勉強面では専門的なものが多くなるケースもあります。
もし既定のカリキュラムが進まなかったとしても、大学入試ということに影響があるわけではありませんので、大きな問題にはなりません。
一方で、他大受験となると、当然ハンデが生まれることになってしまいます。
このように、御三家中など進学校と比べると、学校で習う内容自体も相違点というものがあるといえるでしょう。
御三家:縦のつながり
先に述べたような「入口でのモチベーションの違い」は学校内の雰囲気にも影響を与えます。
学習面に対する高いモチベーションを持った生徒が入学する御三家中に通う生徒たちは、同時に将来の不安を抱えているということが前提としてあります。
不安をもっているからこそ 、その気持ちを分かっている先輩方は下級生の面倒を見る、声をかけるという場面が多くなります。また下級生が自立した先輩の姿を見て学ぶ、憧れるという要素も多くあるようです。
いずれにせよ、学校の中でも先輩、後輩の関わり合いが強いのが御三家であると言えるのではないでしょうか。
有名な進学校というのは大人になってからも先輩後輩の関係性が継続する場合があります。
いわゆる「縦のつながり」というのが強いということになるでしょう。
先輩からの注意やアドバイスがある分、学校の先生は生活面というより学習面に専念できるという良い循環というものが存在するのだろうと考えられます。
早慶附属:横のつながり
それに対して早慶附属校というのは、部活などに属していた場合は先輩との関係というのは強固なものになるとは思いますが、そうでなければ先輩との関係性というのはそんなに強くならない傾向にあります。
むしろ学年のつながりの方が強い、そんな印象を受けます。
先輩からの指導や忠告というよりは、自分たちの世代の中での関わりが強くなってくるので、生活面における先生の役割という部分が大切になってきます。
ルールなどを徹底させるというような指導も多くなってきます。
雰囲気の違い
話は戻りますが、御三家は自由な雰囲気というのが出来上がることが多いです。
高校2~3年生というある意味「大人」になりかけている世代というのが、学校全体を取りまとめる形になります。
それは生徒たちの自主性を重んじた雰囲気を作り上げることにつながり、大人よりも子供たち自身が考えていくという校風ができていくことになります。
それに対して早慶附属校というのは、先ほど述べた通り、先輩云々というよりも学年の中で雰囲気が醸成していく形になりますので、先生たちが雰囲気を作り上げていくことになるのでしょう。
「愛校心」から考える相性
では御三家と早慶附属校、それぞれどんな子が合うのかということについても考えていきたいと思います。
ここでは「愛校心」というテーマで少し話していくことにいたしましょう。
御三家:「群れない」「人との出会い」
御三家は先ほど述べたような校風の土台がありますから、自分の学校に対する愛校心というのは、例えば先生や友達、先輩というような「人とのつながり」、つまり「自分はこの学校に入ってこういう人たちに出会った」という体験を主体にして愛校心を構築していくことになります。
要するに「人」ということにフォーカスして価値をもっていくということが多いのです。
人の影響を強く受けるため、他者というものを受け入れていくということが大切になっていきます。
人を受け入れる分だけ自分自身も人から認められる場面が多くなるわけなので、自分自身の意見や信念というものを持ち続けられるという要素もあるでしょう。
「頑固」でいられるといえば、わかりやすいでしょうか。
そういう意味では「群れない」という状態を許容できるかどうかということも、お子様に合うか合わないかを判断する一つの材料になるのかもしれません。
早慶附属:「チームで協力」「大学の歴史」
一方で、早慶附属に関しては、分かり易く言えば同学年の友人たちみんなで肩を組んで「若き血」や「紺碧の空」を大声で歌うというようなイメージでしょうか。
いわゆる学年の友人同士力を合わせてチームとして何かを成し遂げる、そういう雰囲気を楽しいと思える、美徳を感じるということに重きが置かれる部分があります。
そういうところを受け入れられるかということが、附属校の雰囲気が合うかどうかのある種の物差しになるのではないでしょうか。また大学の影響も非常に強いので、学校そのものに対するロイヤリティというものが強くなるのも特徴の一つではないかと思われます。
御三家:「大人っぽさ」の素養、自立心
冒頭で述べた18歳の選択ということから考えていくと、御三家に進学した生徒たちがする18歳の選択で得られるかもしれない国立大学を初めとした未来の可能性、あるいは学術的な部分を主体として将来を見据えていくというところに重きを置くのであれば、当然御三家に進学した方が良いでしょう。
また、「自分」というものを持った生徒に囲まれることによって、自立心というものも養えるという要素もあります。
中学受験をする時点で将来の方向性が定まっていなかったとしても、学校生活を送る中で相互に影響を受け合いながら自身が進むべき方向性を見つけ出すことができるということも言えるでしょう。
一方で、けじめのある生活というものが送れないと御三家の中では他の生徒に置いていかれてしまうという部分があります。
したがって多少の「大人っぽさ」というものが御三家に進学する上では必要な素養なのではないかと思います。
早慶附属:「幼さ」を受け入れて伸ばす、じっくり物事に取り組む
早慶附属に関しては、スポーツや芸術などに興味があって、そういう分野に夢や目標をもっているようであれば、俄然附属校に進学させてあげた方が良いだろうと思います。
大学受験がない分、好きなことに没頭する時間が得られるということがありますし、6年間ではなくて10年間という長いスパンで物事に取り組めます。
じっくりと子ども自身がやりたいことに取り組ませたいというということであれば早慶附属校は合うと思います。
一方で、それだけ長い時間をかけさせても大丈夫ということは、多少の幼さが子供にあったとしても受け入れてもらえます。
さらに学校の中は決して緩い雰囲気ではありません。
特に生活面に関しては厳しい部分もあります。
やりたいことに没頭する一方で生活面に関してはある程度管理してもらえるというのはメリットになりえます。
子どもの個性に合わせた志望校選びを!
