歌詞、台詞


始源~
(In the beginning, chaos filled the world.)
軈て~
(After a while, the mother of all life awakens.)
母なる者~
(She creates children from this world of chaos.)
其は即ち~
(They are the genesis. They were gods we call Muse.)

長兄神と末妹神が交わり
(Rythmos(υθμ) and Harmonia(ρμονα) conceived)
朝神と夜女神
(Helios(λιο) and Nyx(Νξ).)
次兄神と末妹神が交わり
(Melos(Μλο) and Harmonia conceived)
太陽神と月女神が生まれた
(Ilios(λιο) and Fengari(Φεγγρι).)
朝神と夜女神から
(Helios and Nyx conceived)
大地女神の眷属
(The relatives of Ge(Γ).)
太陽神と月女神から
(Ilios and Fengari conceived)
海原女神の眷属が生まれた
(The relatives of Thalassa(Θλασσα).)
母なる者~
(The Mother herself conceived Ouranos(Οραν),)
最後に【死すべき者】~
(In final conceived thanatoi(θνατοι) which bears Hellenes(λληνε).)

時を運ぶ縦糸...命を灯す横糸...
(Khronos(Χρνο), the vertical bearer of time .... Bios(Βο), the horizontal flame of life ....)
其を統べる紡ぎ手...~
(The weaver of the universe uses both strings .... If this is the reason we call it destiny ....)
嗚於...女神よ...~
(Oh ... Goddess, what kind of world will thou weave?)

「The 6th horizon "Moira"」

創世詩 → γνεσι(ゲネシス)
神話 → μθο(ミュートス)
語り手は誰ぞ “語り手は我等”
謡い手は誰ぞ “謡い手は我等”
詩女神の娘達よ → ρμονα(ハルモニアス)

Ιωνια → Ionia(イオニア)
Δωρια → Doria(ドリア)
Φρυγια → Frygia(フリュギア)
Λυδια → Lydia(リュディア)
Αιορια → Aioria(アイオリア)
Ροκρια → Rokria(ロクリア)

我等詩女神六姉妹 → Τ ρμονα(Tis Harmonias ティス・ハルモニアス)

【風神眷属の王国:Ανατολια】(アナトリア)⇒
 (the Kingdom of νεμο(アネモス))
【戦女神眷属の王国:Θρακια】(トラキア)⇒
 (the Kingdom of Μχη(マッケー))
【火女神眷属の王国:Μακεδονια】(マケドニア)⇒
 (the Kingdom of Φωτι(フォーティア))
【地女神眷属の王国:Θεσσαλια】(テッサリア)⇒
 (the Kingdom of Γ(ゲー))
【光神眷属の王国:Αιθρια】(アイトリア)⇒
 (the Kingdom of Φ(フォス))
【智女神眷属の王国:Βοιοτια】(ボイオティア)⇒
 (the Kingdom of Δναμι(デュナミス))
【水神眷属の王国:Λακωνια】(ラコニア)⇒
 (the Kingdom of δρα(ヒュドラ))
歌詞解体


赤く揺らめく暖炉 家にもあったのに
悲しいけれど 燃やすべき薪がなかった
弟達はいつも 機敏に動いてた
腹は減るけど じっとしてたら凍っちまうから


赤く揺らめく暖炉は家にもあったけれど燃やす薪がなく火を燈す事は出来ませんでした
弟達はいつも動いていました
お腹は減るけれど黙って立っていたら凍えてしまうからです
ロシアですから、動いて身体を温めなければ凍死してしまうかもしれません


運命の贈り物 不幸を詰めた 入れ子人形
開けても 開けても 悲しみばかり


入れ子人形(マトリョーシカ)とはロシアの伝統的な人形で、開けたらまた小さい人形、また開けたら小さい人形…と出てくる人形のことです
それをいくら開けても不幸や悲しみしか入っていない、という意味ですかね


白く煌めく大河 風を切り裂いて
走れ馬車よ 家は遠いか空駈けろ
妹達もいつも 腹を空かせてた
頑張れ末妹よ 銀のお注射 きっと快くなるさ


ヴォルガ=ロシアに実際にある大河です。カスピ海まで流れているそうな。
トロイカ=トロイカは三頭立ての馬車で、18世紀末以降、駅から宿まで荷物を運んだりしていたため、親しまれてきたそうです。
妹は何らかの病気で苦しんでいて、注射をしてもらわなければならなかった
銀のお注射がどんな注射かが気になります


