すべてのビジネスに共通する基本、できるだけ安く仕入れて、付加価値をつけて高く売る。
不動産の世界でも仕入れがすべてです。
これまで7回にわたり、自分が体験した仕入れの中で、一番印象に残っている事を書いてきましたが、それは、この仕入れをした事で自分自身が一皮むけて大きく成長できたと実感できたからです。
あの頃の仕事に対する熱意を再認識する意味で、自分のために書きました。
毎日毎日、S社長をどう口説くかを考えてばかりいた日々は充実してました。
無から有を作りだすのが仕事。。
昨日の続きですが、
社内の決裁をとったにもかかわらず、また5000万も仕入れ値を上げないと他社に買われてしまう。
義理や人情の世界は通じず、ビジネスの世界では、少しでも高い方に売る事については、責められない。とくにグローバルな経済の競争ではなおさらです。
売っていただける価格はコミットできた。あとは社内をどう説得するか・・・・
社内営業も勝ち抜くためには必要な能力です。
あまり根回しなど好きではないですが、この場合、根回し=他部署の協力は絶対に必要です。そういった意味では、普段から社内の総務部、経理部、企画部、建築部といった他部署の方とのコミュニケーションは必要だと痛感します。
結果は再度決裁をもらい無事契約できました。
ちょうどいまから3年前の出来事でした。当時は市況に勢いがありました。
その後、サブプライムショック、リーマンショック等の世界同時不況によりマンション業界も大打撃をうけるとは誰も想像できません。
無事竣工までに完売しましたが、いまではとても当時の土地の価格では買えません。
考えると恐ろしい事です。
いろいろな運とタイミングがあってS社長と出会い、契約でき、会社も事業として成功しました。
今回、時間はかかりましたが、売る気のなかった人の心を動した事、これは、これからのビジネスの原点のような気がします。
売りたい人、買いたい人は、自ら積極的に動くので、なかなか自分の顧客にすることはできません。
不況の今、これから必要なのは相手が自ら動く前に自分の顧客にする「提案営業」だと思います。
提案営業力:その人の抱えている問題点を見抜き、よりよくなるように提案し、一緒に解決していく力。
その解決の過程でより強い人間関係が築かれ、強い信頼関係が生まれる。
提案営業力をつけるには、日々勉強して自分自身が魅力的になるように努めること、そして、心から顧客のためになるようにと思うこと、そして何より場数を踏むことが必要です。
「魂の仕入れシリーズ」にお付き合いいただきありがとうございました。![]()
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