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人間は
亡くなった人のことを
記憶する人がいる間は
亡くなっていない…
すなわち
人間の死は二度ある…
この話は
事実だと思います。
法要…
最近は簡素化が
進んでますが
人が亡くなると
初七日から49日まで
毎週行っていた法要には
意味が当然あります。
故人が亡くなった現実を
残された家族が
しっかりと受け止める
大切な仏縁…
それが七日七日の法要です。
最近は
残された家族の都合で
初七日を
葬儀の時に行ったり
また
省略されることが
多くなりましたが
亡くなった日から数えて
七日、七日の49日まで
読経は無くても
故人を想い出し
手を合わせて
欲しいものです。
また毎月の月命日。
これも忘れずに
手を合わし
故人を想い出し
感謝の日常を
歩んで欲しいものです。
実はこれら
私自身への
自戒でもあります。
私もつい
忙しさにかまけ
忘れることが
多々あります。
先日のこと
知人が
「妙に今日は落ち着かない」
と言いました。
私には聞こえない
風の音…
しかし
その人には
凄く大きく
聞こえていたり
また
背中が異常に重い…
「何かついていないか」
そう聞かれたものです。
何の気配も
異常も感じない私は
おかしなことを言うな…
と思っていると
知人が
フッと
「そう言えば今日は
母親の月命日だ」と
言ったのです。
朝起きたとき
今日は母の月命日…
そう憶えて
いたようですが
慌ただしく
自宅を出てしまった
とのこと。
そして
次第に落ち着かない
時間を過ごすことに
なったようです。
いつも忘れず
月命日には
自分のルーティンを
守っていたのに
たまたま
それを失念したばかりに
何か違う日常を過ごすと
嫌な気持ちになるもの。
「心の中で
お母さんにすまんね
と謝ったら大丈夫よ」
と伝えたのですが
忘れていたとは言え
知人の心掛けには
感心したものです。
手を合わす日常や
墓参りに行く時間を
盆や正月だけなど
現代人には
忙しい時代に
なったのも事実ですが
やがて我が身も
ご先祖様になる身…
「死んだら関係ない」と
口にする人もおられますが
良きも悪きも
いつまでも語られる人間で
ありたいものです。
安芸葬祭・エキキタホール
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