アキラと結婚する事に大きな障害は無かったけれど。
一番吃驚させられたのは、アキラのお父さんでした。
プロポーズしてから、何度か挨拶に伺って良好な感触を得ていたのに・・・・
いざ 「アキラさんと結婚したいのです」 とお願いすると
バッチリ駄目出しを喰らったのです。
アキラのお父さんは、私にハッキリと言いました。
「君がどんなに御願いしても駄目だ。君のお母さんが御願いに来てくれなければ、アキラは嫁に出せない!」
つまり 「君のお母さんが、アキラを気に入っている証拠を見せろ」 と云う事でした。
私は、ボーゼンとしました。「誰と誰が結婚するんだ?母さんは関係ないだろ?」 私も若かった。
しかし、云える訳が有りません。
仕方が無いので、母に連絡して次の週末に上京して貰いました。
母が訪問した時のアキラのお父さんの喜びようといったら凄かった。
一人で勝手に酒を浴びるほど飲んで潰れてしまいました。
私も可愛い娘を持つ身です。今は、あの気持ちも解るけれど。
あの時は、吃驚しました。
そして、父が娘を思う気持ちを羨ましく思ったのです。(私の父は亡くなってましたから)
しかし、思い出す度に思うのだけれど。
私の存在は、いったい何だったんでしょうねぇ?