最近故人の遺志…という
言葉を耳にする。
自分の葬儀を家族に伝える…
考えてみればよいことである。
しかし…聞かされる家族の思いは
どうなのだろうか…
弊社で行っている説明会でも
私は…「自分の思いを家族に伝え
元気なうちに葬儀を考える…
これはある意味…大切なこと…」
そのように述べている。
しかし…現実に病に伏せられ、
医師より余命を宣告されたなか
での葛藤…
本人を含め、家族一同みな辛いと思う。
生前に、家族で話し合うことは、
確かに大切だと思う。
そこに行きつくまでの苦悩や思いを
受け止めるのも、葬儀社の仕事では
ないのだろうか…
◆地味にしてほしい。
◆家族だけで行ってほしい。
何気なく 口にされる要望ではあるが
その中に隠された故人や家族の思い…
家族葬が浸透すればするほど…
葬儀に対する遺志(意思)が
ベールに包まれていくのかも知れない…