父と兄もやっていたので、物心ついた時から野良猫が家の庭にいて、戯れてたし、自分で初めて野良猫を慣らしのは、いつだっただろうか。
覚えている限り、小学生1年生の時には、学校から帰る私の足音だけで、近隣の塀から野良猫が迎えに来てくれていたし、呼べば、2~4匹集まることもあった。
22歳で家を出るまでに多分30匹は関わったと思う。
産まれたての子猫が風邪で死にそうなのを連れてきて、元気にして親猫に返したり、どこかから死にに来たであろう老猫もいたり、半年いたら、次の半年はいなかったりする旅猫もいた。
やはり野良猫なので、大人猫が多い。
近寄ったら逃げるところから始めて、餌を手から食べさせる。
撫でても抱っこしても爪立てて逃げる猫を、私がしゃがんだら膝に飛び乗り、『撫でてくれ』と頭を擦り付けてくる猫に変える。
トイレを覚えさせたり、家の中でリビングから地続きの台所に入らないように躾けたりしました。
噛みグセのある猫も矯正したし、様子を見て、ギョウ虫の有無もわかった(つもりかもしれない)。
真冬の北海道の玄関フードで夜4時間かけて慣らしたり、1日つきっきりで慣らす。
本気や間違いや遊びで、噛んだり引っ掻かれる事もよくあったので、手足に爪跡は絶えなかったが、
毛の触感や野良猫の匂いは、猫に接しなくなって10年経っても、いつでも思い出せる。
子供がまだ会話出来ない小さい頃は、猫と同じく扱っていたかもしれないが、私の人生の大半を占めてた存在だからしょうがないでしょう。
子供が会話できるようになると、
「何度も同じ事言わせるな!」
「さっき、言っただろ!」
っと、怒る事が多い。
人間の子供に与える指示の方が複雑ではあるが、
言葉を使わずに良い行動を取らせる事は、工夫次第で出来る。
『オペラント条件付け』と言うらしい。
子供が産まれたばかりの時に動物オタクの友達から借りた本に書いてあった事は、野良猫を手懐けてた時にやっていた事で、イルカの調教から、苦手な上司まで使えるそうだw
『うまくやるための強化の原理~飼い猫から配偶者まで』カレン プライア 著
人に紹介したら、もう一度読みたくなったので、買うことにした。
問題が子供にあると思うと、つい怠けて
子供に大人の都合を押し付けがちで、
『大人の思う通りに動け!』
と、思ってしまう事が多々ある。
思い返すと、私の方が自分の考えを押し付ける駄々っ子になってる時もある。
大人なので頭を使って、子供が自ら良い行動を取るように工夫しよう。
今年は、言葉の注意を半分になる様に仕込むぞ‼︎