凡人発達障害児の学力を上げる試み 国語読解 | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

なかなか成果に繋がらない

『凡人発達障害児の学力を上げる』取り組みw


勉強の癖は着いたし、目標意識もある。

ADHDの意識低迷は多く、母がいれば、一日中勉強出来ても、

母がいないと、低迷して椅子に座ってるだけ。


見てて思うのは、

行動に移すのが、遅い。

遅い間に余計な事が参入する感じだね。


だから、勉強始めてから、家を出ると、ある程度出来てるが、別な事(ご飯とか)してる状態で出ると、大抵何も出来ない。


ここに補助が必要な状態で、勉強だけ出来るようになっても、将来困るが、

リスニングセラピーもやっているし、

まだ、手は出さないが、脳に電磁波通す療育も、最終手段の投薬もあるので、とりあえず、勉強してみてます。


で。

そもそも知識が足りないタイプではないのですが、

『知識を系統化出来ない』って弊害があり、

目次など、タイトルを意識させて、知識をジャンル分けして、系統化させていきました。


書字障害があったので、漢字を間違うという弊害も、1年やり続けたら、漢字で書けないものは、少しだけになりました。


まだ、たまに漢字だけじゃなく、ひらがなも線が足りなかったりしますw


基本、授業はあまり受けてないのは変わりませんが、実験や班行動は参加してるそうです。


理科、社会は、自分で教科書からまとめて、

ドリルで8、9割は取れてます。


しかし、テストでは、平均点か、それ以下。


ここにも何か発達障害あるあるな問題がありそう。


しかも、問題は再度解かせると、出来るものが多い。


う〜ん。


本人は、『ドリルとテストは形式が違うから出来ない』そうです。


形式が違うと出来ないのは、次男の読語障害があるある。


口語の絵本は読めても、説明文、問題文など形式が変わると読めなくなって、全ての文型をインプットするの大変だったなぁw


漢検のような、意味の繋がらない文の羅列を理解させるのは、一番大変だったw


何度、『お母さん。もう、教えられないかも💦あきらめてもいい??』って、挫折を公言した事かw


関係ない長男が「あきらめないで」って言うから、頑張ったけどねw

この時の次男の取り組みは、長男も手伝ってくれたし。


要は、テスト形式に合わせるのに、受験形式に合わせた方が手っ取り早いので、


ここで一旦置いておいてた国語を持ち出す事にしました。


高校受験過去問集。

なぜ国語かってのは、読解なら、まだ足りない知識もどうにか出来るから。


読解。

長男は、全然得意じゃないです。

めっちゃ本読むのにw


太宰治やら、芥川龍之介やら、森鴎外やら、パンセやら、ユゴー読むのに。

シャーロックホームズ全巻読んで、

今は、江戸川乱歩全集を読みかけ中。


ちなみに、元、図鑑っ子の長男は、説明文の方が得意で、

毒の回り方の本とか、地衣類についての本とか、そういうマニアックなものも読んでます。


2日にあたり、問題を解かせて見ると、

そもそも読解しないで解いてるw


答える為に読んでる。


たしかに、読まないで解くのは、母もやってたけど、正答率が違うので、このやり方から変えてみよう。


読まないでも、広く文字を把握して、何言いたいかを把握出来てるならいいけど、


「この記述はどの辺に書いたあった?」って聞いたら、

初めから読み直す感じ。


母「ここまでの文章の流れを説明して」


長男「そんな初めて読んだもので出来るわけないじゃん!明日まで読み込んでからじゃないと出来ないよ!」


おまえは、受験問題読んで、次の日に解く気か?!ww


これはダメだな。


まずは、1回でじっくり読解の癖をつけてから、時短を試みよう。


って、事で、『文ごと』の要約、『段落の要約』『隣の文や段落との関係性を確認』『文章の流れ(筆者の意図)』を順を追いながら、徹底していく事にした。


要約は、久しぶりすぎたのと、小難しい説明文だと言い方で混乱する時は、『述語』チェックと『主語』チェックしましょう。


要は、何について言いたいかが、見えてきます。


あと、『文章の流れを知る』は、『全文暗記ではない』を確認。


母「人の脳が覚えれる事は限りがあるので、

読みながら、いらない部分を捨てていく作業だよ。


大事なキーワードだけ残して、途中で別なものが大事になったら、前のを捨てて、新しいキーワードだけ頭にキープして読んでいくのだよ。


キーワードの移り変わりが『文章の流れ』だね。

後から思い出せる様に印つけながら読むと良いね」


時短も考えて、文章中のキーワードに◯やら、架線を引いていくのを徹底して始めたが、


長男「架線が、文字と同じ色に見えて、架線に気につかないから、どこをピックアップしたかわからないから、色鉛筆にしていい?

受験って、色鉛筆使えるかな?」


母「それは無理かも💦」


長男「じゃあ、上に文字で書くか」

うーん。

実用的じゃないなぁ。


母の目は、ちゃんと鉛筆の線とプリントした文字の違いがわかるが、そこに差異がないのは、確かにわかりづらいだろう。


長男「前に友達と話して気がついたんだけど、

色の差が同じに見えるんだよね。

でも、最近違いがわかる様になってきて、

『ここって色違ったんだ!』って言ったら、

『今、わかったの?!』って、言われてさ〜」


色覚検査で引っかかった事ないけど、

彩度と明度の差がザルな目なんだろうなw


↓これくらいまで太くすれば、違いがわかるらしい。採用✨

これを癖づけるまでやろうかな。


あと、選択肢の読み解きが大事だね。


選択肢自体が正しいものの時、大抵迷うのね。

筆者の言いたい流れじゃないけど、

一般的に合ってるってやつね。


それを見分ける為には、しっかり読解が大事だし、

近しい選択肢は、その2つの違いを探して、文章中でどう扱われているかを確認すると、正解答に近づける。


受験は選択肢問題が多いので、記述の練習は別でしないとなって思うが、読解慣れさせてからかな〜。


3月〜先月まで忙しすぎたので、今月は、ゆるりと、学力上げにはげもうかな✨