表紙のピカチュウを肩に乗せた
屈託ない笑顔と、
中国の奥地の寒村出身という
ちょっとびっくりな生い立ちが、
気になって気になって、
アマゾンでポチッとしてしまいました。
ポケモンGO開発者の自伝と
開発に至る話。
…心が洗われた‼️
なんだろぅ、すごく、よい本だった!
歯切れのよい文章。
コンピューターやゲーム、
学校、仲間、などに対する、
謙虚で、愛情と尊敬の溢れる目線。
世代も違うし、
ゲームもやらない自分には、
わかるよー、という点はなかったのだけど、
上から目線の感想じゃなく、
「このゲームを初めてみたときは、本当に興奮した!」
みたいに、
ふつうの言葉で素直に言われると、
スッと入ってきた。
貧しいながら、
何かと工夫やチャレンジをする家族で、
でも、本文中
その辺の苦労や愚痴、頑張ったぞ、
なんかは一切なくて、
そういう生活は淡々と進み、
ゲームやコンピュータの勉強への
ワクワクで彩られた文章。
それにしたって、
1人で本屋で立ち読みしたり、
プルプルしながらお買い物したり、
独学で完成したものもあれば、
情報不足で未完成になってしまったものも多数…
一般的には、
恵まれてないとも言い訳されるような環境なのに、
そこへの不満も、一切なく。
そういう編集なのかもしれないけど、
それでも、
この本で伝えたいことが、
お説教じみた
苦労話ではなく、
その時にできることを、工夫して、
楽しくやり続ける、ことなら、
すごくいい。
生き様にモヤモヤしていたら、
ぜひ読んでいただきたい…!
とはいえ。
もしも、例えば、自分が仕事で
行き詰まりを感じながらも
毎日の収入も必要で、
他に何やっていいかもわからず、
身動きとれない状態で
この本を読んでいたら…
余計に悲しくなってしまったかもしれない…。
こんな風に生きられる人とは違う…
気持ちの明るさも、
頭脳も、体力も、情熱も…
経済力だって今となっては…
なんて、思ったかもしれない。
多分、自分が、「全力で頑張る」と
いうのを、
無意識にでも、少し偽るようになったのは、
人と自分を比べたときからだった気がするから、
こんな風にやって、できて、
超エリート企業に入れて、
どんどん結果も出して、
すごいよね…みたいな。
頑張っているフリ、
こんなに頑張っているのに…なぜ自分は…
みたいな、感じ。
変えられない条件に
文句言うヒマがあったら、
やるべきことも、
やりたいことも、
やれることを、
楽しんでやったらいい。
結局、遺伝とか与えられた環境とか、
あるうえでのことであっても、
自分は、今やったことの積み重ねだし。
すぐにではなくとも、
繋がっていますから。
どうしても、自分はアタマでっかちで、
説教っぽくなっちゃうけど、
そんな自分に心地よく響いた一冊でした。