小3ADHD現状チェックと目標確認。 | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

ソウタ現状の困りごとの原因としては、

通常、原始反射から感覚器の成長と共に高度な反射に切り替える段階で、
感覚器の成長がいまいち伸びなかったので、高度な反射を取り入れられず、原始反射に戻って身体を使ってる状態らしい。


反射は、はじめは脊髄で処理されるが、成長と共に大脳や間脳を使って処理されるが、原始反射は高度な反射と比べて脳の使われる範囲が狭いらしい。


原始反射の残ってる状態と、
感覚器(視覚、聴覚、固有覚、前庭覚、触覚)の発達の未熟が原因で、
幼少期の活動に制限が出てしまい、
部分的に筋力が育ちが悪く、
それを補う為に、ほかのパーツが手伝っている。
つまり少しの動きでも、身体の大部分でフォローしてるので、疲れやすい。


原始反射の残存と感覚器の未熟な結果。

身体のぎこちなさ、読み書きの難しさ、新しい動きの習得が苦手、周りを真似するのが難しい(空気が読めない)、脳の覚醒低下(授業中のスィッチオフ)、目覚める為に多動。
大脳の発達不足のせいか衝動性が強く、こだわりが強いので、変化に柔軟な対応がしづらい(指導者の固定化)、姿勢を保つのが難しく、疲れやすくなる。


発達障害全般に言えることだけど、対策は2つ。

①薬飲ませて、症状を抑える。

②通りの悪い脳神経回路に刺激を与えて通りやすくする事で、彼らの困りごとを軽減させていく。

投薬は副作用が強く、ソウタの症状に対してデメリットが多いので使わない。

未熟な感覚器に刺激を与える遊びや運動や体操、訓練をしつつ、高度の反射に切り替えられるような動きを作業療法士から聞き出して、取り入れていく方法で療育していく。


最終目標は、
◯疲れにくい身体を作る。
余力を持てる身体を作る事で、精神的にも余力が出来て、2次障害を避けたい。
取り入れる方法→感覚統合療法、ビジョントレーニング。(どっちも本や検索して自己流)など

◯自己コントロール出来るようにする。
訓練と成功体験を繰り返す事で、新しい事へのチャレンジ精神、出来ない事でも繰り返し努力する根性を育成する。未知に興味を持つことで、自分の得意に出会える可能性が広がるのではないか。
取り入れる方法→考えてから動く回路を構築するIMトレーニング(作業療法士)、日々の訓練。

◯特性を補う癖付けをして、将来に備える。
整理整頓の癖。忘れるので、メモを取って、見る癖を日常に入れていく。

◯人と関わる事を楽しめるようにする。
現状人好きですが、長期間いると、孤立し、はぶかれる事が多い。
本人のこだわりの強さから、受動的になれないのが1番の原因だろう。
本人の理想像を映画やアニメで増やす事で、適応手段を増やせると良いと思う。 (ソーシャルスキルの向上)


年長の時初めてやった『走る訓練』から3年。

母が勉強して、弱点を見つける度に、どん底のような気がしてた、1年目。

原因が少しずつ見えてきて、訓練する度に次の弱点が見えてくる闇雲な2年目。

しかし、3年目の今年は楽しかった‼︎
やって来た事がどんどん芽を出して。初めての訓練も習得するまでが短く、効率的。

まさか、喜んで運動する子になるなんて、2年前まで思えなかったのに。。

訓練や苦手な事に取り組む事が、
2人で難しいゲームをクリアするようで、
ソウタを戦友のように感じる事がある。

ソウタ「僕は、札幌の爺婆のように(2人とも鍛えてるw)元気な老人になる為に運動をして、将来の選択肢を増やす為に勉強を頑張る」

先日、祖母と親子マラソン1.2キロを走って、73チーム中19位だったようです。

自分から「出たい」と言った事が何より嬉しい。