親なら、子供のつらいところは極力、見たくない。だから、安全なほう、安全なほうへと道を示してしまいがちだ。
でも、どうだろう。自分の人生はどうだっただろう。決して安全ではなかった。茨の道だらけだった。
どちらの道を選ぶか、厳しい道を選ぶという人もいるだろう。でも私は本音をいえば、楽な道を歩きたかった。それでもどういうわけか、厳しい道になってしまうようだ。
息子もどうやらそういう傾向があるのか。やっと大学に行き始めたかと思ったら、きのう、自分で選んだバイトを「あんまりにも怒られるから、やめる」と言って出て行った。バイトにたった2回いったきり。それでやめるの?師匠に聞いたら「自分で決めて挫折する。それが強く生きるための基礎だから。頼ってくるまで手を差し出さないこと」とのお答え。そうかあ。好きにさせよう。そう思ったら楽になった。
昨日、バイトから息子が帰ってきた。「で、どうだった?」。息子「やっぱ、続ける」。
へーそうなんだ。好きにさせようとおもったら、心がすっと軽くなった。ら、結果も悩むほどではなかった。
悩みって不思議だ。こっちで悩みに固執すればするほど、悩みは濃くなる。でも、こっちから悩みを悩みだと思わなければ、悩みって消えてしまうんだなあ。悩むだけ損なんだなあ。