今日になって、
ようやく町が動き出した感じがしてきました。
車で街中を走っていると、
まだまだ雪山が両脇に高く積まれていて、
もともと2車線の道も1車線しか通行できず、
ほぼ一通のような状態。
すれ違いをするのに、
前から来た車をやり過ごすために脇によけて、またよけて、
と、その繰り返しで前に進んで行く。
このように移動は車では時間がかかるので、
町には、ちらほらと 「歩く人」が見受けられます。
歩行者というと、
駅前の一部と、ショッピングセンターの中以外では
福井では珍しく、ほとんど見るコトはない。
この豪雪があってからです。
歩道は、もちろん高く積みあがった雪の上を歩くほかなく、
みなさん苦労しながら歩いてるんですが、
その表情は、どことなく 前を向いている。
雪が降り続いていた時のような恐怖心や不安感はなく、
温かい春に向けての一歩一歩を
確実に進めているようにも見える。
この豪雪で、
地域との連帯感や、
見知らぬ人とのかかわりなど、
いろんなシーンを経験できたことは、
この先必ず生きてきます。
今回の雪がもたらした雪害は大きいものでしたが、
いろんな温かさや
やさしさ、
忘れていた大切なものも同時に
もたらしてくれました。
神戸や東日本などの震災に比べると
ほんと大したことないかもしれませんが、
町がいよいよ通常に戻りつつある状況に
今日はうれしく思えた一日でした。
行政書士 青木克博