공기밥:コンギパッ
【공기밥:コンギパッ】ニュースによると家庭で消費するお米が減ったのは、この1,2年のことではなく毎年最低値を更新しています。韓国の国民1人当たりの米の消費量は昨年55.8Kg。1日約153gになります。お米153gに水を注いで炊くとご飯300gくらいになるので、食堂の공기밥にすると「1.5個」程度の量になるとのこと。「공기밥:コンギパッ」は器に入ったご飯のことです。「공기(コンギ):空器」+「밥(パッ):ご飯」です。こういうやつです。空器+ご飯という言葉の組み合わせが言い得て妙というか、面白いですね。実は正式表記は「공깃밥」なのだそうです。そうか、そうか、공기の밥だから「~の」という意味の「ㅅ」が入るのが正式なんですね。え、みんな間違って使ってるってこと正式表記は「공깃밥」だけれど一般的に「공기밥」が広く使われているそうで、これはもうそのうち正式表記も変わったりするかもしれませんね。「공기」は1공기, 2공기(ご飯1容器、2容器1杯、2杯)というようにご飯を数える単位としても使われます。韓国の食堂では容器にご飯が入っておしぼりを温めるような入れ物に入ってスタンバイしているのを見かけます。こういう感じです。タオルの代わりに공기밥が入ってます。容器は大抵ステンレスなので、出てきた直後は容器自体が熱くてふたが開けられなかったりします容器にはご飯がパンパンに詰まっているので、全部食べ切るのは結構大変。たぶんご飯茶碗にしたら1.5杯分くらいありそうです。そうそう、공기밥は容器に入ったご飯ですが、ひっくり返って밥공기になるとご飯の器=ご飯茶碗という意味になります。朝鮮時代はご飯を器に山盛りにして食べるのが一般的でした。「고봉밥【高棒飯】:コボンパッ」というそうで、うず高く盛り捧げるという意味からきているのだそうです。日本昔話に出てくるようなヤツですね。고봉밥で検索した写真を頂きました。この고봉밥のご飯の量は480g~640gくらいあったそうです。昔は少しのおかずとたくさんのご飯という食事だったんですよね。1970年代頃の経済開発に伴い外食需要が増えていく中で、飲食店が競ってご飯の量を増やしていったそうです。あの店はご飯が大盛りだぜぃそりゃ行かなくちゃという感じでしょうね。学生や若い男性は大喜びでしょう。朴正煕政権時代、お米の消費量増加に歯止めをかけるよう飲食店で販売できるご飯のサイズを調節することとします。1974年にソウルの飲食店でステンレス茶碗にのみご飯を入れて販売できるように行政命令が出たのだそうです。そこで「공기밥(공깃밥):空の器」という意味から転じて「ご飯をよそって食べるための器」となったそうです。はー、ご飯の上限を定めるための容器だったとは知らなかったさらに공기밥の大きさが規定され、違反すると罰が課されたとのこと。(1回の違反で1か月の営業停止、2回の違反で営業許可取り消し)そこまでして米の消費を抑えた時代から50年余り。今では米の消費量が減っています。パンや麺類を食べる人も増え、米の消費が減るとともに水田も減り続けているそうです。日本と同じですね。ニュースの一文です。햇반 같은 즉석밥을 사다 먹는 집이 늘고 있다는 얘기입니다.(直訳すると)ヘッパンのような即席ご飯を買って食べる家庭が増えているという話です。햇반(ヘッパン)はこういうやつです。トッポッキや冷凍キンパプ、冷凍チャーハンなど様々な米の加工食品が人気を得ているため、お米そのものがなくなるわけではないでしょうが、おかずがご飯のお供だった時代から、おかずのお供にご飯という時代になってきたのかもしれません。ニュースソース그 많던 쌀은 어디 가고, 쌀이 없다고? [취재후]오늘 아침 드셨나요? 가정에서 소비하는 쌀이 줄어든 게 한두 해 일은 아닙니다만, 해마다 역대 최저치를 ...news.kbs.co.kr