のぶです。
また緊急事態宣言下。
学習塾に英会話クラブに麻雀教室
やってるのは人と接触が避けられない仕事ばかりですが
何れも「不要不急ではない」との自己解釈で、休業しません。
受験直前の学習塾は超満員です、症状があっても隠して受験しちゃうでしょう…
英会話教室は不要不急?
麻雀教室は?
自助ミーティングや回復施設だって、飲んでしまうと命に関わる人を抱えています。
世の中に不要不急なことなんてありません
主観的には。
アドラーに言わせれば、人は誰しもその時その時で、自分が一番大切だと思うことを選択してやっているのだから。
受験勉強だって仕事だって
パチンコだって酒飲むことだって、
この記事を書くことだって
クスリを飲むことだって同じです。
必要だ
そう判断して、自分の意思で選択してやってることです。
不要不急と言われることは、自分の存在が否定されるに等しい。
だから激しく反発しますよね
さて、緊急事態です。
今回はほとんどの飲食店が時短要請に従わないかな? と思いきや、8割近くが従うというので驚きました。
まぁ、月180万もらえれば普段より儲かっちゃうお店も沢山あります。
個人的にはお酒だけ禁止すれば一番効果的だろうと思ってました。
酔うとどうしても長くなるし声も気持ちもでかくなっちゃう、マスク外して飛沫飛ばしまくります。
ジラフだけなら会食もブログもそんなに荒れません、平和なもんです。
ただ、お役人に聞くと酒の規制は現実性がないそうです。
取締れないから。
密造と違法酒場が蔓延っただけで意味がありませんでした。
マフィアの資金源になっただけ。
物理的に取り締まれないんですよね、警官も役所もそんなに普段人がいるわけじゃない。
もともと何かを生産する仕事じゃない、抑止効果で安全安心を売る仕事です。
今の保健所のパンク振りを見ての通りです。
本来は無用というか、
活躍しない方が世の中的には平和だ、
そんな大切だけど因果な仕事に携わる人を、社会は平時には大勢食わせられません。
警官、軍人
医者もそうです。
犯罪者が10人に一人とかいるような犯罪は取り締まれません。
基本的に社会の法秩序は性善説と信頼に依拠して維持されている、ということです。
そしてもう一つは
古今東西
酒や麻薬の類いは取り締まれないということ。
刑罰による抑止効果も薄いのが麻薬事犯、
つまり依存には効かない
取り締まれないなら合法化して官が一元的に管理しよう、
だいたいどこでも政策的にそうなっています。
お酒だけじゃなくて麻薬も
(お酒は麻薬)
日本がお酒にも処方向精神薬に寛容というか、甘いのは、ここを締めると覚醒剤やヘロインが蔓延してしまうから、これは統計的な調査で明らかになっている。
なので反社・ヤクザを儲けさせるよりはマシだろう、
ってことで同じ薬理、同じ効果のベンゾやSSRIを合法化して医者に独占的に売らせている。
かたや違法薬物、特に主要なシノギ源のジャブには厳罰。
誘導です。
税金がたくさんとれるお酒も販売許認可制で合法
アメリカではかつてベンゾ規制を強化したらSSRIの処方が激増して、ラリったパキシル中毒者の銃乱射事件が頻発しました。
日本でもベンゾを締めたらクエチアピンが増えてしまった。
つまり
減らないんです、
麻薬(酒も麻薬です)というものは。
トータルで一定の需要が存在してしまっている。
どれかを抑えればどれかが増える、トレードオフ。
まぁ私も精神科で麻薬もらう前は酒でしたし、酒がなければあるいは非合法麻薬を使っていたかもしれません。
寝るために
逆に寝ないで仕事するために
生きるために
不要不急じゃない事情のために
違法麻薬と処方向精神薬、そしてお酒の消費はどうやってもトレードオフ、その統計的な事実は、
問題の根本に違いがないことを示しています。
依存症も、精神科の他の病気も。
誰からどんなクスリ買ったか? が違うだけで。
それが社会の問題にせよ
各個人の問題にせよ。
「誰か」とか「ある業界」だけを悪者にして、片付く問題ではないということです。
需要のないところにビジネスは成立しませんから。