避難所でも、療育。療育。 | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

やっと遅れを消化したと思ったら、今度は書く時間が無くて、ネタがたまりつつあるw

台風19号の話。
多摩川近隣の我が家

でも、ハザードマップでは、ギリギリ浸水地区ではない。
隣の区画が浸水地区って程度にやばくもあるw

次の日の仕事に間に合わせる為に、『前泊して欲しい』って話もあったが、それは断った。

電車の計画運休前に年に数回しか帰らない旦那を呼び寄せ、避難時に備える。

多摩川決壊したのは、数十年前にもあるそうで、
その時のドラマが『岸辺の思い出』だそうです。

マイホームの為に警報レベル5まで踏ん張り、
警報の中、家族全員で家に向かって「ありがとう!ありがとう〜!!」って、手を振るシーンがあるらしい。

今の感覚では、違和感しかないww
いや。人命優先だから、サクッとレベル4くらいで避難しろよってなw
家族を危険に晒すなってな。

でも、その時代は、『マイホーム信仰』の時代。

その当時の人はそこで、共感したのだろうか。
なんて、話ながら、朝を過ごし、

旦那は、この日来る為に作業を徹夜してたので、寝る事に。

長男は、『教科書だけで、予習出来るようにする』取り組みをやってるので、
歴史をまとめる取り組みと、

次男は、割り算に入って、かけ算の後半がボロボロな事に気がつき、
九九の『聞くトレ』を始めた(上島恵著『聞くトレーニング』参照)。
それも一区切りつき、
全然解けなかった、今学期のドリルをガリガリこなしていく。

上手く母がついていなきゃ行けない時間をずらすようにカリキュラムを組み、
その都度の質問は、たまった家事を消化しながら、ヒントを与えていく。

そして、台風の影響で変わった仕事の業務連絡と内容を詰めていく。

母の頭のタイムラインは、4本進行可能w
元々じゃないよ。
療育しながら、家事してると、1本づつ増やさなきゃいけなくなって、いっぱいいっぱいになりながら、やってると、脳が開発されたんだねw

アラフォーでもタイムラインは増やせる!ww
いっぱいいっぱい期が過ぎると、
たくさんタイムライン使うのが、楽しくなるよw
そうなると、仕事めっちゃ楽。

使ってもタイムライン2本くらいで済むからw

仕事休みの日の方が脳が忙しいw


一応災害用に、普段は一切付けないテレビを音を最小でつけておく。

テレビが流れてる環境じゃないので、音に引っ張られて、勉強出来なくなるからね。

次男の学習机の棚で仕切りされた奥がテレビスペース。
本棚の上にテレビ置いてるので、普段は長男が独占の本読みスペースでもある。

次男からは、光が届かないはずだが、
次男「雷来た?さっきから、ピカピカ光ってる!」

部屋の明かりをつけてるので、母には全然感じられないが、多分後ろの壁を反射して光が来てるのだろう。

それを『ピカピカ』感じられるなら、まだ次男は、光の感度が高いのだろう。


学習の合間にいつもはやらないけど、『お菓子』を食べさせたもので、「夕飯は遅くてもいい」と言われ、夕方に皆の学習も終わり、旦那も起きてくる。

しかし、その段階で、すでに多摩川いっぱいいっぱいww

まだ、全然台風上陸してないのにww

これって、もしかすると、もしかするぜ?!?!

