創作 remakeさせる女 | 代筆屋のブログ

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難しい文章は書けません。とても簡単で分かりやすく相手に訴求する文章の専門家です。あなたの気持ちを聞かしてください。それを代筆して差し上げます。


 



サックスを吹くところを、ライブで見たことがあるだろうか。
激しかったり、優しかったりする音色や、ペニスのような楽器の形状が、セックスの行為そのものに、例えられたりする。

桑田佳祐の歌詞はお祭りのように、性の歓びを高々と歌い上げている。最高に気持ちが良いと歌い、皆、何で黙っているんだ? 本音で楽しまないか? もっと曝け出そうやと歌う。


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おはよう。
昨夜はありがとう。
とても気持ちの良い時間を過ごせました。

ぼくの裸を見て、セクシーと言ったくれた君。

バスローブ姿、ベッドの上でしなをつくっていた君は、膝と膝を擦り合わせているのを、隠そうとしなかった。

君は待っていた。
ぼくが君に絡みつくまでの、じらしている数分間を。
君のその繋ぎ合わせは、ムズムズとして微かに濡れているでしょ?

悶えている君を見てぼくはタガが外れた。下半身が熱く隆起し始め、バスローブの紐を解くと、それがへそまで直立していた。

異常なまでに反応した分身を見て、次に行おうとする、極めて動物的な接合を、容易に想像出来てしまう。

これからこの女とやるんだ…
あの割れ目にねじ込むんだ…

欲望をグッと抑え、沈黙して互いに我慢に耐える時間を作れば、体液が体内でジュワッと発酵し始める。

ファーストタッチの指を絡めれば、それが受け入れる合図でもあり、セックスの幕開きである。

始まる時、

ぼくは君の様々な部位を、様々な方法でむしゃぶりつき、丹念に堪能していった。
ぼくの唾液で乳頭はテカり、舐められ吸われ過ぎた乳首が、艶かしく、切なそうに歪んでいた。

 絹の靴下 夏木マリ


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昨晩はちゃんとねむれました?
ぼくはグッスリ眠れました。

おそらく溜まりに溜まっていた体中の精液が、すべて一滴残らず、君の膣の中に放出されたからです。一滴も無駄にすることなく、注ぐことができた。

君のおかげです。
君はすばらしかった。

ぼくの身体にはまだ昨夜の熱りがあります。
心地よい疲労感と、君の柔らかな身体の感触が、いまだに残っています。

その弾力的余韻を思い出しては、今も楽しんでいます。性の歓びのエネルギー交換を、実現できたと思います。

完全に身体の中が空になり、一切水気のないカラカラの砂漠の上で横たわっている。そんな風景が浮かびます。カラカラといっても日照りのような感じではなく、充実感と心地良い疲労感なんです。

だけど今まさに、次の芽吹きが始まりつつあり、新しい夜明けのスタートを感じてます。イメージで言うと、香しい生まれたての、若葉のような匂いが蘇る。

大量の精液が喪失した分を補うために、セッセと新たな精液を作ろうとする、体内の精液再生工場が、既に稼働し始めています。横になっていると、断続的なオートメーション音が聴こえています。

空になったものを満たそうとする勢い、ダムに堰き止められ、まとめて放流する機会を、再び得ようとするように、準備をして働き始めているのです。
この再生こそ新たな活性化の始まりです。

年齢を考えれば、これは自慢話でしよう。

でも書かざるを得ないんです。

何故なら、興奮の局地を得られたこの快感は、何十年間もの空白があったから。

若い頃とは明らかに違います。だがしかし、
若くて回復力の限度を知らない忘却の彼方を、今思い出してしまいます。
この年齢になって漸く訪れた、快楽の再来です。
快楽の春でしょう。

涙が出る程嬉しい快感なんです。
涙が出る程って、解りますか?

愛の表現とは、自分と相手を一体化させる事です。

肉体的に、自分のありのまま受け入れてくれる女性を、ぼくは長い事願っていました。望んでいました。
肉体的に、愛すれば愛が返ってくる女性をです。

それが今迄皆無だった。

ところがついに実現できたのです。
涙が出る程嬉しいんです。

この気持ち解りますか?