伊藤若冲の天井絵
木曽義仲公墓
松尾芭蕉翁墓
義仲寺(ギチュウジ)
宗旨;天台宗系
本尊;聖観音菩薩
開山;巴御前
中興;1553年頃
中興;六角義賢
創建;不詳
JR膳所駅・京阪電鉄膳所駅の北約300mにある寺院。
西部大津直前にこのお寺がある。
西部大津へいつもは車で行くのですが、今回は電車にした。
それで、義仲寺にお邪魔したのです。
西部百貨店大津がこの8月で閉店となる
県都・大津の唯一の百貨店で、開業から43年にわたってランドマークでもあった商業施設が消える
青春時代~定年退職までのお付き合いいでした。
本当に寂しいです。
持っているポイントを使い切るのが目的でもあります
◆小倉山荘のあられを購入するのが定番コースでした。
この辺の美しい景観を愛した松尾芭蕉(1694没)が生前の遺言で、ここに墓が立てることを希望したという。
こんなところに伊藤若冲の絵があるのか信じられない
やさしそうなご住職夫婦が受付におられた。
義仲寺の名は、平家討伐の兵を挙げて都に入り、帰りに源頼朝軍に追われて粟津(あわづ)で最期を遂げた木曽義仲(1184没)をここに葬ったことに由来している。
近江守護であった佐々木六角が、室町時代末期に建立したという。
巴地蔵堂
山門前手前の堂
芭蕉の木
バナナに似ているが、食用には不適らしい。
身のほどをかへり見る日ぞ初しぐれ 羽州(俳人 松浦羽州)
行春をあふミの人とおしみける 芭蕉桃青
史料館
粟津野に深田も見えず月の秋 露城(俳人 瀬川城)
木曽殿と背中合わせの寒さかな 又玄(俳人島崎又玄)
古池や蛙飛び込む水の音 芭蕉翁
深川の芭蕉庵に住んでましたが、そこの「古池」の蛙のことのようです。
◆木曽義仲の墓のある義仲寺の古池かも知れないんです。
昔は、寺の前が琵琶湖岸で、風情のある場所だったらしい
朝日堂 義仲寺の本堂
本尊;木彫聖観世音菩薩
巴塚 木曽義仲公の側室巴御膳の塚
佐渡の赤石 寄贈;三浦義一翁
木曽義仲公墓
松尾芭蕉翁墓
旅に病んで夢は枯野をかけ廻る 芭蕉翁
翁堂
正面祭壇に芭蕉翁坐像
左右に36俳人の画像
蝶夢法師陶像
天井の絵は伊藤若冲筆 四季花卉の図
翁堂からの眺め
曲翠墓(膳所藩士)
さまざまの露ひとむらのさかり哉 露城
としつきは 過ぎにしとおもふ 近江ぬの
みづうみのうへを わたりゆく月 三浦義一
木曽塚の夏艸ひくも宿世かな 兼輔
むべ三顆翁を祀るけふにして 方堂
鶯の頻に鳴くや雨の花 其桃
よい処へちればさくらの果報かな 蟻洞
月の湖鳰は浮いたりしづみたり 魯人
粟津文庫
初雪や日枝より南さり気なき 蝶夢幻阿佛
山吹塚 義仲公の側女山吹御膳の塚
2020.06.11 滋賀県大津市馬場1-5-12