パチンコ店が休業できない訳 | 虚心坦懐のブログ

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昨今、
話題になっている
パチンコ店の休業自粛要請。

営業自粛ができないホールで、
並んでいる人数だけを見て、「新型コロナに便乗して儲けてる!」
なんて意見も、よく耳にします。
さらに、
休業自粛をしないと、誹謗中傷の書き込みや電話をされたりということも…

実際、知人経営者の話など、
内状を知ってしまうと、
なかなか休業しろ!とは、言えません。

休業できない理由とは?
かなり簡略に、説明いたします。

【理由①】
・店を維持するお金がない。
・休業手当だけでは存続不能。


〈パチンコ店の維持費〉
・家賃等の維持費…パチンコ店は立地や規模にもよりますが、駐車場を含む社屋、店舗の維持費には、かなりの金額が必要になります。駅前などだと、家賃に月数十万以上が、営業の有無に関係なくかかります。
もちろん、現状維持のためのライフラインや保険などの固定費も…

・従業員のお給料…働いている従業員のお給料も、営業していないと支払うことができません。もちろん、休業した場合も、社員を養う必要があります。お金がないからと言って、解雇にしてしまってら、再開したとき、今度は、人手不足になってしまいます。

以上の理由で、中小規模のホールは、休業したら、休業手当だけでは、一月も保たないところが、多いのです。
さらに、4月からのホール内禁煙での設備投資をしたばかりで、普段以上に余力がないというのも、後押ししてます。

【理由②】
・セーフティーネット5号の融資対象外。

〈融資を受けられない〉
・セーフティーネット5号の融資対象外…通常、業況悪化している中小企業へ円滑に融資が、行えるようにし、企業を守ってくれる制度があります。それが、セーフティーネット5号なのですが、パチンコホールという業種は、現在、この5号の対象に含まれていません。
つまり、
店舗維持のため、お金が借りたくても、他の企業と違い簡単には、借りれないわけです。(こちらは、現在、5号対象になるか検討中)

【結論】
現段階では、
休業手当だけでは、維持できず、店舗維持にお金を借りたくても、借りられない可能性大。
…というのが、現状です。

お金や保証があれば、
従業員のため、企業のイメージのため、休業したいのは、山々だと思います。
さらに、
パチンコ業界自体、9割以上が、
休業し、自粛をしています。
外出自粛を守っている人の割合と比べたら、かなり高い数値のはずです。

虚心の意見では、
やはり休業が、望ましいですが、休業させるなら、まずは、保証を提示するべきだと、思います。
そのホールに関わっている方々、そして、そのご家族の生活を保証しないで、安易に店閉めろと、パチンコ悪的な意見だけをぶつけるのは、間違っているのでは!?


もし、
自分の会社が、政府の要請で、
休業したら倒産確実で、
今後、なんの保証もない状況で、
休業要請をうけた場合、
快く受け入れる人は、ほぼ居ないと思います😓

政府、自治体などの保証制度の対応、そして、1日も早く、両者合意での休業を祈ってます。