成績面についてもまとめていきましょう。
御三家はやはり積極的に勉強に取り組む生徒が多いので、他の学校との相対的な観点で言えば学力は高い状態が保てます。
その先に待ち構えている進路というものを踏まえた上で、指導という側面も考えながら成績がつけられます。
それに対して附属校はどうしても「大学に推薦していく」という観点があるので、推薦に値する人物なのかということに重きを置いて成績がつけられることになります。
したがって、成績が足りていなければ留年もあれば大学への推薦ももらえなくなります。
そのような厳しさが附属校にはある一方で、先ほどからお話している、いわゆる「子供っぽさ」を許容して、しっかりと育てていくということに関しては、附属校は得意としています。
わが子はどうしてもまだ幼さが抜けないなと思われる場合は時間を十分にかけられる附属校をお勧めします。
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いかがでしたでしょうか。
御三家をはじめとする進学校には進学校の、早慶付属をはじめとする付属校には付属校のメリットとデメリットがあるかと思います。
・将来にわたる縦と横の繋がり
・確固たる信念の確立
・自主性と自立
・好きなこと、やりたいことへの取り組み
・幼さの許容
どちらの道を選択しても、本人が選んだ道ならばそれが正解になるかと思います。
ただ、どのような選択肢を導くかは我が子の特性を鑑みながら、現時点でBestと思える中学校を見定めていきたいものですね。
みなさまはどちらを選ばれますか?
<今週の学び>
SAPIXの夏期講習の算数テキストを進める一方で、補填として市販教材の追加問題演習も行っておりました。
例えば『場合の数』についてはPermutationとCombinationを自在に操れるようになっていますが、それらはひとつの武器に過ぎず、しっかりとした基礎を築き上げる必要があります。
この分野は高校数学と重複していることから、少々先取りになりますが、学生時分私が愛用していた教材を活用しています。
まずは引き出しとなる解法パターンを身につけることが必要です。
上記の教材の他、SAPIXや浜学園最レ教材もその引き出しをこれでもかと見せつけてくれます。
特に夏休み中は限られた時間内にそれらを身につけることが要求されましたので、なかなか気合いを必要とする学習になりました。
さらに引き出しを構築するために、このような問題集を使って、『場合の数』についてトレーニングしてみました。
こうした引き出しをひとつひとつ構築していくとともに、じっくりと考えて解く問題もこなしていかなければなりません。
算数・数学の枠を超えて勉強していきたいと思います。
夏休みも終わりましたが、愚息のチャレンジはまだまだ続きます!
<追記>
先日、大阪に行ってきました。
息子にとってははじめての大阪です。
目指す目的地は・・・
でした。
息子、テンションMax!
わき目もふれずマリオカートアトラクションへ。
外気温は37℃
息子の熱気は10000℃。
さぁ、準備OK。
息子と私、そして我が家の聖帝様の3人で乗り込み、勝負開始です。
結果・・・
1位私:260点
2位我が家の聖帝様:160点
3位息子:150点
その後、合計3回マリオカートに挑戦しました。
マリオワールドでは、ヨッシーアドベンチャーや3つの鍵を集めてクッパJrの隠れ家へ突入。
その他ドラえもん、ハリーポッター、ミニオン、ジュラシックパークなどエクスプレスパスを活用して効率よくアトラクションを楽しみました。
私としてはアトラクションより『パークサイドグリル』で食べたステーキの味が記憶に残りました😅。
愚息の心はおおいに満たされたと思います。
ひと夏の良い思い出ができました。
よかったね、マリオボーイ君!
また、行き帰りの新幹線も小鉄君にとっては至福の時間となりました。
人生においてはこうしたOnとOffの時間の使い分けが必要ですね。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
また1週間頑張っていきましょう!