入口参道の紅葉に染まる石段
日本の景色ここにあり
光悦寺(コウエツジ)
創建:1656年
宗派: 日蓮宗
本尊: 十界大曼荼羅
十界とは六凡四聖の意
六道(1)地獄界、(2)餓鬼界、(3)畜生界、(4)修羅界、(5)人間界、(6)天上界
聖者(7)声聞界、(8)縁覚界、(9)菩薩界、(10)仏界
開山: 日慈
芸術村にあった光悦の屋敷跡で、境内に光悦の墓碑があります。
光悦の死後に、屋敷が光悦寺となったのです。
本阿弥光悦
刀剣の鑑定、研磨、浄拭を家業とする京都の本阿弥光二の長男。
江戸時代初期の書家、陶芸家、蒔絵師、芸術家、茶人。
茶道においても一流儀に偏することなく、古田織部や織田有楽斎にも教えをうけ、また千宗旦とも深く交わって茶道の奥義を極めた。
1596年 - 1615年 別宅を構える
1615年 徳川家康から鷹ケ峯の九万坪の土地を与えられた
1619年 その地に大芸術村(光悦村を作り上げた)
光悦の一族や様々な工芸(金工、陶工、蒔絵師、画家等)の職人ら100人以上を集住させた。
また、風流をたしなむ豪商の家屋敷(筆屋、紙屋、織物屋)も多くあったとされる。
俗世や権力から離れ、創作三昧の日々を過ごしたようだ
紅葉の季節はとんでもない美しさとなる
近辺には源光庵や常照寺といったお寺が歩いていける距離にある。
広大なお庭をゆったり気分で散策するのにもってこいです。
観光客は意外に少ない
紅葉の季節でも意外に人が少ないようです
鐘楼
情緒と趣ある茅葺の鐘楼です。
時報の鐘です 撞かないように
この手前で拝観料を支払います。
境内
には大虚庵、三巴亭、了寂軒、徳友庵、本阿弥庵、騎牛庵、自得庵の7つの茶室が散在し、さらに庫裏に接して妙秀庵がある。
(いずれも大正時代以降の建物)
植物だらけのお庭を綺麗に見せるのは、想像を絶する苦労が必要なんです。私の家にも前栽があるので苦労しているのです
大虚庵
光悦が鷹ヶ峰に営んだ居室の名称であるが、現在ある大虚庵は大正4年(1915年)に新たに建てられたものです。
光悦垣
茶室大虚庵前のユニークな竹垣は、光悦垣またはその姿から臥牛(ねうし)垣と呼ばれ徐々に高さの変る独特のものである。
竹の接ぎ目が見当たらないのだ。職人技だ。
三巴亭
大正10年(1921年)に建てられた数奇屋建築で、八畳2室、水屋等からなる。北西の八畳は光悦堂と称し、仏壇には光悦の木像を安置する。
「三巴」という言葉には「三人が向かい合って座ること」という意味がある。
了寂軒
松の木に囲まれた素晴らしい茶室です。
「チャアレス エル 布利耶 碑 MONUMENT OF MR.CHARLES L.FREER」と刻まれた大きな石碑があった。
なんか、くじらのモニュメントかと思った
水原 秋桜子
「紅葉せりつらぬき立てる松の幹」
徳友庵
名前は本阿弥光悦の号である「徳友斎」から名づけられている。
縁側からの景色が楽しめます
鷹峰三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)を望める景勝地なのだ
本阿弥家一族の墓所
東山三十六峰
庭園内から近くに鷹ヶ峰・鷲ヶ峰が、遠くには東山三十六峰の山並みが見渡せる。
本阿弥庵
本阿弥光悦翁 墓所
山二つかたみに時雨れ光悦寺
作者:田中 王城(1885生)
常照寺⇒源光庵⇒光悦寺⇒しょうざんリゾート京都と巡ってます。
次は、しょうざんリゾート京都に行って、食事します
2022.04.07 京都府京都市北区鷹峯光悦町29