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受講生募集中です。
誠心誠意で指導いたします。
よろしくお願いいたします。
マンツーマンレッスンで，ある合格コースの受講生に言われました。
「自分には厳しいことは言わないでほしい。」と。
もちろん，受講生はお客様ですから，それがお望みならそのようにいたします。
私が何故叱責するか。
その人の合格のために必要だと思うからです。
資格試験は合格してなんぼです。
合格しなくてもいいです。受験することに意味があると思います。民法のことや，不動産の表示に関する登記のことが知りたいだけです。
受験生にはこういう人もいると思いますが，ごくごくわずかではないでしょうか。
そういう方は事前におっしゃっていただければ，別に厳しいことは言いません。合格を目的としていない人に厳しいことを言う必要はないからです。
先の受講生ですが，地方からわざわざ出てきてマンツーマンを二度利用してくれました。
やる気満々だし，合格することを望んでいると思えます。
指導をしていて，飲み込みがあまりよくないとは思いました。ただ，それは恥じることではありません。人間誰にでも得手不得手はあるので。
標準的に３ヶ月くらいで理解できると思っているスタート講座の内容を１ヶ月で理解できる人もいれば，１０ヶ月かかる人もいるのは当たり前だと思います。
覚えるのが苦手な人は何ヶ月かかっても仕方ないでしょう。私は応援します。マンツーマンでは何度も何度も同じことを繰り返し教えます。
ただ，覚えておきなさいと言ったことが覚えられないからと「もう勉強できない。こんなのやりたくないです。これやらなきゃいけないんですか。」と何度も投げ出す態度をとられると，やはり，一言言ってあげないとと思うわけです。
何故か。
それは本試験，資格を取れるチャンスは一年に一度しかないからです。また，２年勉強したら１００パーセント合格できる。５年勉強したら１００パーセント合格できるという保障はどこにもありません。
だったら，一年一年のチャレンジをできる限り有意義なものにして，今年間に合わなくても，ある程度のレベルに引き上げて来年につなげていく，そういうことは必要だと思います。
そういう意味で，その受講生には「できないからと投げ出したりばかりしていると，チャレンジできる機会に間に合わなくなる。そんなんでいいのか。」と言いました。
今年は厳しいかもしれないけど，来年の試験には土俵に上がって他の受験生と渡り合えるようにするには，もうちょっと必死にならないと間に合わないと感じたからです。その受験生が来年も間に合わなくてもいいやと思えば，私はそんなことは言いません。
ですが，その受講生に言われました。
「怒鳴る人は嫌だ。」と。
怒鳴るか，そんな風に聞こえるんですかね。
その受講生はできないことをなじられたと感じたようです。
もちろん，そうではなくて，合格できるチャンスは一年に一度だから，それまでにできる限りのことをやる必要があるから，今のような態度では間に合わないよと思ったので，言わせてもらったんだとは言ったのですが・・・
「もう勉強できない。こんなのやりたくないです。こんなのやらなくてもいいんじゃないですか。」と言われて，「そうか，気分が乗らないなら今はいいよ。また後でやろう。わかるようになるまで頑張ろう。」と一度や二度なら言えますが，それ以上はどうかなと感じてしまいます。「このペースだと，受験できるのは３年先になるかもしれないけど，仕方ない。」と思いながら，「大丈夫，このペースでも来年に間に合うよ。」と合格を夢見る受講生を指導する。私は罪悪感に似たようなものを感じます。３年勉強すれば１００パーセント合格できるという保障があれば別ですが。
その受講生には，へこんだ心を奮起させてもらいたいと願っています。
来年こそは土俵に上れるように。
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