って、珍しいキャラの旦那に群がる子供を横目に浸水した時を考えて、仕事道具や米や、ガスコンロなどを棚の上に上げていく。

高いおもちゃや、大事な本も。
もちろん全部は無理なので、選んでね。
学習道具も机の上に全部上げる。

まだまだ夕方なのに、多摩川の警戒レベルが4になったので、
避難所に行こう!と、決めて、
炊いておいたご飯を子供らがおにぎりにする。

衣類や、布団類を2段ベットに全て上げて、膝下浸水までなら、どうにか、気持ちが立て直せるレベルに対処しながら、子供達に自分の着替えをリュックに入れさせる。


コンセントとガス栓を閉じて、台所を見ると、
…お弁当??
長男が、2週間前に行った社会見学のだ!!💢

着替え詰める時に気が付いたなww
説教の暇はないので、スルーするしかないw

着替えと避難グッツを持って、家を出る時、

長男「ありがとう〜!ありがとう〜!!」
って、余計フラグを立てるなww
浸水したら、このフラグのせいだと思うおう。

避難所は、長男の中学校。

まだ、風は強くなく、でも雨量は多いので、べちょべちょになった衣類をまずは着替える。

避難グッツに萌えたのか、なぜか、絆創膏を張ろうとする長男w
無駄遣いはやめさせて、

持ってきたウノとルービックキューブで遊ばせる。

1時間後に、仲良しの家族(子供が2歳5歳)が来て、
新鮮さにまた少し狭いスペースで遊べたが、
30分後には、小さい子達がちょろちょろ。

まぁ、当然だ。

うちの兄弟も鬱屈する前に、避難所になってない1階で走る!走る!
ついでにステップを見るww

膝が前に上がるが、後ろに引けてないな。
とか、めっちゃ不具合が見えるw

年齢差のある子達を遊ばせるなら、
工夫が必要。
2歳が参加出来る条件の遊びは…

色鬼!

掲示板の色や、服などを使って、母が鬼で、年相応に追いかけるスピードを変えつつね。

走り回って大興奮した後、『大根抜き』をやる。

北海道だとメジャーな幼稚園や小学校低学年の遊びだが、本州じゃやらないみたいだね。

インナーマッスル鍛えるのにも良いのにね。

大勢で遊ぶと面白んだよ。
クラス全員とかで、鬼2人くらいで始めたりする。

まず、子供が一例で横に並んで、お互いに腕を組み合う。

鬼は、足を引っ張って引き抜く。
引き抜かれたら、鬼になる。
抜かれた後は、また隣と腕を組み、しっかり両サイドと繋がる。

必然と、鬼が強くなっていくが、しっかり掴まっていると、意外と引き抜けないもので、
鬼は、フェイントをかけて、油断してる大根を探す必要がある。


単純に、体重が重いと引き抜けないかと言うと、そうでもなく、鬼2人がかりでも、しっかり左右と腕組みを連携出来てて、腕をキープ出来ると、お尻が浮いていても抜かれないw
大人にも抜けないって事が出来る。

ちなみに、このメンバー。
みんな弱弱ww

まともに腕を組んでキープが出来ないようで、
次男は、操り人形のように肘がすぐ伸びる。
長男も補助に入ったら、自分の腕組むの忘れてるw

5歳君も、肘の維持が出来ないようで、手首と手のひらを使う形になっちゃう。
これは、維持出来ない。

2歳君は、こんなもんw

やった事ないのもあるが、腕が弱弱な子だけの大根抜き!まじ、勝負にならないw

本当はやり方見せたら、子供同士でやらせようかと思ったが、
無理そうなので、抜きにかかる状態を維持して、
踏ん張る状態を作って、諦めるを繰り返す。
立派なトレーニングにしたw

(本人達は、本気で頑張って、勝ててるつもりw)

なんて、避難所で、新たな発見をしつつ、
レベル5の台風の風の勢いを横目にみて、
レベル5まで来たら、避難は無理だな。
って思いました。

多分、怖がるだろう窓を軋ませる風の音も、
興奮状態で箸が転がっても面白い領域に入った子供達は、恐怖を感じずに、台風を乗り切りました。

我が家は、幸い浸水せずでしたが、
被災した方々に安心出来る暮らしが戻る事を心よりお祈り致します。

後日、台風で荒れたベランダを片付けていたら、次男の夏にしてた買い食いのあとが…。

台風のドタバタで、怒り損ねた案件が何件かあるが、
災害後は、無事だった事で、なにかと許してしまう。
まぁ、いいかw