紫式部が参詣し「源氏物語」を起筆した石山寺[滋賀県大津市] | オレンジの普通でHappyLife♪

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2015年7月に主人の転勤で大阪へ。
その後は埼玉(東京勤務)→金沢→埼玉(東京勤務)→金沢→大阪と毎年引っ越し転勤生活。
いつまで住めるかわからないので、後悔なく転勤先を楽しみたいです♪

昨日は『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館』の記事をアップしました。 


今年の大河ドラマ館「光る君へ」に合わせて開館する大河ドラマ館は、福井県越前市、京都府宇治市、そして今回行った滋賀県大津市の3館。
早速、1月29日に石山寺境内にOPENした大河ドラマ館に行ったのでした。
 
大河ドラマ館は9時開館。
その前に到着していたので、先に石山寺境内を参詣していました。
まずはこちらのくぐり岩へ。
 
この穴をくぐると願いが叶うと伝わるパワースポット。
6年半ぶりにくぐってみましたが、足が曲がりにくくなっているのかきつかった滝汗

中はヒンヤリして狭く、くぐりにくい〜


石山寺は東寺真言宗寺院で、御本尊は如意輪観音、開基は良弁。

西国三十三所第13番札所で、『蜻蛉日記』『更級日記』『枕草子』などの文学作品にも登場するお寺です。

また昨日の記事にも書いた通り、『源氏物語』の作者紫式部は、石山寺参篭の際物語の着想を得そうです。


60段以上の石段を登り、本堂などがある伽藍へ。
右手に写っているのは滋賀県指定有形文化財の毘沙門堂で、岩の上に写っているのは多宝塔です。

この岩は、国の天然記念物に指定された石山寺珪灰石(けいかいせき)。

石山寺と言う寺院名の由来になった石です。


重要文化財の蓮如堂の奥に見えているのが本堂です。
階段を上って本堂へ向かいます。

本堂 国宝

承暦2(1078)年の大火で焼失しましたが、内陣(正堂)は永長元(1096)年に再建され、外陣(礼堂)は慶長7(1602)年淀殿の寄進により増築されたそうです。

滋賀県で最古の木造建築物とされているそうです。


絵馬も紫式部です。

本堂の相の間も淀殿の寄進で建てられたそう。

相の間の東端にある東西に二間続きの部屋は紫式部が参籠し、源氏物語を起筆した場所と伝わる源氏の間


以前来た時にはお部屋に執筆中の紫式部像が置かれていたんですが、この日はいなくて汗
どこかに出張中?

ちなみに火灯窓(かとうまど)の別名源氏窓は、この源氏の間に由来するとか。
お城に良く行く私としては、花頭窓の表記の方がしっくりしますがね。

以前いたお人形がこちら↓
有職人形司十世伊東久重氏作だそう。

本堂全景

主人の御朱印↓
「石山寺縁起絵巻」の世界は、まさに今の大河ドラマの世界。
まだまだ先のお話しでしょうがね。

多宝塔 国宝
源頼朝寄進により建久5(1194)年建立と伝わり、年代の明らかなものとしては日本最古の多宝塔だそう。

琵琶湖の眺めがとても美しいキラキラ

紫式部像

石山寺には3つの梅園があります。
行った頃はまだ早かったんですが、今はどうなのかな?

奥に見えているのは光堂。
その手前は牡丹が咲くそうですが、そんな感じが全くしない汗


石山寺の境内はとても広く、見どころが多いです。
この日の一番の目的は大河ドラマ館だったので境内はほどほどに切り上げましたがね。
昨日の記事にも書いた通り、石山寺と三井寺を中心とした2つのエリアでは現在、紫式部関連展示を開催しています。
大津市歴史博物館では特別展示開催中で、先ほど書いた紫式部のお人形はこちらにいるみたいです。
☆三井寺境内金堂 紫式部と三井寺展
☆大津市歴史博物館 特集展示 源氏物語と大津