臥せる少女の治療費で 貧しい家計は燃え上がり
父親は遠くの炭坑で 岩が崩れて下敷きに
登りは険しき坂道も 転がり堕ちるは正に刹那


妹の病気が悪化して治療費がかかり、貧しい一家にはそれはかなりの負担でした
父親は遠くの炭抗へ出稼ぎに行った際、岩が崩れて下敷きになってしまいました
登りは険しい坂道も転がり堕ちて行くのは一瞬の出来事でした


死せる少女の葬列に 愛した二人の影はなく
母親も娼婦の格好で 無理が祟って旅立てり
どんなに険しき坂道も 転がり堕ちれば正に刹那


死んだ妹の葬列に父親と母親の姿はありませんでした
母親も娼婦として働きましたが過労によって亡くなってしまいました


掘っても掘っても砂ばかり どれだけ掘っても脈がない
拝金野朗の妄想さ 無駄な努力と他者は言う
それでも 夫は諦めないわ

掘っては掘っては砂埃 どれだけ掘っても切りがない
成金野郎の道楽さ 馬鹿な男と学者は嗤う
それでも 妻はついてゆくわ


いくら掘っても砂や砂埃だけ
無駄な努力だと学者や人は笑いました
それでも夫は諦めないと信じ妻はついていきました


今もう一度【神話】を 歴史の舞台に立たせたい……


神話を歴史の舞台に立たせたいというのはイーリオンの発掘を成功させ、神話が本当にあったというのを証明したかったんだと思います


不細工な顔だと虐められたけど 誰よりも必死に働いた
私[貴方]を支えたのは家族の存在と 母の形見となった一冊の【叙情詩】


叙情詩…つまり奉公先でもイーリオンは本当にあると信じていたんです


人生は贈り物 不条理詰めた 入れ子人形
それでも 私[夫]は掘るだろう[でしょう] そこに穴がある限り……


穴というのは希望ではないかと思います
そしてその希望がある限り発掘を続けていこうという気持ちで溢れているのではないでしょうか
ズヴォリンスキーのモデル、カチューシャ、銀のお注射について


実業家で考古学者のハインリッヒ・シュリーマンではないでしょうか
シュリーマンとズヴォリンスキーには幾つかの共通点があります


・家がかなりの貧乏

・商家で奉公

・母親が幼い頃に亡くなっている(父親は生きてたらしいです)

・叙情詩を信じて遺跡を発掘していた

・シュリーマンが最初に発掘したのは王冠で、ズヴォリンスキーが発掘した際にキラキラ~という音が入っており、エイレーネが「素晴らしいわ…」と言った辺りズヴォリンスキーが発掘したものは貴族が身につけていた宝石類(王冠?)なのではないでしょうか

でもシュリーマンはドイツ人なんですよ
ロシアの国籍もあったというのですが、ロシア人ではないし、少し疑問です


カチューシャ(末妹)

カチューシャは最初頭につけるカチューシャだと思っていたのですが、人の名前だったみたいです
エカチェリーナという女性名の愛称だそうです
つまり末妹の名前はエカチェリーナですね


銀の注射

銀のお注射についてですが、考えられたものを挙げていこうと思います

・銀貨で買った注射
ただ、ロシアでは銀貨は使われていないようなので、銅などより高価な注射であると比喩しているのではないでしょうか…

・水銀の注射
水銀について調べてみたところ、使用方法は様々ありました
*辰砂
漢方薬として使用されているようです
*ノブアズロール
水銀注射剤
梅毒の治療薬として砒素などと共に使われていたことがあったそうです
*水銀の皮下注射
昔は魔よけとして使われていたそうですが間違った使用法です
*チメロサール
ワクチンの保存薬らしいのですが急性水銀中毒を引き起こします

妹はすでに病気にかかっていたと見られるので魔よけや漢方薬やワクチンは違うと思いました
なので感染症の治療としていたノブアズロールが有力なのではないでしょうか
とりあえず分かるのは水銀は毒なので、摂取していたら確実に死にます