発達障害学習能力改善 脳で言葉で考える | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

今週とりあえず、2日仕事がなかったので、

長男は学校を休んで、家で勉強する事にした。


国語の長文を読みながら、

要約させていき、文同士の繋がりから、

段落の要約をして、

段落同士の関係から、文章の流れを掴むって事を一緒に読みながらやっていく。


高校入試の過去問は、選択肢問題が多く、

意外と解ける様になってきた。


あとは、記述問題で思考停止するのをなんとかしないとなw


そろそろ別な科目にも手を出さないとと思って、

数学に。


いつもは数学はそこそこ得意だそう。

(本人比較)なので、中の上って所。


先月のテストは、ドリルで100点だった因数分解だから、どうかと思ったら、

平均以下😅


ちょっとテコ入れせねばと思っていた。


「数学始めようか!」と、声をかけたら、

予習する!って、

始めた所が、先月より教科書だいぶ進んでる。


母「その前の単元は大丈夫?!」


長男「うん!大丈夫!」


…そのまま過ぎようかと思ったが、

いや。ちょっと待て。


じゃあ、やってみようか!

と、ドリルをやらせる。

8割合っていたが、

因数分解の公式を使っていない。


「毎回、話してるけど、知識は系統だてて覚えないとたくさんを覚える事が出来ない。


そのジャンルごとに、そこの専門用語を使って、やっていかないと、複雑になったら出来なくなるのね。


で。見る限り、因数分解の公式を使ってないから、基礎問題で間違いがある様だね。


まずは、公式を書き写そうか!」


と、書き写しをさせようとすると、

細々となぜかすごい抵抗がw


で、まどろっこしいので、

母「いいから、さっさと書き写せよ!」


長男「こんなの書いたって、覚えられないよ!!」


母「え?いやいや。これ。

『因数分解のあいうえお』だから。

覚えないとしょうがないよ?!

受験で絶対出るよ?!」


長男「やったって、出来ないものは、出来ない!」


出来ない事やらせる母がダメとか。


いやいや。出来ないとか、100回やってから言えとか。


色々言い合ったが、ラチがあかないので、


「おけ!

『俺は因数分解を覚えない』って言うなら、

それでいいわ。


じゃあ、『母にもう勉強も教えないで良いし、療育もしなくていい』って言って!


それで終わりにしよう!」


長男「いや。勉強はしたいけど」


母「出来ない事を出来るようにするのが勉強だからね。

やってもいないのに、出来ないって言って、やれる事もしないやつに勉強を教えるのは無理だ」


長男「出来ないんだって!

お母さんにはわからない!」


母「いやいや。

母は、今覚えろって言ってないからね。

『書き写せ』って言ったんだよw

出来ない事じゃないよね?!


母は、因数分解の公式も覚えさせられるよ?!


でも、今出来ることを投げ出さないで、

文句言わずやる人じゃないと教えられない。


でも、やめるのは自由だ!


やめるなら、左手。やるなら右手にタッチして」


めっちゃ左手を前に出して、

右手は、叩きにくい母の手前に設置w


すごい睨んでいたが、かいくぐって、右手にタッチww


母「じゃあ、『出来ない事でもとりあえずやります』を3回復唱!!」


面倒くさい男めw


一年ぶりくらいか。

久しぶりのこだわり発動w


まぁ、こだわり解消までの時間は短くなってはいる。母相手だとね。(1時間はかかってますw)


教科書と、ドリルで公式を見ながら、

どれに当てはめるか声に出してから、

問題をやり、1時間後に

何も見ないで公式を書かせたら、8割書けた。


母「どうだ?!やり始めたら、覚えるのはすぐだろ?!


しのごの言わず、まず、やれ!!」


長男の勉強を見ていると、


◯自分の今知ってる事だけを使って、なんとか問題を解いて終わろうとする。


→新しいルールに獲得に弱い。


◯すぐに黙って考えようとするが、考えるのに長くかかり、

『わからない』と言ってきた問題も『声を出してよ問題解いて』って言うと、かなりの確率で出来る事が多い。


→考えてるようで考えてない。


で。

一日中勉強を教えていると、

10秒前に理解してた事が、一瞬にして、頭を抱え込む事がある。

「ちょっと、待って!ちょっと待って!」

って、混乱になるのね。


→ADHDの脳波異常が来てるのかな?!



ちなみに次男(小5)も『飼育員』になるのに、

獣医師になってからなりたいって事で将来の見通しを決めたので、


ハイレベル算数を始めました。

小2の!ww



学習障害のるつぼ🏺の次男w

獣医師免許は、めっちゃハードル高いw


途中でやめるにしても、

学力上げといて困る事はないしね。


計算の過程が2段階必要になっただけで挫折するヘボ次男だし、

問題の意味の理解に四苦八苦してるが、

1日2ぺージ着実にこなしてます。


次に国語の読解をやろうかと、

長男の時に使った出口さんの国語ドリルを探す。


心情の読み取りにミラーニューロンが働かないアスペルガー長男に

国語をどう教えていいかわからなかった時に、

出口先生が教え方を教えてくれました。


↓高校生に教えてる漫画です。


図鑑と伝記しか読めなくて、

物語文には、『俺と違う』とケチしかつけなかったし、


目についた所しか着目しなかったから、読み方がすごく偏っていた。


幅広い読書を始めたのは、



これで、文を細かく分析出来たのはでかい。


注意して文を読む癖になったと思う。


あと、アニメ『文豪ストレイドック』で、文豪流行りになって、

アニメ『乱歩奇譚』(検閲してから、子供に見せましょう)とか、

ミステリーものを多めに取り入れたのもあって、

今の読書量があると思う。


あと、友達があまりいないのもねw


まぁまぁ、出口先生のドリルの冒頭を久しぶりに子供に読み聞かせた訳ですが、


『何かを考える時、頭の中はどうなってる?!

1人ごと言ってるみたいになるよね?!

みんな『言葉』を使って考えてるんだよ。』


次男「え??頭で言葉??」


いた!例外!!w

多分そこがADHDで学習障害のパーツ!!


母「君が考えてる時の頭の中ってどうなってるのかな?!」


次男「何もないよ!!…あ。数字とか?ウヨウヨとか?!」


ウヨウヨ出たw


で、長男は…。


長男「え??言葉??ないわ」


例外2人目ww


母「じゃあ、どうやって問題解いてるの?!」


長男「黙ってたら、フワって浮かんでくるの」


知識が系統化出来てないw

ってか、降ってくるような答えって、そんなのあるの?!


だから、声に出したら出来るようになるのか。


音読を頭に響かせるって、今、リスニングセラピーやってるのって、めっちゃ大事なやつやん!

どうにか、ここで獲得したい。


脳で言葉で考えるスキル✨✨