わかりやすく切り替えに弱いと言うか、強いと言うか。
退院を機に、病院で口すっぱく言っていた『痛みのコントロール』に前向きにはじめました。
まだ、皮膚が出来てないただれ気味の肉を毎日オリーブ油でパックして、古い皮膚と組織液を石鹸でゴシゴシ擦り落とさなきゃいけないのです。
手放しで「ギャー!」と叫んでる息子は、痛い時に人がする、
◯別な所を掴んだり、さすったり、つねったりして触覚の意識を分散させる。
◯別な事を考える。痛み以外に意識を分散させる。
◯見ないようにする。俺は痛くない事にするw。自分洗脳。
上記が出来ないのか、する機会が無かったからか、赤子のように全てを開放して泣き叫びます。
まあ、肉擦られると痛いでしょう。
肉じゃない所も同じく叫び、脳みそが『痛い』に支配されてます。
ちょっと接したくらいだと「なんか変わった子だね」で、済むADHDですが、
発達障害児なので、どのタイミングの事が習得出来てないか、本当に予想がつかないので、全部疑ってかかるようにしてます。
上記の痛いの逃し方を説明し、
母「痛みとは、気持ちの方向次第で変わってしまう。意外といい加減なもので、気持ちの持ちようである程度楽に出来るだろう。
死にそうな戦場なら、足折っても黙って引きずって逃げれるだろうが、まぁ、死にはしない場所だから、そこまでは出来ないだろう。
でも、毎日の事だから、少しでも自分でコントロール出来た方が、君が楽になると思うよ」
さて、
家に帰ったら、「俺はやる!」スィッチがつきました!
ソウタ「お母さん、擦る前にちょっと待ってね」
と、おもむろにシャワーを出して、
ソウタ「…いいよ!」
ガボ…ガボガッツ、ウブブゥ…ガバ!
ウォォォ!痛くない!痛くない!痛く…ガボボォ‼︎
シャワーを顔に浴びながら、「痛くない!」を唱えるソウタ‼︎ww
痛くない教団の苦行か、制裁かと…ww
擦りながら、超笑える!
ソウタ「お母さん!おれは耐えたよ‼︎」
いや、本当。いろいろ凄かったわw
長引いた入院分のベネッセのタブレット学習も終わり、40点だった50問漢字のテストも、100点を3回取ったら、映画1本見せると餌を吊るして、今は2回まで100点取れました。
餌を吊るして勉強や訓練は、初期にはやらない方がいいと思ってます。
安易に「これが出来ればこれをしてあげる」って、形は、『親のやって欲しい』が優先しがちで、そこが透けて見えると、子供の意欲が落ちる気がする。
子供の性格によりそうだけどね。
ソウタの場合は、きっかけとやり始めは、必要を説いて、本人の意思で何優先してやるか、決めてもらい、訓練を始めてしばらくしてから、
習得期を短縮させる為に餌を下げるって感じです。
「頑張ってるから、餌をつけてやろう」ってことです。
そうすると、
「頑張ってよかった!もっと頑張ろう!」になるからね。
餌は巻き過ぎると効力無くなるのでね。
最小で最大の効果が出るように使う!