遊びは時間潰しじゃない。 | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

『遊び』をなめんなw
『遊び』は、最大の『学び』だ。

「ただ決まった手順を繰り返す単純作業の仕事に是非つきたい‼︎」
って、言うなら話は別だけどね。

仕事が出来る人って、
発想豊かで、自己表現が出来て、自ら目的を持って計画を立て、興味を引くプレゼンが出来て、実行し、トラブルにも柔軟に対応して、やり遂げる。
趣味が多岐に渡っていると、様々な人と交流しても話題を合わせられる。


『遊び』や『いたずら』は、その練習だ。

小2の長男にまだ明確な目的意識は感じない。

『やってみて、こうなった』
っと、言う実験を繰り返してる段階だ。

小2になってから、
『やってみて、こうなったから、アレにしようと思って、そうしてみた』
って、途中から目的を持つ事もたまにあります。

そのうち、 
『こうしようと思って、こうやってみたが、出来なかったので、そうしてみた』
のように、目的を持って、作り始め、上手くいかない事を工夫して乗り越える段階になるのが、楽しみです。

1人遊びを好む長男ですが、
来たるギャングエイジ(8~10歳)では、是非とも徒党を組んで笑える悪さを考えて、冒険して来て欲しい。

仲間にプレゼンして、やる気にさせ、役割分担や、計画を立て、実行し、トラブルにめげずやり通す。

これって、そのまんま仕事で必要な自主性だ。

ソウタ「イタズラは、『しちゃいけない』って言われてるよ」

母「イタズラってのは、計画、実行、不測の事態に対しての対策を練り直し、やり遂げるって、とても大事な事の練習だ。
物を壊したり、人の気持ちを傷つけることじゃなきゃ、今たくさんやるべき事だ!
大人になって、色々出来なくなっちゃう前にやっとくといいよ。
もし加減がわからないで、笑えない悪い事しちゃったら、ガッツリ怒ってやるから、安心してイタズラして来い‼︎」

さて、まだまだ一人遊びが好きな息子ですが、
私は自称『おもちゃマニア』なので、創意工夫が出来るタイプの玩具が多数あります。

一人でもじっくり幅広く遊べるおもちゃを紹介したいのですが、
遊びと目的を先に書きたいと思います。


『ごっこ遊び』は社会性。

女の子なら『ままごと』男の子は『ヒーローごっこ』ですが、それぞれ別な立場の人間になりきって、物事を見る練習です。

3歳以下は、ほとんど生活に密着したママゴトです。男の子も。

使うものは、恐竜やドラゴンでも、
ご飯食べさせてあげたり、寝かせてあげたりがメイン。

お世話してあげることで、母親の立場から物を見ようとするのですね。

この頃はお気に入りの1匹がいれば、2匹目3匹目も同じ使い方をされます。

次男にはコンゴウインコパペットと落ちぶれたドブネズミのパペットがありましたが、同じ使い方をされてます。

長男は、ぬいぐるみに興味が無く、5歳くらいから、ソフビの恐竜や、小学生になってから、お年玉で買ったシュライヒ社やpapo社のドラゴンフィギュアと一緒に寝たり、しています。

4、5歳は、団体で使います。
団体用にシュライヒ社のチューブ入りフィギュア(小さいが12個くらい入ってお安い)をクリスマスプレゼントのおまけであげて、年々増やしてます。

これは、硬派な動物、魚類、昆虫、恐竜フィギュアです。
台座がついているのは、「ニセモノだ!」と言って、使いません。

あと、祖父から中古のポケモンの指人形サイズのフィギュアを大量にもらってます。

積み木で作った城に皆で住み、リーダー(又は、神)がいて、後はその他大勢。

リーダーの下した決断は絶対で、その他大勢は、素直に賛成します。
仲間外れを作る時もありますが、仲間外れに意見はなく、ただ外されてます。

小学生にあがると、
団体様の中でも色んな意見が少しづつ出てきますが、まだ、リーダー絶対主義です。

これが、反抗グループの意見も出てくる頃には、他者の意見を推測出来るようになるのじゃなかろうか。と、期待してます。

小2の始めにやっていて、ビックリしたごっこ遊びは、

ソウタ「へへへ。今からお前の村を乗っ取ってやる!
お前の家も、土地も全部だ!
なぜなら、お前の村から、石油が出るからだ~‼︎
ワハハハ~‼︎」

ニュースで見た内戦の話などしてたのが、元ネタでしょう。

しかし、ヒーローのつもりで、悪役のセリフが多いソウタ。

ソウタ「ふははは!
手も足も出まい!お前はこのままヤられるのだ‼︎」

っと、これもヒーローのセリフだそうだ。
北斗の拳の悪役だよ。それw

理不尽でも何でも、色んな状況を想定してるのだろう。と、基本的に口は挟みません。

ソーシャルスキルはごっこ遊びから!


『かくれんぼ』は地理感を養う。

物を隠して、探させたり、宝の地図を作って探させたり。
地理感と、一つの物を見つける注視に役立つ。

うちは超苦手。

もう少しご褒美をつけてやったら、無くし物も減るかな…w


『積み木』は、集中力と慎重さ、バランス感覚。

そういうの不得意なんで、6歳くらいまで自分の雑さで壊してイライラしながらやってましたが、最近は丁寧に積んでいます。

ブロックと違って、丁寧に扱わないと、すぐに残念な事になる。自分の不手際の結果がすぐに出るので、怒られずに自分で気をつけるようになる。という、ADHDには、優れものですw

8歳の誕生日も「積み木が欲しい」と、言う事で発展した積み方が出来るのを買いました。

積み木は、フィギュアと合わせて、家にも城にも山にも船にもなるので、ごっこ遊びの強い味方です。


『ブロック、構成玩具』は、発想と手先の器用さ、空間認識能力、考えを具現化するのに最適。

エンジニア気質は全て構成玩具から。
無限の可能性で遊べる玩具。

構成玩具は、そろぞれ色んな特徴を持ってるので、それによって頭の使い方が違うのが面白い。

説明書を読まない主義のソウタは、
5歳くらいまで、平面の物しか作れなかったが、小1後半から、グイグイ立体化してきた。

小2の中盤から、説明書を見始め、説明書を見て作ったものに、オリジナルの飾りを付け足してました。

同じ頃から、説明書にないものも立体的に創作して作ってました。

まだ、小さめですが、ここから大型化して欲しいところです。


『カードゲーム、ボードゲーム(アナログ)』は、ルールを守って、推理したり、記憶力を鍛えたり、交渉能力を鍛えたり、反射神経を鍛えたり、語量を増やしたり、知識を増やしたり、ナンセンスを楽しんだり、運を喜んだり恨んだり受け入れたり。

今子供に与えたい能力から選んで、年齢別に趣味に合わせた物が多数ある。


その他、『工作』『音楽』『読書』『映像鑑賞』『運動』など。

遊びは、大人の仕事の延長もある。
日曜大工、料理、狩りなど。

何でもかんでもやらせて見て、後で自分の好き嫌いを決めるがいい‼︎

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