【アルカディア第一王子:Λεωντιυ】
 (Leontius, the first prince of Arcadia.)

「殿下!」
「何事だ?Κστωρ(カストル)」
「はっ!殿下の雷槍と我が軍の武勇に恐れをなしたのか、 神域を侵していたΛακωνα(ラコニア)軍は、撤退し始めたようです」
「うむ、御苦労」

東方→νατολα(アナトリア)
異民族→Βρβαροι(バルバロイ)
風の都→λιον(イーリオン)

同胞→λληνε(ヘレーネス)

“Λεωντι!!”

運命→かみ

太陽→λιο(ヘリオス)
闇→ρεβο(エレボス)

「Λεωντι(レオーンティウス)...ご覧なさい。雷神の血を分けた、貴方の兄弟ですよ」
「おめでとうございます、殿下」
「殿下、立派な兄君にお成りなさいませ」「兄上! 陛下が件の神託の件で御呼びです」
「嗚呼…Μορα(ミラ)よ…なんという仕打ちを…」
「イサドラ様、ご案じなさいますな。ここは私めにお任せください」
(ガタゴト)…ほら 荷馬車が揺れりゃ
(ガクブル)…そら 老婆(ババア)も≪吃驚し怖れ慄く≫(ビビル)
帰りたいのに言えない
帰りたくとも家無い

(ビシバシ)…ほら 馬鞭(バムチ)が撓(シ)なりゃ
(ガクブル)…そら 老爺(ジジイ)も≪挙動不審になる≫(ギョドル)
帰りたいのに言えない
帰りたくとも家無い


荷馬車というのは奴隷として連れて来られた人達を乗せている馬車で、老若男女様々な人が帰りたくとも言えるわけがなく、家も失ってしまったから帰れない


回る回る車輪は廻る 運命(ミラ)は彼等を何処へ運ぶ
背中合わせの温もりだけが 双りに灯る唯一の希望(エルピーザ)……


車輪というのは運命の歯車ではないかと考えました
そしてMoiraは彼等を何処へ運ぶのか
背中合わせに座ればそこから伝わる体温
それだけが双子の希望(希望と言っても、救われるといったものではないと思います)だった

重い足取りで
何処へ 何処へ 彼等は何処へ向かって行くのかしら?
(カプ カプ ピイェヌン カプ?)
念(オモ)いは届かず
何故 何故 彼等は何故に行かなければならないのかしら?
(ギャティ ギャティ プレピ ナ パテ?)
疲れた身体で
何処へ 何処へ 彼等は何処へ向かって行くのかしら?
(カプ カプ ピイェヌン カプ?)
運命だからと
何故 何故 彼等は何故に行かなければならないのかしら?
(ギャティ ギャティ プレピ ナ パテ?)


馬車から下ろされ、罵声が飛び交うなか彼等は重い足取り歩き始めます
帰りたいという念いも届かず、馬車に揺られ疲れた身体で、運命には逆らえないとひたすらに歩きます


平等なんて嘘なの? 幻想なの?
命に[値段を]つけられる場所[れる墓所]
其れが奴隷市場 奴隷市場 奴隷市場…


平等は嘘なのか、幻想なのかと奴隷制に疑問を持つ者もいたはずです
命に値段をつけられ、人として生きられない…人としての死を連想させられる辺り墓所なのでしょう


離れ離れ 繋いだ手と手 遥か遥か 引き裂かれて
巡る巡る 季節は廻る 運命(ミラ)は双りを何処へ運び
今は見えざる歴史の涯(ハテ)に 舞い降りるのは誰の光……


此処で双子は別々に売られてしまいます
バックで「エレフー!」「ミーシャ!」と叫ぶところがあります
最後まで手を握っていましたが双子を買った人達が引き離してしまいました
季節が廻り運命は双りを何処へ運ぶのか
今は見えない未来に舞い降りるのは誰の光か…
光といえば神の光かな?と思ったんですが、違うかもです
読み方等



「出発!」
「そらぁ!…はぁっ!……やぁっ!……」

…→ガタゴト
…→ガクブル
老婆→ババア
《吃驚し怖れ慄く》→ビビる

…→ビシバシ
…→ガクブル
老爺→ジジイ
《挙動不審になる》→キョドる

運命→Μορα(ミラ)
希望→λπδα(エルピーザ)

「うう……」
「ほれ急げ!」
「うっ!」
「この無駄飯食い共が!ほれほれ!もっと持ってけ!」

何処へ 何処へ 彼等は何処へ向かって行くのかしら?
→Κπου, κπου, πηγανω κπου
(kapou, kapou, pigaino kapou? /カプ カプ ピイェヌン カプ)

何故 何故 彼等は何故に行かなければならないのかしら?
→Γιατ, γιατ, πρπει να πτε
(giati, giati, prepei na pate? /ギァティ ギァティ プレピ ナ パテ)

「ほれ、急げ!」
「おい!」
「ほれほれ!」
「うっ…ミーシャ…」
「うん…」
「うわっ」
「モタモタするんじゃない!」
「チッ」
「ミーシャ…」
「エレフ…」

「ミーシャー!!」
「エレーフ!!」

運命→Μορα
涯→はて