BL小説(東京編 Ⅱ) 17 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

綾川「祐(ひろ)君。僕は君が、早く結婚したい。と言ったのを憶えている。それに、君は子供を欲しいと

あれほど言ってたじゃないか?」

菅原「祐が言ったんですか?」

綾川「そう。でも僕は ”何を似合わない事をいってんだよ!” とその時は言ったけれど。その内に、祐

君が本気で、そう思っていることが判ってきた」

菅原「祐。ホントか?」

祐「。。。。」(祐は頷く事しかできなかった)

綾川「祐君。赤ちゃんができるという事は、本当に大きい事なんだ。それまでの、人生観がどんでん返しを

喰らうと思って間違いない。君は、もう赤ちゃんを手にする事は絶対にできないんだよ?」

菅原「。。。。そんなに、でかい事ですか?」

綾川「でかい。それまでは、こんな事になるなんて想像もつかなかった。話に聞いていたのとは、全く

威力が違った」

菅原「。。。。家(うち)も、そろそろ考えてるんです」

綾川「本当にでかい。頭の中で ”可愛い爆弾”が破裂してしまったら、もう何も手に着かない。全て

の事を犠牲にしても、全然惜しくない。菅原君。僕のオコズカイはいくらだと思う?」

菅原「3万円くらいですか?」

綾川「それの4分の1だよ。8千円」

菅原「エーーーー」

綾川「祐君は知ってるよね?」

祐「知ってる。綾川さんのオコズカイは8千円」

菅原「。。。。(おれのオコズカイが、8分の1になるのか!)」

綾川「僕はそれで、文句はない。奥さんが、子供にたっぷり愛情を注いでくれる。保育所に預ける気は

全然無い」

菅原「うーーーん。まいったなこりゃ。考えてもみなかったな」

菅原は、もう祐とムサシのことで集まったことは、忘れてしまっているようでした。

そこで、これまで黙っていたムサシが、ようやく口を開いたのです。

「ちょっといいですか?」