BL小説 番外編 祐とムサシの再会 vol.1 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

吃驚した! 声も出なかった。


僕の結婚式の2次会。しかも、予定もしてなかった2次会。

東京時代の友達が2次会をしようと誘ってくれて、花嫁のアキラと行ってみると。

其処にムサシが居た。

結婚式には招待してなかったのに、どうして今日の事が判ったの?


友達の原田、岩本、菅原、木下。そして、上司だった井原さん。

綾川さんが予約していた新幹線で帰ったのは、残念だったけど。

懐かしい顔が、久しぶりに揃った。

井原さんと僕の友達とは知り合いだったから、会話も盛り上がった。


でも、僕はやっぱりムサシの事ばっかり気になって・・・・・・

ムサシの情熱的だった眼は、もっと落ち着いた・・・・深い眼の色になっていた。

男前が上がったかな?ムサシは歳を重ねれば、もっとセクシーになる。

僕の思った通りだった。


僕は、ムサシに目配せをしてトイレに向かった。

トイレで待っていると、すぐにムサシが来た。

僕は、堪らなくなって

「ムサシ!」

ムサシに抱き着いた。

「久しぶりだね。今日は卒業のラストシーンでもやるつもり?」

(卒業=花嫁を攫って逃げるラストシーンで有名な映画)

「祐、俺もこの街に帰って来たんだ」

「エッ、この街に?」

そうだった。ムサシと僕は同郷だったんだ。

「でも、どうして?」

「どうしても帰りたくなったんだよ。どうしてかな?」

僕の眼を真っ直ぐ見て、そう云った。

「ムサシ、駄目だよ・・・・・僕は結婚したんだよ?」

「なにが駄目なんだ?」

「そ・それは・・・・」

「俺は、お前に会って、大人しく帰るつもりだったのにさ」

ムサシは、そう云うと僕の下半身を触って、嗤った。

「でも・・・・・期待してるのは、お前のほうじゃないのか?」

恥ずかしい話だけれど、本当だった。

僕はムサシとのセックスを思い出して、股間を硬くしてしまったんだ。

抱き着いた時に、擦り付けてしまった。(昔の癖だよ!恥ずかしい)

「しょうがないな。こっちへ来いよ」

ムサシは、そう云うとトイレの個室に僕を押し込んだ。

「駄目だよムサシ。やめてよ」

「お前の ”やめて” と ”駄目” はOKのサインだったよな?」

ガ~ン! そんな事ないってば・・・・・・

「許してよ」

「 ”許して” は、もっとのサイン・・・・」

あ~、駄目だこりゃ・・・・・

「パコンッ」と何かが外れる音がした。

「ムサシ、何でローションなんかポケットに持ってるんだよ!」

「そりゃあ。万一の時に失礼にならないようにさ」


信じられない!今日は、僕の結婚式だよ?