独占欲 北人 | ♡妄想小説♡

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主に妄想記事をあげています。作品ごとにテーマ分けしていますので、サクサク読みたい方は、テーマ別にどうぞ。 ※物語はすべてフィクションです。  
たまに、推しへのくだらん愛も叫んでます

「リクさんも、希子ちゃんのこと狙ってるらしいですよ?」



グループの中でも一番仲のいい、というか、一番気を許せる相手、樹が言った。



その言葉を聞いて、え、と一瞬止まる。



希子、とは、俺たちが働くチームのスタッフの一人で、俺とは同い年。



同郷で、話が合って、俺が一番気心知れてる仲だと思っていた。



希子、って親しく呼んでるのも、俺だけなのに。



いや、壱馬もそう呼んでるか。



それなのに、リクさん、だと?



「それ、どういうこと?」



樹が一体何を知っているというのだろう。



「この間、リクさんが希子ちゃんのこと食事に誘ってるの、見ました」



だからといって、狙っているとは限らないし、実際に食事に行ったのかどうかも分からない。



「それで?」



「それでって?」



「二人で?ご飯行ったと?」



「行ったかどうかは知らないけど、今度行こうって言ってましたよ」



「希子は?何て言いよった?」



「はい、ぜひ、って」



何だよそれ。



あいつ、好きな人いない、とか言いながら。



でも、リクさんはかっこいいし、優しいし、大人だし…



誘われたら行くよな、ご飯くらい。



「どうするんですか?北人さん」



にやにやしながら樹が俺を見つめてくる。



冗談じゃない。



メンバーとライバルになんかなりたくない。



だったら…



「先に告るしかないやん」







「希子」



その日の夕方、控え室で一人準備する彼女を見つけた。



聞きたいことは、ただ一つだ。



「ねぇ、リクさんとご飯行った?」



「え?」



驚いた表情の希子が振り向く。



「なんで、それ…」



後ろめたいような顔をしている。



「ねぇ、どっち?行ったと?」



壁に押し付けるように、追いやる。



すぐ近くで、彼女の瞳を覗き込む。



「…まだ、行っとらん」



「まだ?じゃあ、これから行くと?リクさんのこと好き?」



「そんなんじゃないし!!」



「じゃあ何?断ったらいいやん」



「そんな簡単には断れんよ。てか、北人にそんなこと言われる筋合いないし」



「俺が、行ってほしくないって言ったら?」



「え、」



至近距離で瞳を見つめ合う。



彼女の黒い眼が揺れる。



「希子は、俺のもんやし。誰にも渡したくない」



「それって、どういう意味?」



「好きやって言いよるんやけど」



「それ、本気?」



「本気。気付かんやった?分かっとったやろ?」



「……」



「分かっとって言わせたやろ?」



希子が俯く。



「ねぇ返事は?これでも、リクさんと二人でご飯行く?」



「…行かん」



壁に押し付けた彼女の頭を、手のひらで撫でた。



「よかった」



照れたようにこっちを見上げる彼女がかわいくて愛しい。



そしてギュッと抱きしめた。











🥰🥰🥰🥰

いつか、北ちゃんがメンバーと好きな人が被ったらどうする?

という雑誌インタビュー受けてたのを思い出して、書いてみました😊


メンバーとライバルにはなりたくないから、

先に告っちゃうかなぁ、

って言ってたので😊😊


そして、九州男児っぽく(?)

独占欲強めの北ちゃんにしてみましたーー😊😊



こーーんな北ちゃんに迫られたいね😊



あと、初めてメンバーの名前をお借りしてみたよ😊



こういう妄想を書くのは、初めてかもー



リクさーーん、ありがとーー




あれ、なっちゃんとのほのぼの妄想書いてたんだけど、出来上がりません😂