
10年前女房の誕生日に買ったバラ。
10日ほどテーブルに飾っていた。
毎日水を取り換え、その都度花に綺麗だよと話し掛けた。
そして枯れかかる手前に鉢へ植えかえた。
それを2階のベランダに置いて出勤前必ず水をあげた。カラカラの真夏は普段よりタップリと水をあげたが、やはり心配だった。
真冬のコトリとも成長の見られなかった季節を越え、初春に赤色の枝葉を見たときはとても嬉しかった。やはり水をあげる度にバラへの愛情を口にした。
3年が経ち1輪の切り花が、3本のしっかりとした枝のバラに成長していた。
もう大丈夫だ。
そう思い1階の椿の垣根の横の土へ植え替えた。
10年かけて育てたバラ。


