BL小説(東京編 Ⅱ) 42 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

「カチッ」

原田がクローゼットの取手に指を掛けた。

その間もシュンの舌は、吸い付くように纏わり付いたままだった。

スーーッと少しだけドアが開いた。

外から漏れる光りが、僕の局部を吸い上げるシュンの綺麗な髪に・・・

もう僕は、精神が限界に近ずいてしまったのだと思う。

シュンの口の中に勢い良く飛ばしてしまった。

こんなに興奮?した事はない。

せっかくムサシの為に、溜めていたのに・・・

もう僕は、シュンに咥えられたままで腰が抜けそうになった。

駄目だ、終わった・・・・・・



その時、ムサシの声がした。

「原田さん。バイクのチューニングが終わりましたよ」

「おおっ、判った」

原田は、少しドアを開けたままで、ムサシの方に返事をした。

「はやく見て下さいよ!」

「随分速いね、ムサシ」

「だって、別に悪い所なんか無いじゃないですか?」

「そうか?なんか加速が悪いんだけど?」

「・・・・・それは、チューニングのせいじゃないです。バイクが古過ぎるんです」

「それを、いっちゃー御終いよーー」

原田はそう云うと、クローゼットのドアを閉めた。

「バタンッ」



原田達とムサシが、部屋から出て行く音がする。

完全に腰が抜けてしまって、クローゼットに背を預けたまま動けない。

シュンは、僕の残滓を搾り取って「ゴクッ」と音を立てて飲み込んだ。

僕は、スッカリ腰から力が抜けてしまって、ぺタリとクローゼットの中に座り込んでしまった。

「祐?滅茶苦茶興奮したんだね。凄い勢いだったよ?」

「・・・・・・・・」

なにも言い返す力が湧いて来なくて・・・・・

クローゼットの中に座り込んだままだった。




だけど、そのままじゃ済まなかった。

クローゼットの外から、ムサシの声がした。

「祐?みんな帰ったぞ。出て来いよ」

「カチッ」

クローゼットの取手に指を掛けた音がした。